●ノーゲーム・ノーライフ ゼロ
原作未読。
TVシリーズが好きだったのでどんな作品になるか楽しみでした。
本編より過去の話ということで原作でそういう展開があるのは知っていたのですが、
どういう内容かまでは知らなかったので見れて良かったです。
TVシリーズから色褪せず、パワーアップしてる画面が嬉しかったですね。
以下ネタバレ感想。
個人的にまずホッとさせられたのはこの世界の神、ゲームの神のセトの存在でしょうか。
ゲーム以外に興味を示さないセトがなぜ唯一神の座につけたのか、
というのがセトが物語を語る前提にあるのでしょうが、
そのセトが感傷的にならずにキャラクターたちと接しているのがまず良かったかなと。
釘宮理恵の明るさのなせるところでもあるんでしょうか。
含むところを感じさせないところにグッとくる感じでした。
空白の前世かはたまたただのソックリさんかという過去の2人、リクとシュヴィが主人公で、
白に似てる方のは機械兵器で心について調査しているという格好で空に似ている方に接触しますが、
描写的に既にシュヴィがリクに接触したときに、
シュヴィは既に自我に目覚めていたという雰囲気だったのがまず引っかかったかな。
既に心を持っていたからこそ、または目覚めたからこそ少年から目が離せなくなっていた、
という風に見えたので。
割とだいぶ忘れてしまいましたが特に印象的だったのがジブリールとシュヴィのバトル。
リクの仕掛けたゲームに則ってシュヴィが動きますが、
それをまさかジブリールが邪魔するとは、という本編からしたら意外な感じで楽しかったですね。
考えられる展開でもあったので、立場が違えばこうなるというのを見せられて面白いという感じというか。
敗色を悟ったシュヴィが連絡を断っていた他の機械兵器に連絡を取る一連は特に目を引かれたな。
心について調査していたシュヴィを一旦は遠ざけるも、
興味深い存在だとシュヴィとデータリンクすることで機械兵器群全てがシュヴィと同じ思いを宿す、
という展開はシュヴィが死しても所詮は機械、物だと割り切れる部分を残しつつも、
心を宿した個であったことをシュヴィの願いとともに強く描いていて切ない気分にさせられます。
また今作はリクとシュヴィの関係を指輪を通じて描写しているのも印象的で。
心とは何か、という問いに答えている部分のようでまたグッと来る部分だったかなと。
またシュヴィと機械兵器とのやり取り自体も新鮮で。
シュヴィが通信をした相手のデザインが印象的というのがまず第一だったかなぁ、と。
機械兵器の司令が石像のような巨大さを持つのと、
顔をアンテナにして通信しているのが印象的かなと。
データリンクが消えかかったりとか通信が途絶えてしまってもうダメなのか、
みたいな絶望感を出しつつもちゃんとリンクできていたとか、
話を盛り上げるのにこの通信の描写が一役買ってるのが気になるというか。
なんというか心という質量を持たないものをデータであったり通信であったりで、
何かしらの量を持つもの、大きさを含むもののように描写しているように思えたのが印象的というか。
わざわざ通信してますよ、みたいな光線を描いているところなんかは特にそう思えたかな。
見終わった後に原作を読んでみたら、データリンクの時間がかかりすぎていることに対して、
シュヴィがそのデータの重さ、心の重さについて触れていたので、
そういうものを映像的に出来るだけ落とし込んだ結果なのかもしれないなと思えたり。
司令のデザインが石像っぽいのもそういう面にアプローチするためのかなぁとも。
心を宿した機械人形というのは結構ありふれたテーマだと思いますが、
夫婦という関係を指輪を通じて描くことで新鮮な作品に映ったのが今作だったのかなという感。
個人的にこの流れでぜひ2期とかもやって欲しいんですがどうなるか。
このシリーズはスタッフに恵まれた幸運な作品の1つだと思うのでぜひ続いてほしいというか。
ライトノベルの作品は大作めいていても、大人気でも、
