TVシリーズがとても好みな作風だったので久しぶりの新作が凄く楽しみでした。
今作は6月に出た最新刊より未来の話ということで知らないキャラもいたりしましたが、
基本的にTVでメインだったキャラが活躍してるので凄く面白かったです。
阿部望さん等シリーズ通して活躍された方のアクションが色んな所で見られたり、
変形、変身シーンがかっこ良く仕上がっていてまた良かったです。
劇場特典のBDに同梱されてるブックレットには載ってる原画が誰のものか全て記載されているので、
そこもちょっと新鮮な気がしたかなぁと。
パンフに載ってた愛敬さんのパートや阿部望さんのアクションパート、
あと鈴木さんのラストとかがチラッとでも見れたのも少し嬉しかったかも。
以下ネタバレ感想。
話としてはお祭り映画らしく新キャラが出てトラブルになってオールスターでそれを解決して終わり、
という王道的なものでしたが、個人的に気になるのは眠り姫っていうモチーフを使ってる点。
同じサンライズ制作のいばらの王が眠り姫をモチーフにした作風をより強く打ち出していたので、
原作者描き下ろしとはいえ、今作でもオリジナルの話として眠り姫の要素が強いのが気になるなぁと。
話としてはいばらの王のように眠り姫を意識させるような強い要素は盛り込んでませんが、
バースト世界へのリンクが切れるところで茨のようなものが世界を包んでいく光景が印象的で、
ビジュアル面での茨の印象が強い作風だったと思います。
新キャラの飛ぶことに掛けていたっていうキャラの話からシルバー・クロウ、
加速世界の話に繋げていってますが、
冒頭のところでその飛ぶことへの気概を感じさせてくれる絵になっていたのが個人的には良かったなと。
後半の湿っぽい語りが目立ちますが、本来の彼女の姿が見られることで、
救われて欲しいキャラのように見られるのが良かったというか。
最後のEDの入り方から何からアクセル・ワールドという作品らしく楽しかったです。
季節感を合わせた舞台の月日なんかも嬉しく、
クリスマスツリーアバターの変形だとかかっこ良くもコミカルなシーンも楽しかったですね。
キャラ的に改めて見る黒雪姫が結構可愛かったのと、
アバターだとスカーレット・レインの変形やスカイ・レイカーのアクションが良かったです。
特にスカイ・レイカーのシーンを見てBD買っとくかと思わされたので特にグッと来たなと。
最初の巫女アバターのキャラとのコンビネーションの戦闘や、
終盤の急加速からのアクションなど、
TVシリーズで車いすに座っていただけのキャラとは思えない活躍ぶりで楽しかったです。
TV最終話の羽を取り戻したシルバー・クロウのアクションバリにテンション上がりました。
冒頭のタイトル前でそこでハルユキたち出すのかとか、
いきなりギャグか本気かよくわからない繋がり方だったがやや気になる感じだったかな。
割りとギャグ要素のある緩いアバターアクションなんかは新鮮でしたが。
個人的には同時期にサンライズでやってた境界線上のホライゾンと合わせて、
TVシリーズでの続編を首を長くして待ってる作品なので、
今作をきっかけに続編が出るのを期待してるんですが、どうなるか。
吉報を待ちたいところです。
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