hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

都営浅草線

2014-04-02 06:37:33 | 日記

鉄道シリーズ その55。東京の地下鉄を取り上げてきたが、東京メトロばかりでなく、都営地下鉄も調べてみた。まずは毎日お世話になっている都営浅草線。これは1920年に東京市告知2号として整備すべきとした5路線の中にも1号線として記載されたもので、1956年の都市交通審議会の答申でも押上~品川が1号として指定された。営団(現、東京メトロ)だけでは建設が追いつかないとした東京都の主張により、都の参入が認められ、1956年8月に建設開始したもの。そのため、一昔前は都営線というと都営浅草線のことを指していた時代もある。

1960年12月押上~浅草橋開業が始まり、次いで1962年5月浅草橋~東日本橋、9月東日本橋~人形町、1963年2月人形町~東銀座、12月新橋~東銀座、1964年10月新橋~大門、1968年6月大門~泉岳寺、11月泉岳寺~西馬込と建設が進み、1968年6月に京浜急行が建設した泉岳寺~品川も開業、当初東京オリンピックに間に合わせて工事をしたが、土壌が柔らかく難工事が続き、人形町付近では工事関係者が1人亡くなる事故などあったため、結果、全線開通はオリンピックには間に合わなかった。

この地下鉄は初めから京浜急行・京成との乗入れを前提に作られたもので、前に私鉄との相互乗り入れを取り上げたブログにも書いたが、品川方面は京浜急行線三崎口・羽田空港まで、押上方面は京成本線成田空港、成田空港線成田空港、北総鉄道印旛日本医大、芝山鉄道芝山千代田とかなりバリエーションに富んだ行き先がある。


加えてエアポート快特は押上~浅草~東日本橋~日本橋~新橋~大門~三田~泉岳寺~品川と地下鉄区間も快速運転をするので要注意である。なお、この快速運転で押上~品川で快特は20分、普通は24分、この違いを早いと見るか、大した差ではないと見るかはそれぞれである。


さらに複雑化しているのは電車の等級である。北行(主に京成乗入れ)は普通、快速、通勤特急、アクセス特急、快特、エアポート快特の6種類、南行(主に京浜急行乗入れ)は普通、快速、急行、快特、エアポート快特の5種類があり、エアポート快特以外は地下鉄内は全て止まるが、よく知らない人には不安にさせる複雑な仕組みである。
今後、オリンピック開催に当たり羽田・成田の国際空港を結ぶ大切な足と考えるのならば、もう少し単純化して初めて訪問した人にも分かりやすい表記や等級の統一化などをすべきと考えるのは小生だけであろうか。