outdoor life by mizota

ヨットでのクルージング日本の名山に登るキャンピングカー旅ダイビング野鳥撮影ジギング等溝田正行がした事する事を報告します

夢に向っている先輩達

2010年06月05日 19時27分48秒 | 退職生活
慣れない高速道路に「四日市」から乗って、無事道を間違わずに白山の近く「ひるがの高原」で降りました

久しぶりに見る白山はタップリ雪を残して堂々と聳えています

その「ひるがの高原」の前にある日本二百名山「大日ヶ岳」に登ろうと別荘の間を登った登山口に来ています。

標高が千メートル近くあるので肌寒いですが、周りの新緑が綺麗です

さて、本日のタイトルに入ります

定年退職後もしっかりした夢に向って着実に進んでいる人と言うのは意外に少ないものです

多くの人は「夢」が無く、夢が無いから計画が無く、計画が無いから行動が無く、行動が無いから喜びや苦しさが無く、厳しい言い方ですがただ生きているだけの人さえいます

そんな老人が多い中、夢に向って進んでいる二人(二組)と少し勘違い?しているように思う人達を2回に分けて紹介します

「夢」と言う言葉を言い換えると「目標」や「志」に繋がります。

それに一歩でも近づく嬉しさや愉しさ、場合に寄っては思ったように近づけない場合もあったりするんですが、夢に向っているから苦しさや貧しさにも耐える事ができます

日々を明るく迎える事ができ、ワクワクした気持ちで一日が終われます

さて本日紹介するのは

僕の友達と言っても先輩ですが、神戸に住む高橋吉郎氏(67歳)夫妻の夢は「日本三百名山完登」です

日本百名山を完登した人は万の数いますが、三百名山を完登した人はまだ数十人しかいないと思います。

夫婦でとなると十組と居ないでしょう

僕も三百名山完登を目指して七年旅をしていますが、まだまだ先が見えないほどそれは困難なことなんです

何が困難かと言えば、日本全国に(徳島にある海抜6メートルの弁天山も含めて)「山」は20000座ほどあるそうですが、その中でベスト300に選ばれながら、未だに登山道が無い山が幾つかあります

「道が無い」から雪がある時期に登れば「藪漕ぎ」しなくて済むので残雪が充分ある季節にしか登れません

また車が入れる場所から、頂上までが非常に距離があるのに、山小屋が無い山も幾つもあります。食料や水、寝具などを背負って登らなければなりません

他に火山活動などで「立ち入り禁止」になっている山もあります。地元の人達に情報を得ながら登らなければなりません

そんな困難な「三百名山完登」に「残り13座」まで高橋夫妻は迫っています

その残り13座がこれまた難しい山ばかりなんですが・・・

高橋氏は大手電気メーカー退職二年前に、これをしようとキャンピングカーを購入しました。

キャンピングカーがあれば、快適に長期登山旅が出来るし、費用も年金の範囲で済み、何より天候を待つ余裕があるので安全です

僕と違って「家の庭」の心配もあって、一度に旅する期間は2ヶ月前後と短いですが年に数回出掛けます。

脚力も強くて、僕らなら一泊はしないと行けない山に日帰りしたり出来るんですが、基本的に視界が無いと思うときは登りません

そして・・・現在静岡で雪解け待ちをして居るんですが、今回の旅で残り11座まで登る予定だそうです

やってみると解りますが、楽しさ、苦しさだけでなく気合や根性、計画性など大変な努力がいることです。

その代わり達成できた時の喜びは大きいでしょうね

何より、社会の事を考えながら夢に向って進んでいる人は話していても自信が感じられ、元気が違います

「志須遠且大」志ハ須ベカラク遠ニシテ且ツ大ナルベシと言いますが、夢は大きくなかなか達成できない位のものを持つべきと言う事でしょうか

定年退職を控えた人に夢を聞くと、最近は「田舎暮らし」と答える人が多いようです

後輩に席を譲って社会のサイクルを考えた立派な考えと思うんですが・・・

「田舎暮らし」はまとまったお金があるか、故郷が田舎にあれば簡単にできます

しかし、それだけだと田舎に移り住んだ時に「夢」はほぼ完結してしまっているわけです

「田舎暮らし」が夢と言うのは、働いている人の目で見たもので「ヨットが欲しい」とか「キャンピングカーが欲しい」と言うのと殆ど同じ次元です。

ヨットを買って南太平洋の島々を巡るとか世界一周すると言うのが「夢です」

お金があればすぐ手に入るものは夢になりえないんです。

ヨットが手段であるように「田舎暮らし」も手段だから、田舎に住んで「何をする」かを田舎に住まなければ出来ない事を考えておかなければずっとワクワクした生活を送るのは難しいように思います。

暫らくは野菜つくりなどの趣味を愉しく出来るとは思います

しかし、そればかりしていると「野菜が出来すぎ」ます 

広くしすぎると手が離せなくなって、本来退職者が使わなければ社会が成り立たない年金が使えなくなってしまいます 

これは血管が詰まったようなもので、折角後輩に席を譲りながら、いま一つ社会に役立ちません。

預貯金もそれを銀行が活用してそれなりに役立ちはするんですが、最近の銀行は貸付て企業を育てるよりマネーゲームに走っているので余り役立たないです

元気が余っていたら、日本一大きくて美味しいトマトを品種改良するとか、敷地が広いからそれを利用した夢を考えてワクワク愉しく生きて頂きたいと願っています。

などと・・・難しい事を書きましたが、特に何をするでなく、のんびり少しの野菜を作り、本を読んだり、ケーキを焼いたりしながら、時々旅行に行ったり、友達と宴会したりして落ち着いた老後をおくるのも悪くないと思います

次回は1000ダイブを目指して現在946ダイブまで迫っている夫婦と、夢を実行しながらも「際限」の無い人を紹介します


コメント
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