壊れたPCが直ったので更新再開。
新品買おうかと思いましたが世界的半導体不足で高そうだったのでやめました。
今期のアニメはまだあまり見れていないので、
溜まった話数を一気に消化していきたいところです。
●映画トロピカル~ジュ!プリキュア 雪のプリンセスと奇跡の指輪!
脚本が久々の成田良美だったので。
大体プリキュア5の映画ばかりリピートしてるので、
何か感じられるポイントがあればなと思っての鑑賞でした。
以下ネタバレ感想。
最近プリキュア5を見返しているので、
なんか出た!にクスリとし、
ケッテーイ!が後に続きそうなセリフにやきもきさせられる、
キモイオタクそのものな感じで見ていました。
妖精たち関連で別の国に行くはプリキュア映画でよくありますが、
倒されるべき敵が不在というか、
明確な悪役というような悪が敵がじゃないのが気になったかな。
本来だったら来訪先のプリンセスが操られていてそれをプリキュアが助ける、
という形ではなく、石に操られているように見えて、
ちゃんと己の意思で悪をはたらいているのが気になったかなと。
今回はコロナ禍の影響かミラクルライトの演出がなく、プリキュアを観客が助けるという戦法を取れないというのが新鮮だったな。プリキュアに力を与えられなくするとはコロナ恐るべしだなぁと思いましたが、それが逆にプリキュア史的には新鮮かなと。昨年はどうだったんでしょう。
ミラクルライトの演出が入った映画の脚本から無しバージョンへの作品へ変わったことにより、通常の作品であれば力を分け与えていただろう異世界の住人が消滅していることに動揺を隠せませんでした。
今回は話の芯がプリンセス同士の話で、ハピネスチャージから続く成田流プリンセスの扱いについての話になったのかな。またハートキャッチの出演により心の花要素が加わったことで、花の意味合いが強まってるのも印象的でした。5gogoが薔薇の話だったので、まったく関係ないプリキュア5勢の背中を映画で幻視してしまう感じでもあり。登場する花の意味合いが希望だったので、大いなる希望の力といえばキュアドリーム!みたいなね。そういうオタク心をくすぐられる作品だったかな。
だからか卵が先かニワトリが先かじゃないですが、この話の後に5gogoに続くなら話として綺麗かなとも感じてしまったかな。国を亡くしてしまったプリンセスの絶望の話から、国を守るためにキュアドリームに力を託すショコラ姫に繋がると綺麗に見えるかなと。要はミラクルライトのある世界からない世界へ行くよりは、ない世界からある世界へバトンが繋がる方が美しいと思えたからですが、それだけ現実が動いたということなんだなというのが伝わってくるようでした。ハートキャッチ勢がいるならミラクルライトはある世界だろ!というのもわかるんですが、まあそこは成田脚本世界繋がりということで。
個人的に映画はなるべく本作のキャラ中心で行ってほしかった気持ちが強いですが、
やはりネタ切れ的なところもあるんでしょうかね。
ハートキャッチ勢の必殺技はなりを潜めていた感じですが、
最後はちゃんと巨大女神が大暴れしてくれて良かったです。
キュアマリンで話が動かしやすいのはわかる感じですが、
成田脚本的にはそこはやはり対抗馬という位置づけ(意識はしてるはず?)のハピネス勢だったのでは、
という気がしないでもない。
映画のTVシリーズの日常から映画の非日常へ、という構成は毎回親切だなと感じるかな。
特に5gogoは超親切設計なのでTV見てなくても映画だけで美味しく見れるのでおススメです。
基本的に自分のプリキュア観は5gogoの映画『映画 Yes!プリキュア5GoGo! お菓子の国のハッピーバースディ♪』で止まっているので、というかお菓子の国が傑作すぎて他作品を見る意欲が出なかった、という感じですが今回は助けたい人も実は消えていて、あるのは意志だけ、という形で無形のものを残すのに歌というのがちょっと染みる感じでもあったかな。ハピネスチャージでは人形の国が噓の国でしたがキャラクターはきちんと存在し続けていたので、今回はまた更に先に行ったなという感じが新鮮でした。
あと本来であれば主役であろうキュアサマーがあまり前に出なかったですが、
敵プリンセスを前にした際にローラを掴むあたりはイケメン度が高い背中でグッときたかな。やはり雪を制するのは熱みたいな。
プリキュアは詳しい方がいるので別に熱心に見る必要はないかなと敬遠ぎみでしたが、
やはり自分の中のプリキュア観を育てないとこういうときに全然作品を読み解けなくなるなと感じたので、
もっとプリキュアを好き勝手に語るべきだなと痛感させれました。
というか詳しい方がいるからと思ったらあまりプリキュアに関する感想記事が見つけられずイラついてきた、というのが本当かな。もっとみんな好きなプリキュアを語りましょう。
プリキュアの話はまた年末にする予定です。
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