outdoor life by mizota

ヨットでのクルージング日本の名山に登るキャンピングカー旅ダイビング野鳥撮影ジギング等溝田正行がした事する事を報告します

フィリピン移住の失敗?例の③

2010年06月20日 18時03分46秒 | 退職生活
昨日は「雨飾山」登山口に上がったらデータ通信カードの電波が届かずブログのアップが出来ませんでした

計画では戸隠の黒姫山に登る予定だったんですが、美由紀が急に雨飾山に行きたいと言い出して急遽変更

100名山「雨飾山」は綺麗で柔らかい名前ですが、岩の厳しい、急登が続くけど良い山なので二度目ながら新鮮に愉しめました

天気にも恵まれて、すぐ近くに「焼山」正面に大きく白馬岳

少し靄っていたけど、雪を一杯蓄えた北アルプスの北の端から鹿島槍ヶ岳までしっかり見えました

今は道の駅「白馬」に来ています。

明日、明後日と休養と天気待ちします


さて昨日の続きです

毎日の食料からその他の買い物、支払いなど全て自分がするようになって、面倒だけれど心配も無くなったように思っていたA氏だったんですが・・・

初めに女性に渡した金額が大きかったのと、日頃の生活等からその女性も、周りの人達もA氏が「お金持ち」と気付きます

フィリピンは、お金持ちは貧しい人達を助けるのが役目ですから・・・困った人達がお願いに来ます

「子供が病気になって薬を買いたい」「親が病気で病院へ行きたい」など食料が無い人は居ない国ですが、現金の持ち合わせがありませんから、頼みに来るわけです

どれほど現金の持ち合わせが無いかと例を挙げると・・・

フィリピン(世界の殆どのところ)には狂犬病の犬が結構沢山居ます

パナイ島の首都イロイロ市で美由紀が犬に齧られた時に知った事ですが、狂犬病の犬に
噛まれても発病まで二週間ほどの猶予があります。

その間に二度の注射を受ければ狂犬病は殆ど心配はありません(殆どとは極稀に数年後に発病した例もある)

しかしもしも発病すれば、それが最後で手の施しようが無いのが狂犬病です

当然美由紀はすぐに薬局に行って注射液を買い、注射を受けました。

そしてそれだけでは心配なので、その犬の頭を冷蔵し飛行機でマニラ病院に送り、脳検査を受けました(結果は狂犬病で無かった)

しかしその二回の注射液が一万円を超えます。

我々にすれば一万円ですが、フィリピンでは大金で持ち合わせて居る人は限られます

そこで殆どの一般市民は「噛んだ犬を見張ります」

犬も人間も二週間以内に99パーセント以上が発病するから、犬が発病してから注射を打っても間に合う事が多いそうです。

「多いそう」と言うのは、殆ど同時の場合もある訳で、その時は間に合いませんから人も死にます

もしも犬が発病したら、親族から隣近所がお金を出し合って薬を買うんですが・・・出来る限り注射をせずに済ませる必要があります。

途中で犬が居なくなってしまう場合もあったりして、今も毎年多くの人が、犬が発病しても親族近所併せてもお金が足りなかったり、同時発症で亡くなる人が数千人います

大体フィリピンの場合、何処の町でも商売をしていてお金持ちは中国人なんですが、中国人は仏教徒で余り人助けはしません

日本人は同じ仏教徒でも少し違う仏教徒なのと、今や信仰心はなく、お金が神様ですから、もっと人助けをしたくありません

でも、彼女は善良なクリスチャンで「助けてあげたい」から彼女からも頼まれます

次第に猜疑心が現れて、周りの人達が寄ってたかって自分を騙そうとしているような気になる様です

若い女は気に入っているけれど「このままでは・・周りに全て摂られてしまう」と思い始めると、逃げ出したくなったそうです。

そこで・・・また逃げてしまうんですが・・・続きは明日です。



コメント (2)
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