今回は学校でよくある『友達を通さないと話ができない人との付き合い』ですか。
そういうちょっと身近にあるようなところがニヤッとさせられます。
まなびがいないことによって気まずい2人の話。まなびの重要性をというのを暗に示してますね。
まなびを意図的に出さないことでの2人の成長というのもやりたかったんでしょう。
雨がみかんの心情をあらわしているのは古典的な感じがしましたが、やっぱり面白いです。
BパートはAパートを踏まえて2人が友情を紡ぐ感じ。
このアニメ、オサレ感がいつもするんだけど、それがあまりいやらしく感じません。
キャラクターがそういうのを感じさせないというのもあるのかもしれませんが、
丁寧な芝居や古典的なことがしっかり積みかねられてるのがいいんじゃないかと思います。
オサレというのは『ただのカッコ付け』ということだと捉えてるんだけど、
まなびはかっこつけるための基盤がしっかりしているのがいいんじゃないかと。
BGMもよく考えられると思う。BGMだけのシーンでリズムカルな曲を持ってくるのはうまい。
作品の持つテンポを崩さずにそのままのテンションを維持してる感じがいい。
『カン』という効果音がよく使われますが、アレも何度も使えばリズムになる。
そうしたリズムカルな調子の音楽と構図が作品のテンションをうまく保ててる要因かな。
ノリやカッコつけだけではなく、計算されたエンタメとした上で丁寧に作る。
コレがまなびの持ついい部分だと思います。だからオサレが生きてくると、そう思うんですよね。
ダンスと同じようなものです。
超演出やオサレがなくても通じる、その上でのブレンドというかね。
オサレはあくまで地味になりがちな内容を明るくする材料という位置づけなんじゃないかなぁ。
今回カレンダーのところがありましたけど、脚本家の色なんでしょうか。
フタコイでもありましたよね。カレンダーを使った仕掛け。というか時間を使った仕掛け。
一緒の時間を過ごすというのはやっぱ好き。
そんで言わなくても通じ合うものがあるという空間的な演出は惹かれるものがあります。
そんな色が感じられて好き。
ああ、ホント、なんて気分のいいアニメなんだろ。動かそうとするところも好感持てるわー。
EDのクレイアニメも癒される~。今期のオススメ。
>009-1は結構製作状況厳しめ
そういえば見ていてそんな印象がありましたね。
まなびがどれくらい余裕を持って作ってるのかちょっと気になります。
コレで終盤詰まった、というのも残念ですし、どうなるでしょうかねぇ。
ちなみに、009-1は結構製作状況厳しめだったらしいですよ、特に終盤は。
小船井充さんは以前の記事で挙がったんで、まなび見てから結構気になってます。夕穂貞古さんですが、よくわからんです。PNというのは聞いたことないような?もしそうならフタコイOPでクレジットされていない~、という方なのかもしれませんが。いや、やっぱりわかりません。
「まなび」はここまでほとんど同じ原画メンバーで回していて、なおかつ作画くずれもあまりないというとコヨーテ以前から作ってたんでしょうかねぇ。だからコヨーテはあんなことになったのか(笑)
それはさておき、高橋タクロヲさんがいるので演出・レイアウト面でかなりGAINAXの香りがしますね。作画的にはここまで5話中4話も出ている小船井充さんの良作画が目立ちます。
最後に、このOPの原画にいる「夕穂貞古」さんって誰かのPNでしたっけ?フタコイオルタナティブにもいましたけど・・・