鉄道シリーズ その112。今回訪れたのは東海道本線早川駅。小田原駅の一つ先だが、民間委託駅である。お隣の根府川駅同様、すぐ前が太平洋、その名前のとおりすぐ横を早川が流れている。
1922年12月小田原~真鶴開業に合わせて開業した。しかし、翌年9月の関東大震災で駅舎は崩壊する憂き目にあっている。かつてはみどりの窓口もあったが、2009年に業務委託駅となり今に至る。
駅舎は少し小高いところにあり、海側を見ると高架になった西湘バイパス、さらにその向こうは海となっている。山側を見ると大船観音を小さくしたような観音像が見え、その後ろを東海道新幹線が通っている。
駅を降りて海側に歩くてすぐ前に国道1号線が通り、渡るとカマボコや干物を商う店、魚屋などが並ぶ。
その先はもう早川漁港(小田原漁港)である。四角に護岸された中に漁船がたくさん停泊しており、市場もすぐ横にある。早い時間には一般の人も魚が買えるようである。
防波堤まで歩くと先の港を示す灯りが小田原提灯の格好をして中々面白い。
駅に戻ると駅舎のあちらこちらにツバメが巣を作っているようで沢山飛び交う。この時期、もうヒナも大きくなり、どれが親だか、どれが子だかも分からなくなっていた。それにしても海沿いの日差しはきついなあ。