hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

門前仲町駅(1)

2018-10-13 05:00:09 | 日記

『メトロに乗って』その96。今回は東京メトロ東西線門前仲町駅、実はこのシリーズでは取り上げたことはないが、今までに富岡八幡宮、深川不動尊、古石場川など何回か降りた駅である。

今回は富岡八幡宮からスタートしてしばらくウロウロして見たい。駅を降りると目の前には永代通り、これを木場方面に少し歩くと富岡八幡宮の大きな鳥居の前に出る。


この神社には沢山の石碑があるが、まず左手には江戸後期に歩いて日本地図を作った伊能忠敬の碑、さらにこれに敬意を表するように三等三角点が隣に作られている。


その向かいには大関の碑、少し先には横綱の碑もあるが、江戸時代実質的な最高位であった大関の碑の方が立派。さらに伝説の巨人力士たちの手形や背の高さなどを表した碑もある。

境内を進むと本殿、まだ改装されて新しいため、鮮やかな赤色である。まずはしっかりと参拝する。


右手に曲がると『角乗りの碑』『木遣りの碑』が隣り合って立っていて、木場からの近さを感じる。その横には池、何度も富岡八幡宮には足を運んだが、池があることに始めて気づいた。


境内を出るとすぐのところに八幡堀遊歩道がある。小さな公園のようになり、中に入って少し坂を下ると目の前に小さな赤い鉄橋が現れる。


これが八幡橋である。かつてこの辺りが堀であったころに移築されたもの。さらに元はこの橋、弾正橋と言って京橋近くの楓川に架かる橋であった。明治11年に作られた歴史のあるもので、大正2年に弾正橋が架け替えられ、旧弾正橋と残されたが、その後関東大震災後の帝都復興計画により、廃橋となったため、この地にやってきたのである。


幅員2m、長さ15.2mの赤い鉄橋はかれこれ作られて140年にもなる。今も現役ながら、上には歩道、下には遊歩道が整備された奇妙な姿となっている。橋の下はどうなっているのか見に行くと、誰が作ったか、2匹の猫さん達の家になっていた。(以下、次回)