なかなか望むようなアニメ化がされないような気がしているので、
続けられるなら続いて欲しいところです。
●劇場版 生徒会役員共
連載開始時から読んでますけど、まさか今作が映画になるとは夢にも思って無くて、
世の中わからないなと思えたり。
劇場版になってもTVシリーズと同じような構成は変わらずだったので、
OADとかじゃダメだったのかな、と思わず首を傾げてしまう感じだった。
●魔法少女リリカルなのは reflection
久々のなのは。
全く情報を仕入れていなかったので、前後編だというのも知らず、
見終わった後はちょっとポカーンとしてしまったな。
以下ネタバレ感想。
キャラデザも監督も変わって見せ方もだいぶ変わったような印象を受けたかな。
引きの描写も多くてなのはが主人公としてあまり触れられず、
序盤はその他大勢でとりあえず事件を解決するものの1人みたいな描写になっていて、
なのはの活躍を見たいと思ってるとちょっと出鼻をくじかれる感じだった。
デバイスとのやり取りが今作の味の1つだけど、
それも敵側がデバイスとやり取りしないせいか、なのはとレイジングハート以外は目立った描写がなく、
またデバイス自体が主役になるようなカットもあまりなく、
従来のなのはを見る感覚で本作を見るとまた違った感覚に襲われて、
色々と大丈夫なのだろうかという不安がよぎる。
なのはたちをコピーしたかのようなキャラクターの存在も、
メインキャラ3人の矮小化に拍車をかけている面があるようにも思える。
そういう中でなのはの誰かを助けたい、そのために戦う、
という気持ちを最後のシーンで印象づけていて、なのはがなぜ主人公なのか、
というのを改めて示したのが今作だったという感じだったかな。
なのはに関しては言いたいことが凄くいっぱいあったときがしたけど、
またこれもだいぶ忘れてしまったので、また見直した時に書きたかったら書こうかな。
なのは熱が出てきたので、旧作にもちょっと触れたい気も。
原作未読。
TVシリーズが好きだったのでどんな作品になるか楽しみでした。
本編より過去の話ということで原作でそういう展開があるのは知っていたのですが、
どういう内容かまでは知らなかったので見れて良かったです。
TVシリーズから色褪せず、パワーアップしてる画面が嬉しかったですね。
以下ネタバレ感想。
個人的にまずホッとさせられたのはこの世界の神、ゲームの神のセトの存在でしょうか。
ゲーム以外に興味を示さないセトがなぜ唯一神の座につけたのか、
というのがセトが物語を語る前提にあるのでしょうが、
そのセトが感傷的にならずにキャラクターたちと接しているのがまず良かったかなと。
釘宮理恵の明るさのなせるところでもあるんでしょうか。
含むところを感じさせないところにグッとくる感じでした。
空白の前世かはたまたただのソックリさんかという過去の2人、リクとシュヴィが主人公で、
白に似てる方のは機械兵器で心について調査しているという格好で空に似ている方に接触しますが、
描写的に既にシュヴィがリクに接触したときに、
シュヴィは既に自我に目覚めていたという雰囲気だったのがまず引っかかったかな。
既に心を持っていたからこそ、または目覚めたからこそ少年から目が離せなくなっていた、
という風に見えたので。
割とだいぶ忘れてしまいましたが特に印象的だったのがジブリールとシュヴィのバトル。
リクの仕掛けたゲームに則ってシュヴィが動きますが、
それをまさかジブリールが邪魔するとは、という本編からしたら意外な感じで楽しかったですね。
考えられる展開でもあったので、立場が違えばこうなるというのを見せられて面白いという感じというか。
敗色を悟ったシュヴィが連絡を断っていた他の機械兵器に連絡を取る一連は特に目を引かれたな。
心について調査していたシュヴィを一旦は遠ざけるも、
興味深い存在だとシュヴィとデータリンクすることで機械兵器群全てがシュヴィと同じ思いを宿す、
という展開はシュヴィが死しても所詮は機械、物だと割り切れる部分を残しつつも、
