outdoor life by mizota

ヨットでのクルージング日本の名山に登るキャンピングカー旅ダイビング野鳥撮影ジギング等溝田正行がした事する事を報告します

夢に向っている先輩達の3

2010年06月07日 19時52分39秒 | 退職生活
今日も長くなってしまってすみません

41歳で早期退職した僕は退職後すでに20年が経過しているので、一般的60歳定年退職者なら80歳になっています

その20年の間に僕らがして来た事はヨット ホロホロ3世で世界一周半、60カ国、世界中で1000ヶ所以上の島や入り江にイカリを入れて泊り、潜ったり釣りをしたり、観光旅行に出かけたりで過ごした14年間

それと一時期は重複していましたがキャンピングカーでスキーと山登りの旅を始めて現在8年目です(来年で一応終わります)

ヨットの場合は殆ど一年中海外に居たのが8年で、残りの6年は半分日本での生活でした

キャンピングカーの旅は基本的に年間5ヶ月で計画していますが、家庭菜園の実験などで去年は二ヶ月しか出ていません。

家に居る間はと言うと、基本的に「漁」で、各種の釣り、ダイビング、罠などで獲物を得て友達と宴会をよくします

他にヨットで近くをクルージングしたり、近くの山に登ったり、33坪の家庭菜園に野菜を植えたりしています

そんな生活ですが、いつも多くの友達に囲まれて心身ともに極めて充実した20年です

その中で特に「これをしたから」充実したと言えるのが「年間予算(300万円)の使い切り法」です

僕らの場合、全く年金が無い生活だったんですが、「使い切り生活」をずっとした事で、今後もしも何があっても、たとえ予算が半分でも絶対に愉しく過ごせる自信も出来ました

これから先も90歳まで元気で動けると想定して、僕なりに社会に役立ちながら愉しいと思う事を計画しています

さて昨日、一昨日の続きです

幸い日本円が世界で実際以上に評価されているので「海外生活」をする人達が増えています。

僕がヨットで世界を周っていた時に、「海外に移り住んだ人達の生活を見る」事も一つの興味でした

そんなんで停泊し、上陸して近くに日本人が住んでいると聞くと行って話を聞いていました。

外国人でも年金生活者で移住している人には出来るだけ話を聞きました

日本人の場合、色々な国に移住した男性や女性、また夫婦と会って話したんですが・・・多くの人達がちゃんとした「目標」や「計画」がありませんでした

そしてそんな人達はどちらかと言うと後悔しているように感じました。

「ゴルフが安く出来る」とか「肉や野菜が安い」「気候がいい」などの理由で移住した人がいますが・・・

いくらゴルフが好きでも何年も一年中ゴルフは出来ません。 肉や野菜が安くても魚は古くて高いとか、日本の調味料は日本よりはるかに高くなります

天候がいいと思っても、殆どは暑過ぎるのと季節感がありません

これは日本の「田舎暮らし」も同じなんですが、夏に涼しくて良い所は冬は寒くて大変です。

どんな綺麗な景色も見慣れたら普通の景色になります。 

「そこで出来る愉しい事」が20年30年先まで計画出来なければ安易に移住しても「飽きます」

そして「それでしか食べる事が出来ない人達」がいるのに、年金で充分食べられる人が野菜を作りすぎて売ったりして社会の邪魔をします

ただ成功している(愉しんでいると感じられたり、来て良かったと何年たっても言っている)と思える人もいます

そんな人を観察すると「そこでなければ出来ない事をしている」場合か「そこでしか住めない」人が多いです

其処でしか住めない人の多くは「経済状態」です。

年金が10万円以内で持ち家が無い人が日本で暮らすのは非常に難しいです

しかし東南アジアや中南米に行けば、日本で30万から50万円位で暮らしている気分で暮らせます。(欧米人も多い)

