hokutoのきまぐれ散歩

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東武小泉線

2018-10-28 05:00:04 | 鉄道

『鉄道シリーズ』その219。東武鉄道の支線の中で未乗区間の小泉線に乗りにいく。小泉線は変わった形状で路線図をみると館林〜西小泉という盲腸線と途中駅である東小泉〜太田という2本の線に分かれている。この路線の沿革によるものだが、当初は1917年館林〜小泉町が中原(ちゅうげん)鉄道として開業、1937年に東武鉄道に買収される。その後、小泉河岸まで貨物線として延長、一方で1941年に中島飛行機に物資を輸送するために太田〜東小泉が開業、現在の形となった。

東武鉄道は利根川を越えて熊谷まで延伸を軍の要請を受けて着手、熊谷〜妻沼(東武熊谷線)を開業したが、終戦と共に計画は頓挫、1960年代後半には復活させる声もあったが、西小泉〜小泉河岸は1976年、熊谷線は1983年に廃止した。

館林までは浅草から東武特急りょうもう号を利用、西小泉を目指す。路線図をよく見ると館林〜太田は東武スカイツリーラインと東武小泉線を利用すると環状になっていて、小泉線利用の方が距離は短いが、距離計算は東武スカイツリーライン経由で行う規定となっている。

館林駅の4番ホームは3番ホームの先にあり、階段も上らず到着。2両編成の電車が止まっている。

館林駅を出るととにかくまっすぐな線路を走る。隣の成島駅では上り電車と交換をする。

車両はガラガラかなと思っていたが、意外にサラリーマンが多い。ただ、やはりブラジルをはじめとした外国人も見受けられる。


成島〜本中野は一面に田んぼ、まだ稲刈りのすまない田んぼには実って首を垂れた稲。周りにはまた復活したのかセイタカアワダチソウが黄色い花を付けている。


篠塚駅を越えて東小泉駅に着く。ここでは太田方面の乗り換えとなるが、時間が合わないのか下車する人は少ない。


次が小泉町駅、当初の終着駅だが、静かなもの。そして終点西小泉に到着、15分足らずの電車の旅となる。


西小泉駅は駅舎は木造でかなりの年代物。ただ、ピクトグラムや駅名表示、駅の改札口は改装されてモダンな駅となっている。


駅前には自転車の一時預かりくらいしかない。折り返しに乗るためいた時間は10分くらいだが、館林行に向かう乗客はブラジル人が多く、駅の表示も英語・中国語・韓国語に加えてちゃんとポルトガル語も加わっていた。