hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

酒斎伊とう〜築地グルメ

2018-10-03 05:00:44 | グルメ

いつものメンバーとの飲み会は新しいスポットで開催。店の名前が『酒斎 伊とう』というお店。場所は築地駅からも新富町駅からもほど近い、それでいて横丁のような静かな立地のお店。

メンバー6名の参加のため、2階お座敷でゆったりとスタート。

まずはビールで乾杯、まず出てきたのが前菜6種。

可愛い器に12時の位置から右回りでナスのすり流し、ひじきの煮物、ピーナッツの塩茹で、姫サザエ、トマトの甘露煮、青菜のお浸し、真ん中がもずく酢とこれをあてにしばらく飲めるほど。どれもいい仕事がされているが、気に入ったのはナスのすり流し、温かく濃厚で料理のスタートにはありがたい一品。

次に鶏つくねと松茸の椀物、夏の冬瓜と秋の松茸が出会うという晩夏の季節が椀に込められ、生姜が効いて温まる感じがする。この辺りから酒になるが、この店は燗酒が強いと聞き、最初の1本だけを冷やにする。盃は机にいくつもあるが、季節感じがを出して、『秋』と書かれたものにしてみる。


ヒラメの昆布締め、しっかりと昆布の味が淡白なヒラメの刺身に入り込んでいる。酒によく合う。


太刀魚の細切りと菊花の花びらをジュレぽん酢で戴くが、よく酢が立っている。さらに鮮やかなシソの花が料理を引き立てる。ここで睡龍(奈良県)の古酒を燗酒で合わせる。


マナガツオの味噌漬、身の柔らかい魚だが、関東ではなかなかお目にかかれない。繊細な味付け、身が細かくしっとりとしている。久しぶりに食べたが美味い。

これには扶桑鶴(島根県)を合わせるが、初めて飲む酒。あっさりとしてついつい呑んでしまう。


鱧の揚げ出し、名残の味を噛みしめる。これには諏訪泉(鳥取県)、ややクセがある酒ではあるが、油物とか蟹などには相性がいい。

最後はカマスの炊き込みご飯、玉蜀黍の甘みが加えられ、シメジと三つ葉も合わさり、ついつい食べすぎてしまう。これだけ飲んだので勘定は高かったが、料理だけなら6000円。

中々これだけの料理は頂けない。おかみさんのサービスも適切で、酒も燗酒を中心によく揃っていて、これからの季節使いたい店であった。ご馳走さま。

酒斎 伊とう
中央区築地2ー2ー11
0362284979