hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

根府川駅(東海道本線)

2015-07-02 05:00:04 | 日記

『鉄道シリーズ』その107。東京駅から東海道本線に乗って初めての町となる駅はご存知だろうか?東海道本線は東京都千代田区から始まり、港区や目黒区、神奈川県川崎市、横浜市、鎌倉市、藤沢市などを通るが、最初に行政区分が町になるのが大磯駅である。

それでは最初に無人駅となる駅はご存知だろうか?ご存知ならば、かなりの鉄道マニアであろう。実は小田原駅から熱海方面に2駅行った根府川駅が正解ある。

小田原駅までは遠くにしか海は見えないが、早川駅手前あたりからは海が良く見える。早川駅は小田原漁港(早川漁港ともいう)の前にあり、海は近い。その先、トンネルを2つくらいくぐると根府川駅に到着、小田原からは7分、200円で行くことができる。

駅を降りると下り方面のプラットホームは目の前が海、架線が邪魔だが、海は良く見える。

かなりクラシカルな駅だが、跨線橋を登り、駅舎に行くと関東大震災の慰霊碑がある。これは大正12年9月1日に起きた関東大震災の影響で大きな山津波が発生、丁度停車していた1編成が海に飲まれ、100人以上が犠牲となった大惨事のものである。


海ばかり気を取られていたが、山を見ると切り立った崖でこれが崩れたらひとたまりもないだろう。

無人駅とはいえ、1時間に3~4本程度の電車は通過するため、秘境駅とまではいかないが、散歩ならぬ散車をするにはよい所である。今日は天気が今一つであったが、天気が良ければ眺めは最高であろう。