あくまでも「気分」ですから同じ生活ではありませんが・・・

前置きが長くなりましたが今日紹介する人は、現実に無知な人は非難したりするので名前は書きませんがN氏とします

それは10年近く前に初めて会った人で以前も少し書いた事があるんですが・・・N氏は高校教師でした。

奥さんも子供も居ますが子供は社会人になっています。

N氏は精力が非常に旺盛な人で、教師をしていた当時、女子生徒の胸の膨らみなどを見ると気が狂いそうだったそうです(いるんですよね~そんな人が結構沢山。僕が知っているヨッティは53歳で毎日二回やらないと鼻血が出るとか、84歳で毎日欠かした事がないなんて人もいますから

それでも耐えに耐え、間違いを犯さず無事定年を迎えました

N氏が耐えてこれた「夢の通りの生活」を送っている時に僕は会ったんですが、特別興味を持ったので二年後にもう一度伺って話を聞いています

その理由と言うのが「定年退職したらフィリピンに行って・・・・」だったんですが・・・

奥さんに「退職金も残しておくから年金のうち15万円だけ自由に使わせてくれ、そして自分はフィリピンで暮らしたい」と頼んだそうです(奥さんは「専業主婦」だったので年金は少ししかありません)

そして単身フィリピンに渡り、約3万円の家を借り、フィリピンで気に入ったそれが仕事の女性と一ヶ月間だけの契約(約5万円但し一ヶ月間一緒に住むので食事他はN氏持ち)

「毎日必ず二回する」のが決まりだそうで、もう一つの決まりはどんなに気に入っても「必ず一ヶ月毎に相手を変える」というものでした

「色々な女性とするのが夢だったそうなんです」

予算は15万円に限られていますが、これで充分贅沢な暮らしが出来ると思います

僕が最初に会った時は二年経過していたんですが、ずっと決めた事を守っていると言ってました

二年後に訪ねた時は随分白髪になって痩せていましたが、決めた事は守っていると言っていました

その後どうなったのか非常に興味があるんですが・・・どうなっているんでしょう・・・そればかりで飽きないんでしょうか??

しかし僕はN氏を偉い人だと思っています。

その一つは、自分がしたい事が出来る場所を選び、そこで自分が決めたルールを守って日々を過ごしている事です

もう一つは世界の平和と国際親善に役立っていると思うからです(フィリピンでそのような仕事をしている女性でヤクザ等が絡んでいる人は非常に少なく、自主的にしている)

ただ一つ僕が不満なのはN氏に「区切りが無い」ことです

僕はどんなことでも、絶対に区切りは必要と思っています。いわゆる「節度」です。

100人相手を変えたら止めるとか、5千回したら止めるとかそういった物がないと「際限が無い」生活になります

そこに到達してもっとしたければ「後10人」とか「後千回」とかにするのはそれ程悪い事とは思いませんが、兎に角「区切り」は必要と思うんです。

僕が41歳で仕事を止めたのは、僕がしようと思っている事の一生の予算の目途が立ったからです「節度です」

それ以上するのは社会の為になりません。若い人にチャンスをあげたいと思うんです。

今の日本の社会に一番不足しているのが「節度」だと最近特に思うんですが、どうでしょうか

さて今日の僕達は昨日の大日ヶ岳からだと「白山」が反対から見える「三方岩岳」に登っていました

急登なんですが途中のブナの大木の森が見事で嬉しく登っていたんですが、頂上近くになって予想以上の雪渓を横切る事になり、アイゼンを持って行かなかった僕らは四苦八苦

頂上からの見晴らしも、白山は勿論、北アルプス連峰も見え、何よりこれから登る周辺の山の様子が解って大変有意義な登山でした

下山途中、昨日に続いてコシアブラとヌメリツバタケを採集

下山してからフキも収穫して、現在は富山県の高速道路サービスエリアで一杯呑んでいます

洗濯しないと着る物がもうありません 明日は洗濯と買い物です

今日の写真は雪渓を渡る美由紀です

写真をクリックすると大きく見えます













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