心を宿した個であったことをシュヴィの願いとともに強く描いていて切ない気分にさせられます。
また今作はリクとシュヴィの関係を指輪を通じて描写しているのも印象的で。
心とは何か、という問いに答えている部分のようでまたグッと来る部分だったかなと。
またシュヴィと機械兵器とのやり取り自体も新鮮で。
シュヴィが通信をした相手のデザインが印象的というのがまず第一だったかなぁ、と。
機械兵器の司令が石像のような巨大さを持つのと、
顔をアンテナにして通信しているのが印象的かなと。
データリンクが消えかかったりとか通信が途絶えてしまってもうダメなのか、
みたいな絶望感を出しつつもちゃんとリンクできていたとか、
話を盛り上げるのにこの通信の描写が一役買ってるのが気になるというか。
なんというか心という質量を持たないものをデータであったり通信であったりで、
何かしらの量を持つもの、大きさを含むもののように描写しているように思えたのが印象的というか。
わざわざ通信してますよ、みたいな光線を描いているところなんかは特にそう思えたかな。
見終わった後に原作を読んでみたら、データリンクの時間がかかりすぎていることに対して、
シュヴィがそのデータの重さ、心の重さについて触れていたので、
そういうものを映像的に出来るだけ落とし込んだ結果なのかもしれないなと思えたり。
司令のデザインが石像っぽいのもそういう面にアプローチするためのかなぁとも。
心を宿した機械人形というのは結構ありふれたテーマだと思いますが、
夫婦という関係を指輪を通じて描くことで新鮮な作品に映ったのが今作だったのかなという感。
個人的にこの流れでぜひ2期とかもやって欲しいんですがどうなるか。
このシリーズはスタッフに恵まれた幸運な作品の1つだと思うのでぜひ続いてほしいというか。
ライトノベルの作品は大作めいていても、大人気でも、
なかなか望むようなアニメ化がされないような気がしているので、
続けられるなら続いて欲しいところです。
●劇場版 生徒会役員共
連載開始時から読んでますけど、まさか今作が映画になるとは夢にも思って無くて、
世の中わからないなと思えたり。
劇場版になってもTVシリーズと同じような構成は変わらずだったので、
OADとかじゃダメだったのかな、と思わず首を傾げてしまう感じだった。
●魔法少女リリカルなのは reflection
久々のなのは。
全く情報を仕入れていなかったので、前後編だというのも知らず、
見終わった後はちょっとポカーンとしてしまったな。
以下ネタバレ感想。
キャラデザも監督も変わって見せ方もだいぶ変わったような印象を受けたかな。
引きの描写も多くてなのはが主人公としてあまり触れられず、
序盤はその他大勢でとりあえず事件を解決するものの1人みたいな描写になっていて、
なのはの活躍を見たいと思ってるとちょっと出鼻をくじかれる感じだった。
デバイスとのやり取りが今作の味の1つだけど、
それも敵側がデバイスとやり取りしないせいか、なのはとレイジングハート以外は目立った描写がなく、
またデバイス自体が主役になるようなカットもあまりなく、
従来のなのはを見る感覚で本作を見るとまた違った感覚に襲われて、
色々と大丈夫なのだろうかという不安がよぎる。
なのはたちをコピーしたかのようなキャラクターの存在も、
メインキャラ3人の矮小化に拍車をかけている面があるようにも思える。
そういう中でなのはの誰かを助けたい、そのために戦う、
という気持ちを最後のシーンで印象づけていて、なのはがなぜ主人公なのか、
というのを改めて示したのが今作だったという感じだったかな。
なのはに関しては言いたいことが凄くいっぱいあったときがしたけど、
またこれもだいぶ忘れてしまったので、また見直した時に書きたかったら書こうかな。
なのは熱が出てきたので、旧作にもちょっと触れたい気も。
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