アバン。
集中治療室に入ってる赤ちゃん。
このレイアウトでやろうというところがなかなかカロリー高そう。
あまり意識してなかったけど、
物の質感やディテールに結構凝った作品だったのでは思えてきた。
壁が出してくる司令のプレートの金属の質感やSEもそれっぽいですしね。
治療するのに手を入れる箇所の透明なケースによる見える色合いの変化とか、
命を助けるんだっていう部屋の説得力のある絵で良かったな。
母の祈り。
真正面からというよりは部分的な箇所を切り取ったレイアウトが多いですが、
長回しで見せて1カットで変化を印象づけたり、
星の動きがわかるほどの長い長い祈りの時を印象づけていてグッときたな。
これで作中では亡くなってるのだからまたインパクトのあるところ。
森から出てこないお姫様を待つようなイメージ、だったのかな。
麗華がいるバスとはさほど離れていない、
このすぐ近くが駐車場だったりするんでしょうが、
その距離に触れないことで麗華との距離感を意識させられる感じ。
絵的にもファンタスティックで、
単純な話に含みをもたせる感じがグッときますね。
主観で。
なんか水着をこうも悪者的に見せているので、
なんだか悪いことさせてるようなという気分になるので、
だんだん麗華が洗脳されてるように思えてきた。
まあ壁からの司令という形で全てを強制されているのでそうとも言える。
ただ壁は乗り越えるべき試練を提示する役割があって、
キャラクターたちの救いの道を提示しているという、
免罪符的な意味があるので、
これが麗華の救いへ繋がるんだという形で進めている感。
まあ実際は救いではないんだろうけど。
こういう子と結婚したい、ではなく、
父との二人暮らしの中で見せる様々な顔に生活感があって良いなと。
家計簿のディテールも生活の苦しさを感じさせますし。
そういう客観の中から手紙へと見せていくPANが、
客観的にそこが抜け道だという提示していくような感じで気になった。
着替えてジャージを脱ぎ捨て水着姿を披露。
ここのカット割りも躍動感があっていいですね。
ちょっとやけになってる感じもグッとくる。
あかねの渡したサイコロの目は2。
偶数だったわけですが、2という数字は自分と誰か、
人間関係の基本の数という感じもするので、
そういうポイントからなのかな。
確定的に明らかでない乙女心もこれまたヨシという感。
これがAフレームですか、わかります(津田健次郎風に)。
今回のコンテ・演出は橘紗央莉さん、まだ若手の方なんですかね。
調べてたら第6回メディア・ユニバーサルデザインコンペティション で優秀賞取られた方と同じ名前ですね。
原画の方多い。
個別EDはヒロアカ3期監督の向井雅浩さん。
制服はだけた感じと細かな差異、
髪の色から連想される炎が印象的だったな。
マネージャーがデレマス的な強面の人だし、
影響受けてるなぁという感あるので高雄さん、
または短編の若林さんとあとキャラデの堀口さんこないかなぁ、
と思いながら見てますけど、
3話とか各話も結構楽しく見れてますしOPとかの話もしたいかな。
今のところ今作でだいぶキャラ好きになってる気がします。
書き忘れたので追記。
22/7、全部秋元と周囲の大人が悪いっていう形で話作ってる感がある。
娘の無償の愛を前提にされてる印象みたいな。
今回の話の絵面的には娘が家を出るときも父は寝たまんまだし、
壁の司令もまたよく意図はわからないし。
グループに迷惑をかけたくない、みたいな話の作り方もあまり好きじゃない。
ただアイドルを続けるバックボーンは暗いもの、
という扱い方を強調していない点は良いかもしれない。
色々悩んでみてしまうところです。
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