hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

夾竹桃

2015-06-30 05:00:07 | 日記

夏が近づき、近所を歩いていると黄色くなり、熟した梅の実が落ちているのをよく見るようになった。

そして、鮮やかなピンクや白、黄色の夾竹桃が花が咲いている。夾竹桃(キョウチクトウ)の特徴はもともとインド原産の樹木だが、大気汚染など厳しい環境にも強いため、幹線道路の緑化や都市公園・工場などにも多く植えられている。その名前は中国で付けられたらしく、『竹』のような葉と『桃』のような花からきているらしい。

もう一つの特色は葉、茎、根、花、種全てが有毒であること。数年前にフランスでバーベキューの串代わりに夾竹桃の茎を使い、数人が中毒死するほどの強い毒を持つ。園芸の本には葉を切ったハサミの刃にも注意することや落ち葉を腐葉土にすることは回避した方が良いことなどと書かれている。一時は危険だと学校に植えた木を取り払おうという動きさえあったくらいだ。


しかし、そのために殆ど虫も付かず庭木には適しているようである。夾竹桃の花が咲き、葡萄の実がなり、百日紅が咲き始めると本格的な夏がもう目の前にやってくる。


なお、花言葉はやはり毒を持つからか『危険な愛』『用心』『油断大敵』である。