かぶれの世界(新)

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トランプ2.0は悪くない(3)

2025-02-09 19:53:16 | 国際・政治
日米首脳会談は米国から安全保障や経済分野で厳しい圧力を受ける恐れのなか実施されたが、今回は何とか無難に終了したようだ。背景には米国にとって最大の難敵中国に対応する為に日本の戦略的地政学的な位置を優先したとの見方があるようだ。会談の前は散々不安を煽っておいて、無難に終わると日本の戦略的価値とか安倍元首相の貢献を持ち上げる何時もの報道と感じた。

トランプ大統領就任後、私はトランプを支持する「ヘンテコ」記事の投稿を続けていると、もしかしたら私はトランプ好きかも知れないと感じるようになった。それでも私は「アメリカかぶれ」であり、このブログの題名「かぶれの世界」を変更する必要はない。問題は、果たしてアメリカは自由民主主義国と言えるか、だ。日米首脳会談の結果は重大な変更を強いるものではなかったと思う。

大袈裟な議論を展開したて来たが、それはさて置き私はトランプがトランスジェンダー選手の女性競技参加を禁止したことに全面的に賛成する。従来この手の発言をすると「差別主義者」と批判されてきたが、彼は恐れることなく明確に禁止した。日本ではトランスジェンダー選手に対しては暗黙の反対があったと思うが、表立って発言することを控える傾向があったと感じる。そういう国だ。

トランプ発言はある意味とても勇気ある意思表明だったと思う。私が若い頃にテニス世界選手権の賞金を男女平等にすべきという運動がおこった時、私はこの男女平等運動にひどい違和感があったのを思い出した。世界選手権とは性別にかかわらず世界で一番強い選手を決めること、人類最強の選手を決めることと。文句があるなら女性選手も参加しろと思った。それは今も変わらない。

逆に現在の「女子選手権」なら女子選手の一番を決める大会であり、トランスジェンダー選手は「トランスジェンダー選手権」で争えばいい。そして同じ賞金を要求しろと言いたい、現実的ではないと思うが。現在は差別という言葉を使ってこの手の議論を抑制する傾向が強い。一方、人間を男女の性別に分けるのは難しいという議論もあるようだ。私は本件についてはトランプの様に単純に性別を決めていいと思う。■
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トランプ2.0は悪くない(2)

2025-02-07 18:13:41 | 国際・政治
ヘンテコ評価第2弾です。前回断ったように私はトランプは大嫌いの自由民主主義「アメリカかぶれ」です。トランプは米大統領就任以来やりたい放題で、好意的でないマスコミ報道が続いている。パレスチナ自治区ガザを長期所有するとの爆弾発言が飛び出した時は世界がぶったまげた。

トランプ側近が米軍派遣などの大統領発言内容を修正するニュース速報が飛び込んで来た時はヤッパリと思い、トランプの暴言に驚いた私も流石に「さもありなん」と思った。だが、私は「ちょっと待てよ」と思い直した。今回の戦争はパレスチナがイスラエルに仕掛けた所から始まった。

マスコミはガザ住民は戦争被害のみ報じるが、ガザ住民がパレスチナテロを育て戦争を始めたことを忘れてはいけないと私は思う。トランプの爆弾発言の狙いが、ガザ住民の子供たちが次々とテロリストに育って行かない様にする為なら決して悪くないと思った。

世界はパレスチナの子供たちがテロリストに育っていくことに何故目をつむるのか私には理解できない。そういう視点からガザの住民を非難する声が聞こえないのは何故なのか。

カナダやメキシコに対する報復関税の場合も、両国からの不法移民と麻薬密輸に対応する為に国境管理を強化すると申し出を受けてトランプは報復関税適用を1か月延期した。私には当たり前の対応の様に思えた。ガザ地区所有はちと乱暴かも知れないが変わらないと思う。

そこで私はもし日本がアメリカの立場になって意思決定することになったらどうするか考える。日本人はアメリカみたいに不法移民が押し寄せてきたら、或いは麻薬が密輸されてきたら果たして黙って受け入れるだろうか考える。多くの日本人はトランプの政策を支持すると思う。

