![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/d9/2bdd84c9be40f4b9a2e3678b4a5ecaea.jpg)
いつものメンバーとの飲み会は新しいスポットで開催。店の名前が『酒斎 伊とう』というお店。場所は築地駅からも新富町駅からもほど近い、それでいて横丁のような静かな立地のお店。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/c2/d90f831a2fc0de643e5eac28f13ba82d.jpg)
メンバー6名の参加のため、2階お座敷でゆったりとスタート。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/b1/8e82789a47c2d3cea26cac2870b533f1.jpg)
まずはビールで乾杯、まず出てきたのが前菜6種。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/07/98d60d4200c7553f0eb7e92ff7944bb9.jpg)
可愛い器に12時の位置から右回りでナスのすり流し、ひじきの煮物、ピーナッツの塩茹で、姫サザエ、トマトの甘露煮、青菜のお浸し、真ん中がもずく酢とこれをあてにしばらく飲めるほど。どれもいい仕事がされているが、気に入ったのはナスのすり流し、温かく濃厚で料理のスタートにはありがたい一品。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/5b/8149f2e7c33a21d2e07c19f02c63c028.jpg)
次に鶏つくねと松茸の椀物、夏の冬瓜と秋の松茸が出会うという晩夏の季節が椀に込められ、生姜が効いて温まる感じがする。この辺りから酒になるが、この店は燗酒が強いと聞き、最初の1本だけを冷やにする。盃は机にいくつもあるが、季節感じがを出して、『秋』と書かれたものにしてみる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/a6/fb8176d2f50a48822f2e81733334fd9f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/af/6dedb6d6fbf42c02c460d2c25781419e.jpg)
ヒラメの昆布締め、しっかりと昆布の味が淡白なヒラメの刺身に入り込んでいる。酒によく合う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/85/23708c62be19f717d0df80196d77e1ea.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/f1/bc80e6a995a980322efba793b9eba0a4.jpg)
太刀魚の細切りと菊花の花びらをジュレぽん酢で戴くが、よく酢が立っている。さらに鮮やかなシソの花が料理を引き立てる。ここで睡龍(奈良県)の古酒を燗酒で合わせる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/6e/7ef30121017c6b2c1d4904cb2c750400.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/13/c4f2aeb296de4742997118ba178953b7.jpg)
マナガツオの味噌漬、身の柔らかい魚だが、関東ではなかなかお目にかかれない。繊細な味付け、身が細かくしっとりとしている。久しぶりに食べたが美味い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/b2/6e36a17b681e6fc540ea6846e5a43d41.jpg)
これには扶桑鶴(島根県)を合わせるが、初めて飲む酒。あっさりとしてついつい呑んでしまう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/e7/e3d26bd2313711844b3b6d640b331851.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/12/1a015b8471716f8f9d11bdf36bddbbed.jpg)
鱧の揚げ出し、名残の味を噛みしめる。これには諏訪泉(鳥取県)、ややクセがある酒ではあるが、油物とか蟹などには相性がいい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/9f/151879a443b1399c60424d895e2fb08b.jpg)
最後はカマスの炊き込みご飯、玉蜀黍の甘みが加えられ、シメジと三つ葉も合わさり、ついつい食べすぎてしまう。これだけ飲んだので勘定は高かったが、料理だけなら6000円。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/a9/f9723f78faf59db294feaa00e2758201.jpg)
中々これだけの料理は頂けない。おかみさんのサービスも適切で、酒も燗酒を中心によく揃っていて、これからの季節使いたい店であった。ご馳走さま。
酒斎 伊とう
中央区築地2ー2ー11
0362284979