『気まぐれ酒蔵散歩』その9。山梨県を訪れたが、有名な笹子トンネルの手前にある笹一酒造にお邪魔する。
山梨県といえばこの酒となかなか連想する銘柄がなく、ネットランキングでは春鶯囀、七賢、そして笹一の順だが、小生は七賢しか知らなかった。
甲州街道を大月方面から向かうと中央本線笹子駅の手前に工場と酒遊館という販売所があるのですぐわかる。(今日は工場は動いていない。)
酒遊館に入って驚くのは笹一酒造の製品の種類の多さ。日本酒は普通酒から本醸造、吟醸、大吟醸と全てある。富士山という名前の酒やアルミ缶に入っている辛口生原酒、金箔入りなど。
もちろんかなりの種類が試飲できるが、今日は車のため、残念ながら試飲できず、店の人の話だけで決めざるを得ない。色々勧めてくれたが、気に入ったのが『笹一山田錦』。酒米はどこ産ですかと聞くと、つい最近、大月市で栽培が成功した地元産のものとのこと。気にいって購入、4合瓶で60パーセント精白純米酒1600円、当たるといいが。
因みに焼酎も米からむぎ、酒粕など。ワインも白から赤、ロゼ、スパークリングまで。まあ、これだけやるのも大変だと正直感服した。
後日談だが、帰って飲んだこの酒は中々香りも良く、好み、ただ、少し濃すぎるような重さを感じた。
笹一酒造
大月市笹子町吉久保26
0554252111