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『バスシリーズ』その19。10月7日の築地市場移転に伴い、経路が変わる都バスの路線【市01】に乗車する。この系統は築地市場関係者を主な利用者として新橋〜築地市場を循環するわずか全長2.5kmの路線である。バスの停留所は『新橋駅→浜離宮前→築地5丁目→築地中央市場→国立がん研究センター前→新橋駅』と5つしかない。
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この系統の歴史は古く、開設されたのは1931年当初は有楽町駅発であった。その後は14系統として1948年に復活した時から新橋駅発に変更、現在の市01系統には1976年になった。
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元は新橋駅から三原橋経由のルートであったが、1976年以降は現在の路線が継続されている。また、市場関係者が使うだけに魚の匂いがシートにかないようにビニール張りの専用車で運行するなど工夫が図られている。
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築地市場の豊洲移転後はこの路線も豊洲市場まで延長されることになっているが、築地中央市場内まで乗り入れるのはあと僅かである。
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平日昼休みにこの路線に乗りに行く。というのはこの路線は市場が休みの日祝日は運転されないからである。12時過ぎのバス停はガラガラで乗り込んだ客は4名、バスは新橋駅を出て右折、道なりに左に方向を取る。浜離宮前は通過して築地5丁目のバス停に着くともう右手には築地市場東口の文字が見える。
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その先、中央口から市場に入って行くが同じように市場の最後を見よう、記録しようとする人で市場内は大混雑。市場に入って屋根が無くなる手前を右に曲がり停車。ここが降車場である。頭が取れかけているバス停が何となく寂しさを感じさせる。
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あたりにはターリーやフォークリフトが走り回り、注意していないとどやしつけられそうな雰囲気。新橋駅に向かうバスに乗るお客さんは市場の門の隣にあるバス停からとなっている。
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実際に乗車していたのは10分に満たないが、バスのまま市場に入ることができるのはこの系統のみである。