すごく気持ちの良い回だった。
ケレン味溢れるこの作品で珍しく落ち着いた雰囲気作り、シモン復活のアニキ譲りの必殺技バンクに吉成爆発とすごくバランスとの取れた話で後味すっきりな気持ちよさ。8話は凄すぎ&ラストの衝撃(色んな意味で)があって落ち着かなかったけど、それらもすっきりさせる気持ち良さがあった。
脚本:佐伯昭志 絵コンテ:本多康之 演出:森宮崇佳 作画監督:西山忍
今回の話はニアとシモンの話。Aパートはシモンたちを影の中に落とすようなカットが多かった。というかほとんど全部影を付きだった。特にシモンは画面の端の方に寄せられていて、いじけ具合なんかを上手くだせていたと思う。煙が白でシモンたちを影に落としてるところとか狙ってないとやれないよなぁ。パッと見たときキャラクターがどこにいるのかわかりづらいのは良いのか悪いのかわかりませんが、演出としては面白いと個人的には思います。あとリーダー気取りのキタンをちょっとうざったく、頼りない馬鹿みたいに描いてるところも後のシモンリーダーへの伏線ですよね。話の構成が良いと思いました。
ニア回想パート:劇団イヌカレー
ニアの回想は思いのほか短かったですね。人形を意識しての演出なんでしょうか。こういう演出をどういう風に言えばいいのかまだよくわからないなぁ。勉強不足感が否めませんね。人形のように扱われていたニア、Bパートのグアームとのやり取りもニアを人形として扱おうとしてるグアームが回想のときの螺旋王の描写と繋がってきてるっぽいのはやはり人形としかみられないニアの負の部分に肉迫した演出なんでしょうね。バックが光っていてもニア自身に光が無い、というのは含むところのある描写だと思いました。これはAパートから続いてるニアとシモンの描写と繋がってますね。2人は心の地下に闇にいるという描写。ニアに光を当ててるのは信じるものが背景にあるというのがあるのかもしれません。
この話はタイトルに根ざしてる演出がされてるのが気持ちいい。『天元突破』というのはいいタイトルだなぁ、と今更ながらに思います。復活したシモンがニアを抱えて空に飛び出すところは1話と同じく『天元突破』してますよね。こういう構成がうれしくて溜まりません。背景も綺麗で心地よいカットでした。ラガンが完全静止してるのが勿体無いかなぁ。この後の復活したシモンの名乗りがダサカッコイイとか、合体した際のロシュウの扱い酷くない?とか、みんなシモンに見とれすぎだろとか、つーかシモンのポーズ!とか、色々ツッコミたいところもあるけど、シモン名乗りからのアクションがまた良かった。
そしてすしおさんの必殺技バンクにこの爆発ですよ!もう最高です。
最初の十字爆発が印象的だなぁ。その辺り、やっぱ作品的沿った爆発のさせ方してる気がします。
アニキが使った技を使わせてる辺りが上手いなぁ。
戦闘後に墓を作るところの描写で、顔に影を入れまくりだったシモンたちにこれでもかと光を当ててるのが個人的に印象的でした。まあ、名乗りの部分見てるとシモン自体から光が出てるようになってるのでその辺りからの余韻という気がしますが。夕日の中に揺れるニアの髪の動きが印象的です。シモンがニアにあげた石はまた何かの伏線なんでしょうね。冒頭のアニキ像に囲まれる2人とは対照的だなぁと思いました。夕日の中のやり取りも綺麗で最後まで楽しめました。
シモンの復活がイマイチ繋がってこないというのはあるかもしれないけど、アニキ像を作ったりしながら自分の闇を深めたり、脱出の際の穴掘りで自信を取り戻したのか、はたまたニア効果か、色々解釈できると思います。掘っていくことで何かを掴む子だということを前からだしていたので、自分の闇を掘り進めるうちに自分の道を見い出したとか解釈は色々あるかなぁ、と。掘っていけば、いずれ反対側に突き抜けるという解釈も面白い。『天元突破』がやっぱキーワードかなぁ。まあ、こじ付けになっちゃうのが残念と言えば残念なんですが。もう少し間を大事に扱ってほしかったかもとか不満は少しありましたが、1話以来の心地よさなんでALL OKという感じ。次回はまたギャグ回というかそういうものらしい。なんだかんだで期待。
