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切手シリーズ その17。『切手の切手』について調べてみた。『切手の切手』とは新たな切手発行の際に以前発行した切手を図案とすることである。
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一番古いのは1946年12月発行の『郵便創業開始75年記念』である。4枚の切手が発行され、うち30銭は前にもブログで紹介した前島密の銅像の図案。50銭は『竜切手』の図案だが、それに50銭とかかれたもの。因みに竜切手には文単位は48文~500文、銭単位は半(2分の1)銭~5銭しかないのだが。
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次に『切手の切手』の図案が出されたのは1981年10月東京国際切手展を記念するものでこれも図案は『竜切手』、だだし、これは忠実に48~500文の図案になっている。この切手展は切手コレクターには当時一大イベントで期間中ずっとある切手商のブースでダイアナ妃の切手を売っていたことを思い出す。
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さらに1994年~96年まで6集で郵便切手の歩みシリーズが出されたが、第1集はやはり『竜切手』と前島密の図案。第2集は『小判切手』とキヨソネ、第3集は『明治銀婚』、これは初の記念切手。
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第4集は『芦ノ湖航空』、日本初の航空切手、第5集は『産業図案切手』。そして第6集は『切手趣味週間』、これはなかなか趣向が面白く、『月に雁』『見返り美人』が単色と多色刷で2枚ずつ4枚連刷になっている。
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さらに2007年10月民営会社発足記念切手の1枚にも6種の切手のうち、1枚が前島密、1枚が竜切手であった。
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それにしても『切手の切手』は全て竜切手が図案になっていることに驚くと共にその図案の良さを改めて感じた。
なお、蛇足ながら貨幣が記念切手になったのは2012年10月の2012IMF・世界銀行年次総会開催記念切手で10種類、和同開珎~二十円金貨まで10種の切手が発行されている。
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