4日の米国株式市場は史上3位の下げ幅を記録したと、昨朝ベッドの中のラジオ放送で聞いてガッカリして中々起きる気になれなかった。20年余り前に退職金を使って始めた投資は、現在も米国株を中心に私の大事な資産だ。投資に失敗しても家族が生活に困らない範囲に留めている。
投資を始めて数年後にリーマンショックで投資額の半分が吹き飛ぶという悲惨な経験をしたが、その後米国のIT株の急成長のお陰で少しずつ損を取り戻した。幸運にも仕事に関係するIT関連の株式に集中し、米国赴任時代の知合いがまだ現役で適切な判断可能な助言をくれた。お陰で間違った判断で大きな損失を出すことなく投資の世界に生残ることが出来た。
今回のトランプ暴走による市場暴落は昨日までのたった1週間でリーマンショック時の損失のほぼ半分に達した。残念なことに、今では米国に連絡を取り合う知人は一人もいなくなった。生活に困らない範囲とはいえリーマンショック時の損失は本当にガッカリで、誰にも大損したとは言わなかったのだが、郷里の友人は私の顔つきを見てしこたま損したと見抜かれた。悔しかった。
今回は情報収集の源は夕食時に交わすトランプ暴走の会話なので、説明する前から損を見抜かれていた様なものだ。何故トランプ暴走を止められないのか、景気減速で株価が急落したのは明らかなのに「米国民はバカか」というのが我が家の夕食時のメインテーマだ。だが、我々の目には明らかな誤りでも、世界は巨大帝国の米国に対して遠慮がちな指摘をするばかり。
報道によるとマクロン仏大統領は積極的に向き合っているようだ。「欧州の未来をワシントンやモスクワに決めさせてはならない」と国民に語りかけた。だが、現実は各国ごとに景気は異なり、米国抜きの軍事サプライチェーンを作るには10年かかるという。軍事経済ともに格が違うのだ。トランプ大統領はこの現実を見透かして同盟国に相互関税を発動す一方でロシアに近づいている。
そんな事情が見え見えの世界で我が国はどうすべきか。石破首相に期待をかけても、多分何もできないのだろう。何もできないとしたら、個人の投資判断はどうあるべきか。私にはさっぱり分からない。多分、変えることが出来るのはバカだと言ったが米国民しかない。米国の景気がどんどん悪化して生活に困った米国民が選挙で流れを変えるしかない。生きてる間にその景色を見たい。■
投資を始めて数年後にリーマンショックで投資額の半分が吹き飛ぶという悲惨な経験をしたが、その後米国のIT株の急成長のお陰で少しずつ損を取り戻した。幸運にも仕事に関係するIT関連の株式に集中し、米国赴任時代の知合いがまだ現役で適切な判断可能な助言をくれた。お陰で間違った判断で大きな損失を出すことなく投資の世界に生残ることが出来た。
今回のトランプ暴走による市場暴落は昨日までのたった1週間でリーマンショック時の損失のほぼ半分に達した。残念なことに、今では米国に連絡を取り合う知人は一人もいなくなった。生活に困らない範囲とはいえリーマンショック時の損失は本当にガッカリで、誰にも大損したとは言わなかったのだが、郷里の友人は私の顔つきを見てしこたま損したと見抜かれた。悔しかった。
今回は情報収集の源は夕食時に交わすトランプ暴走の会話なので、説明する前から損を見抜かれていた様なものだ。何故トランプ暴走を止められないのか、景気減速で株価が急落したのは明らかなのに「米国民はバカか」というのが我が家の夕食時のメインテーマだ。だが、我々の目には明らかな誤りでも、世界は巨大帝国の米国に対して遠慮がちな指摘をするばかり。
報道によるとマクロン仏大統領は積極的に向き合っているようだ。「欧州の未来をワシントンやモスクワに決めさせてはならない」と国民に語りかけた。だが、現実は各国ごとに景気は異なり、米国抜きの軍事サプライチェーンを作るには10年かかるという。軍事経済ともに格が違うのだ。トランプ大統領はこの現実を見透かして同盟国に相互関税を発動す一方でロシアに近づいている。
そんな事情が見え見えの世界で我が国はどうすべきか。石破首相に期待をかけても、多分何もできないのだろう。何もできないとしたら、個人の投資判断はどうあるべきか。私にはさっぱり分からない。多分、変えることが出来るのはバカだと言ったが米国民しかない。米国の景気がどんどん悪化して生活に困った米国民が選挙で流れを変えるしかない。生きてる間にその景色を見たい。■