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古刹を巡る その8。たまには身近にと深大寺の話。江戸では深大寺は浅草寺に次ぐ古刹であることを知る人はあまり多くないのでは。
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この寺は調布市にあり、調布やつつじヶ丘、吉祥寺などからバスの便も多く、便利な武蔵野の残る名刹である。正式名称は天台宗別格本山浮岳山昌楽院深大寺といい、名前は水神の深沙大王に由来する。寺の沿革は733年に満功上人(まんくう)が法相宗の一宇を建てたのが起源、859年に天台宗に改宗、その後2回の火事に合い、今の本堂は大正に建てられたものである。
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元三大師が祀られている大師堂には元三大師像があるが、開帳がないとなかなかお目にかかれない。最近では5年前の2009年に25年ぶりの中開帳が行われ、小生もその有難いお姿や他にもなかなか拝めない仏像などを見ることができた。
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しかし、この寺が素晴らしいのはそれだけではない。なんと都内には他にない白鳳時代の金銅仏『銅造阿弥陀如来綺像』(重文)をガラス越しながらいつでも、しかも無料で見ることが出来る。この仏様はかつて新薬師寺にあり、1944年以来盗難にあって出てこない『香薬師像』にも似ていると言われている。
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さらに、深大寺の境内には大きな『なんじゃもんじゃ』の木や重文の梵鐘など名物も多くある。
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また、小さな石佛も多く、もちろん植物園や蕎麦屋もいいが、是非ゆっくり寺自体を見てもらいたいものである。特にこれからの季節が植物園にはサツキやバラ、藤の花なども咲き乱れ、是非訪れたい場所である。
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