毎日、街を歩き回ると暇な日もあれば忙しい日もある。忙しい日に有難いのが駅ナカの食堂である。最近は上野や恵比寿のように立派なレストランを取り揃えているところも多いが、小生は駅のホームで立ち食い蕎麦をすするのが好きである。
駅のホームの立ち食い蕎麦も渋谷駅や吉祥寺駅のようにしっかり囲われたタイプが増えてきたが、品川駅の各ホームには昔ながらの立ち食い蕎麦の店がある。
夫々の店の味が違いのかは知らないが、よく寄るのは山手線ホームの店、かなり気温も上がってきたが、相変わらず扇風機2台で頑張っている。11時45分だが、まだ其れ程客も多くなく、小生はなんとなくかき揚げそば(440円)を券売機で購入、おじさんに渡す。
すると『かき揚げそば一丁』と景気の良い声でおばさんには注文を伝え、すぐに茹で麺をお湯の中に入れる。温まると丼に入れ、かき揚げとネギをのせ、汁をかける。この間約2分、小生が食べる場所はいつもの通り山手線大崎方面側の扇風機の前。汁は東京らしく濃い醤油色、かき揚げはサクサクしないモッチリ系で玉ねぎ・にんじんの他にイカゲソの刻んだものも入っている。
ここの蕎麦は街中の富士そばと違い、汁が熱い。これは冬ならすぐ冷めるかららしいが、夏は辛い。扇風機は頑張っているが、蕎麦をすすり、汁を飲むとさすがに汗が滴る。やはり、七味をかけすぎたのも敗因かもしれないなどと考えながら、5分で完食。
味が一流ということはないが、満腹で丼を返すとおじさんが『行ってらっしゃい、おきおつけて』この一言も嬉しい。外に出るとすぐに電車が、便利である。この店は朝は6時から夜は11時半まで、これからの季節暑くなるが、店の人には頑張って貰いたいものだ。