ということで私は「トランプ2.0は悪くない」とヘンテコ評価をする。何故こういう評価を全く見かけないのか、アメリカかぶれの私は不思議に思う。■
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トランプ2.0は悪くない(ヘンテコ評価)

2025-01-27 14:15:39 | 国際・政治
最初に断っておく、私はトランプは大嫌いだ。私は自由民主主義「アメリカかぶれ」だが、トランプはご都合主義的に民主主義を利用してやりたい放題やりまくる自由主義者だ。だが、就任以来矢継ぎ早に打ち出した大統領令トランプ2.0は、日本のマスコミ報道は決して好意的ではない。だが私には決して悪くないと思う。

トランプ嫌いの私が今のところトランプ2.0は悪くないと評価するのは、評価する基準を変えているからだ。日本がやっていることをマスコミ報道はどう伝えているか比べて良し悪しを判断した結果だ。トランプの代表的な政策は移民政策であり、その第一弾はコロンビアからの不法移民を強制送還が発動された。これに反発したコロンビアに対し25%の報復関税を引き上げを命じた。

私はトランプ流のやり方に顔をしかめながらも、日本だったらどうするか考えた。米国の移民は2020年時点で4000万人、不法移民だけで毎年100万人いると言われる。一方、日本では約300万人の移民がいるが、不法移民は殆どいないといわれる。多分、日本は官僚から国民・マスコミまで国自体がトランプ的だ、言い換えればマスコミ報道は安心してトランプ批判出来るのだ。

もう一つ、私は最近世界的な民主主義の劣化を感じる。日本だろうと欧州だろうと同じだ。民主主義的プロセスが手間暇が余りにスローで、底辺の人達に民主主義のもたらす効果が届かず待ちきれなくなった。一方で頂点に立つ人達には即効で益が得られる。それが民主主義国内でも世界の国々でも起こる。2025年は民主主義の危機が訪れる。トランプ2.0はその象徴的現象と感じる。

私には自由民主主義アメリカの恩恵を被っている世界が、もっとやってくれと期待し過ぎて不満になる。一方でアメリカ国民の多くがもう嫌だと言いトランプがそれに応える、そんな苦労等知らんぷりの日本ではこの手のトランプ批判報道が多いと感じる。単純に言えばトランプ大嫌いの天邪鬼な私が日本的トランプ批判に対して、「そんな悪くない、てめえの事を考えろ」と思った訳だ。

       
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と、ここまで書き終わって昼食後1時半頃に日経新聞の速報が飛び込んできた。何と、トランプ大統領の脅迫を受けたコロンビアがイチコロでひっくり返った。25%関税パンチにおびえて移民送還を受け入れた。これで、ホワイトハウスは世界に勝利宣言した。トランプは益々調子に乗ってやりたい放題になるだろう。つまずくまで・・・■
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ノーベル平和賞の矛盾を越える

2024-12-13 20:07:03 | 国際・政治
日本被団協がノーベル平和賞を授与され50年間にわたる非核平和運動を高く評価されたとマスコミは大々的に報じた。一方で天邪鬼の私の印象では、佐藤栄作元首相が1974年に非核三原則を実現した政治家として平和賞を授与されたことは殆ど評価されず今日に至っている。

その理由は非核三原則「核兵器を持たず、作らず、持ち込ませず」という評価が、1972年の沖縄返還時に「有事の際には核兵器の持ち込み」を条件とする密約があった為と言われている。今日の世界情勢を鑑みてこの密約は日本を守るため極めて正しい判断だったと私は思うが、密約があったことは事実であり隠蔽したことになる。当時の社会情勢を考えるとやむを得ない判断だと思う。

だが、それを言うなら果たして核兵器を保有するNATOに加盟したノルウェイはノーベル平和賞を選定する資格などあるのだろうか。私はそれでもノルウェイが平和賞を選定するのは意味があると思うが、同じ様な理由で佐藤元首相の密約は国を守る為に意味があったと思う。誰もそういう議論をしないのは何故だろうと私は思う。

