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5月下旬からセリーグ・パリーグ交流戦が行われているが、今年は1チームあたり全部で24試合から18試合に減少、つまり昨年までのホーム&アウェイ各2試合から、どちらかのフランチャイズで3試合を行う方式に今年から変わった。試合数が減ったのはセリーグ側の要求らしいのだが、対戦が少ないが故に面白い面もある。その中で今回注目したのは投手が打席に立つことである。
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小生が見に行った6月3日のヤクルトvsロッテでは、最後には点差がついたため、大きな問題としては取り上げられなかったが、やはりロッテの石川投手が打席に立つ時はバッターボックスの後ろ側に立ち、とても打てる状況にはなかった。一度だけランナーが1塁にいるケースがあったが、送りバントもやはりできず、下位打線が繋がった場合はハンデになっていたことは明らか。ヤクルトの石川投手もノーヒットではあったが、やはり打席の仕草自体もかなり違った。
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今日読んだコラムにはセリーグ側の意見として『パリーグが攻めている時に2死ランナー無しの時はかえって投手にはヒットを打たれた方が楽だ』と阪神のキャッチャーF氏が語っていた。これは普段打席に立たない相手の投手が球を避けるのがへたなこと、さらにランナーに出ても小細工が効かず怖くないこと、普段ランナーに出る機会がないため、次の回の投球にも影響が出てくる点などを付いたものだろう。もちろん、1番バッターに続かれたら何の意味もないが。
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逆に普段から打席に立つセリーグの先発投手にとって見るとパリーグとの対戦はやりやすいようだ。広島の前田健がバッターの際にインコースを全く攻めてこないため、アウトコースに絞り、タイムリーを打ったり、阪神の藤浪が投手心理を読んでヒットを打った話が出ていたが、パリーグのバッテリーからすると中々インコースは攻めづらいようだ。
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しかし、交流戦もこれだけ接戦が続くと投手のバッターボックスに立った際の結果で差が出てくる気がする。当然、DH制と違い、投手交代のタイミングが変わってくることもあるが、投手の打席に注目して応援するのも面白いのではないか。