hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

美の〜新橋グルメ

2018-10-29 05:00:44 | グルメ

新虎通り(環状2号線)の開通で西新橋一帯はかなり町の雰囲気が変わった。桜田通り沿いにはかつて王府、四川飯店、翠園酒家、香港飯店など中華料理屋が並び一本中に入ると居酒屋が並んでいた。しかし、現在は区画整理と再開発ビルが並び少し乾いた感じがする。

ただ、探せばいい店もあるというのが今回お邪魔した『美の』、元は麻布にあった店でコースメニュー(3800円)一本で勝負している。

難点は店がにくいこと、入口が一本入った方にあり、戸の上に『美の』とかかれているのみ。戸を開ける勇気がかなりいる。戸を開けて靴を脱いで店には入る。カウンターが8席、ボックス席が4〜5程度、さらに奥には離れもあるようだ。今日は2人のため、カウンター奥の席。前には板前さんが2人、きびきびと仕事をしている。


まずはビールで乾杯。すると前菜の2品、美の豆腐と焼きなすと株ナメコのおひたし。いずれもつるんとした食感がいい。


次にお造り、真鯛・シマアジ・〆秋刀魚の3品。塩と醤油、ワサビと生姜で食べることができる。真鯛とシマアジはよく脂がのり、また、〆秋刀魚は生姜でさっぱりと頂く。刺身はやっぱり日本酒とまずは農口(石川県)の純米から。クセがなく、後口がいい酒である。

そして、カンパチの塩焼、皮がカリッ、身はふわっとしていて秀逸である。酒にも良くあって、とても3800円のコースとは思えない。


キノコのポタージュはすり流し、胃がほっとする。秋を感じる一品。酒を鍋島(佐賀県)に変える。まったりしていて次に出てきた『秋刀魚のロースト、松茸と栗あんかけ』にぴったり。普段はあまり栗は好きな方では無いが、少し甘い味がバランスする。


カニミソの餡もかかり、蟹の茶碗蒸しも良くできている。ここで十九のpoco a pocoを注文、あてに「焼き味噌」を追加。アルミホイルに味噌をネギなどを加えたものを乗せて焼いただけだが、これが酒のあてにはぴったり。


最後に鮭の土鍋ご飯、これも旨くてついついお代わりする旨さ。いや、大変に満足いたしました。

サービスもよく、酒もリーズナブル、さらに酒の種類も豊富とくればメニューがかわる四季のたびにやって来たくなるお店でした。
美の
港区新橋5ー9ー5
0357331853