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切手シリーズ その19。サクラが満開となっているのを見て日本人が大好きなサクラがいかに切手の図案になっているかを調べてみた。
まずは普通切手編から、1871年4月20日に日本初の切手が発行されたが、このシリーズが竜切手。初めは文単位だったが、1872年4月に銭単位となった。これに次いで1872年には次のシリーズ、桜切手が発行され、1876年頃まで使われていた。
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桜切手とは四隅に桜が描かれたが、この間に印刷技術が向上、紙も和紙から洋紙になり、小さなカナが入れられ不正を防いだため、種類も多く、収集家も多い。
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また、初期では和紙の政府印刷の20銭や後期でも1875年の改色後の橙の6銭の『ヨ』のように未使用が発見されていないものも数種類あり、発見されれば億単位が出るだろう。
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その後はずっと時代が新しくなり、1940年2月に出された20銭切手は『富士と桜』の図案である。
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さらによく知られているのは1961年4月に発行された10円の『ソメイヨシノ』の赤い切手、この切手は当時の封書料金であったため、発行量も多く、バリエーションもコイル切手、切手帳ペーンなども出されている。その後、郵便料金値上げによりその座を1966年に菊の図案の15円切手に奪われる。
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しかし、1980年シリーズで50円切手で『ソメイヨシノ』の緑の切手が復活する。
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そして、久しぶりの料金値上げで2014年3月に消費税引き上げの対応として出された11枚のなかで葉書用の52円切手として『ソメイヨシノ』の薄緑の切手が今回発行された。
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つまり1961年~1966年までは封書(25gまで)がソメイヨシノ(赤)から15円菊→20円松→50円弥勒菩薩→50円ソメイヨシノ、葉書は5円オシドリ→7円金魚→10円ニホンジカ→20円松→30円椿→40円菜の花→40円バイ貝→41円ヒオウギ貝→41円オシドリ→50円メジロ→50円オシドリ→52円ソメイヨシノとやはりソメイヨシノは図案してよく使われている。
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