ケレン味溢れるこの作品で珍しく落ち着いた雰囲気作り、シモン復活のアニキ譲りの必殺技バンクに吉成爆発とすごくバランスとの取れた話で後味すっきりな気持ちよさ。8話は凄すぎ&ラストの衝撃(色んな意味で)があって落ち着かなかったけど、それらもすっきりさせる気持ち良さがあった。
脚本:佐伯昭志 絵コンテ:本多康之 演出:森宮崇佳 作画監督:西山忍
今回の話はニアとシモンの話。Aパートはシモンたちを影の中に落とすようなカットが多かった。というかほとんど全部影を付きだった。特にシモンは画面の端の方に寄せられていて、いじけ具合なんかを上手くだせていたと思う。煙が白でシモンたちを影に落としてるところとか狙ってないとやれないよなぁ。パッと見たときキャラクターがどこにいるのかわかりづらいのは良いのか悪いのかわかりませんが、演出としては面白いと個人的には思います。あとリーダー気取りのキタンをちょっとうざったく、頼りない馬鹿みたいに描いてるところも後のシモンリーダーへの伏線ですよね。話の構成が良いと思いました。
ニア回想パート:劇団イヌカレー
ニアの回想は思いのほか短かったですね。人形を意識しての演出なんでしょうか。こういう演出をどういう風に言えばいいのかまだよくわからないなぁ。勉強不足感が否めませんね。人形のように扱われていたニア、Bパートのグアームとのやり取りもニアを人形として扱おうとしてるグアームが回想のときの螺旋王の描写と繋がってきてるっぽいのはやはり人形としかみられないニアの負の部分に肉迫した演出なんでしょうね。バックが光っていてもニア自身に光が無い、というのは含むところのある描写だと思いました。これはAパートから続いてるニアとシモンの描写と繋がってますね。2人は心の地下に闇にいるという描写。ニアに光を当ててるのは信じるものが背景にあるというのがあるのかもしれません。
この話はタイトルに根ざしてる演出がされてるのが気持ちいい。『天元突破』というのはいいタイトルだなぁ、と今更ながらに思います。復活したシモンがニアを抱えて空に飛び出すところは1話と同じく『天元突破』してますよね。こういう構成がうれしくて溜まりません。背景も綺麗で心地よいカットでした。ラガンが完全静止してるのが勿体無いかなぁ。この後の復活したシモンの名乗りがダサカッコイイとか、合体した際のロシュウの扱い酷くない?とか、みんなシモンに見とれすぎだろとか、つーかシモンのポーズ!とか、色々ツッコミたいところもあるけど、シモン名乗りからのアクションがまた良かった。
そしてすしおさんの必殺技バンクにこの爆発ですよ!もう最高です。
最初の十字爆発が印象的だなぁ。その辺り、やっぱ作品的沿った爆発のさせ方してる気がします。
アニキが使った技を使わせてる辺りが上手いなぁ。
戦闘後に墓を作るところの描写で、顔に影を入れまくりだったシモンたちにこれでもかと光を当ててるのが個人的に印象的でした。まあ、名乗りの部分見てるとシモン自体から光が出てるようになってるのでその辺りからの余韻という気がしますが。夕日の中に揺れるニアの髪の動きが印象的です。シモンがニアにあげた石はまた何かの伏線なんでしょうね。冒頭のアニキ像に囲まれる2人とは対照的だなぁと思いました。夕日の中のやり取りも綺麗で最後まで楽しめました。
シモンの復活がイマイチ繋がってこないというのはあるかもしれないけど、アニキ像を作ったりしながら自分の闇を深めたり、脱出の際の穴掘りで自信を取り戻したのか、はたまたニア効果か、色々解釈できると思います。掘っていくことで何かを掴む子だということを前からだしていたので、自分の闇を掘り進めるうちに自分の道を見い出したとか解釈は色々あるかなぁ、と。掘っていけば、いずれ反対側に突き抜けるという解釈も面白い。『天元突破』がやっぱキーワードかなぁ。まあ、こじ付けになっちゃうのが残念と言えば残念なんですが。もう少し間を大事に扱ってほしかったかもとか不満は少しありましたが、1話以来の心地よさなんでALL OKという感じ。次回はまたギャグ回というかそういうものらしい。なんだかんだで期待。
シモン名乗りの後のアクションから吉成さんですかね?かなり上手かったです。
最後のニアの髪の毛はもうエフェクトになってましたねwなびかせたらああなるのか・・・
敵が吹っ飛ばされるあたりも吉成さんっぽいエフェクトでしたし。
今回で吉成爆発を見せる辺り、監督の意図するものがあるように思います。