天邪鬼の私にはこの手の矛盾は世界中に溢れていると思う。核を保有する中ロ北朝鮮などに対して、米国に安全保障を頼らず外交だけでは日本を守ることは国民に大きな負担をかけ実質不可能だと信じる。かつて中立を保ったスエーデンを高く評価したのに、核保有するNATOに加入して国を守ろうとした時誰も非難しなかった。それが世界の現実であり誰も文句言う筋合いはないが。

戦争に限らず被害が大きい時は被害者の声が大きく取り上げられる。戦争の場合は自国兵が戦争の相手国に被害を与えても一言も謝罪の言葉はない。広島や沖縄出身の兵士が敵国で戦い、もしかしたら原爆以上の被害を与えたかもしれない。戦争の被害を一方的に語る声を聞くと、天邪鬼の私は日本兵が戦争中にどれだけ残酷なことをしたのか同時に語るべきと強く思わずにはいられない。

似たような話として現在でも自衛隊兵や米兵が死亡事故を起こした時に、事故原因の究明要求は当然として事故現場で危険な目にあったと非難の声ばかりが報じられる。亡くなった兵士を悼む声が聞かれないのに強い違和感がある。命をかけて国民を守り亡くなった兵士を悼まないとは、何と恩知らずな住民のの声のみ報じるマスコミと思わずにはいられない。

こういう考えが全く聞こえてこずマスコミがただ称賛する平和賞受賞に対して、敢えて私は予め天邪鬼と自称した上で違和感を表明したい。勿論、被団協のこれまでの活動は素晴らしく称賛に値するが、同じ日本人が同時期に何をしたか原爆以上の命を奪ったとマスコミは報じるべきだと信じる。■
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「またトラ」の影響(中)

2024-11-14 13:42:40 | 国際・政治
トランプ次期大統領の主要ポストが徐々に見えて来て、彼が具体的に何をやるか素人の私にも少し見えて来た感じがする。第1次トランプ政権は素人スタッフを揃え無茶苦茶なことをやると恐れを感じたが、第2次政権はやり手のスタッフを揃え怖いことを巧妙にやる怖さを感じる。どちらも恐れとか怖さを感じるのは同じかもしれない。

だが、依然として家内に聞かれた私たちの生活への影響については、一体何が起こるかよく分からない。前回私の4つの直感を述べた。その後の報道を見て新しい発見はトランプはバカだがハリス或いは民主党よりはマシ、少なくとも選挙戦略としては機能したようだ。と言ってもEマスクの様なインチキ運動も貢献したと思うが。

選挙参謀をやり首席補佐官に任命されたマイルズ女史には怖さを感じる。彼女の政策自体はよく分からないが、大統領の実行能力(良くも悪くも)を最大限機能させる力は凄い。米国マスコミの選挙予測をひっくり返し、共和党が大差をつけて圧勝したのは彼女の貢献が大きいと思う。

彼女は米国民を良く知っていると言うことではないかと私は思う。来年から政権運営において大統領を補佐し、怖い政策(!)の推進を助けるかも知れない。言い換えると大統領と閣僚の政策はより巧妙に実行されるだろう。今日のところはこれ以上のことは私には予想がつかない。

私達の生活への影響については正直よく分からない。今のところ、トランプがやるかもしれない政策に対して、他の国や企業や市場があらかじめ対応策を打ち、それが私達の生活に反映し始めている。最も早く来た変化は市場だが、政治の世界でも例えば日英経済版「2プラス2」等の動きがある。

かつて米国勤務した私は米株など若干のドル資産を保有しており、前回投稿したように大統領選後から上昇を始め少しずつ損を取り戻してきた。退職後20年以上経ち年金生活を送る私にとっては大きな変化はないが、悪い動きではないものと予想している。しかし、長期的にはどうか。

第2次政権の経済政策については私はその効果に疑いを持っている。短期的な効果は出ても中長期的には世界経済に悪影響を与え、回り回って米国経済にも悪影響を与えるだろう。その頃には私はこの世にいない可能性が高い。その為に家族に何をしてやるかが当座の私の課題だ。

ということで、「またトラ」の影響はまだ見えない。一般論だが、来年1月に正式に大統領就任後3か月に全貌が見えてくるだろう。■
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