かぶれの世界(新)

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田舎暮らし雑感2020(6)

2020-06-02 14:32:15 | 日記
早いもので帰郷後あっという間に6月になった。一昨日、四国は去年より26日も早く梅雨入り宣言された。宣言通りに昨日は雨が断続的に降ったが、今日は朝から晴天で真夏日になる天気予報だ。天気予報を調べて梅雨時に洗濯物が溜らないよう慌てて洗濯した。100%家庭の主夫をやってる。

梅雨入りする前に実家の家の修理を終わらせたかった。先週建設会社の担当から今週着手すると聞いて安心したのに、まさかこんなに早い梅雨入り宣言は想定外だった。不具合箇所は合板の床が剥がれた居間、天井のベニヤ板が半分落ちかかった台所奥の物置、雨漏りする樋など、昨年やった素人の応急措置では不安だった。

今朝方、朝食後に居間の大物の家具を隣部屋に移動した。体力に自信がなく建設会社に手伝ってもらう予定だったが、15年前頃に母の介護ベッドを設置した時を思い出し逆の手順でやった。50年位前まで両親の寝室に押し込んだ。家具は父母の形見の書籍等を入れた本箱だった。一々中身を調べていたら終わらないが懐かしく思い出すものもあった。落ち着いたら整理する積りだ。

今回の帰郷の最後の残された目的だった農地の賃借契約の更新を先週末に済ませた。少子高齢化が急速に進む地方で農地が耕作放棄状態になるのを防ぐため、私の様な農業をやらない地主と農業を続ける地元の農民を結びつけ、且つ土地の所有権を守る通称「農地バンク」の5年契約を市役所で結んだ。

今回が人生最後の契約になるかも知れないという懸念が私にはあり、それを正直に契約相手に伝えた。次回の契約更新時に万全でない場合を考え、都会育ちの長男が困らないよう契約の条件等を見直した。我々だけではない、この地の農業及び農家に共通する問題だと市の担当に伝えた。彼等は言われなくとも知っているはずだが一応言った。耕作放棄は実家の周りでも年々増えている実感があった。

久し振りに市役所庁舎に入ると見渡す限り全員がマスクをして机に座りフロアーを忙しく歩いていた。私の目には異常な風景だった。担当の農林水産課に行き窓口に座ると息苦しくて、契約相手の方から頂いたマスクを外した。マスクしないと追い出されるか聞くと、若い女子職員は大丈夫ですと笑って返事。

帰郷の目的を粗方済ませて落ち着いた気分になった。この1か月は毎朝ベッドで測る血圧が高めに推移しており気がかりだった。ベッドの中であれこれケーススタディをして熟睡出来なかった。難しい交渉ではないはずなのだが血圧上昇の原因だったと思う。

懸案事項の見通しが立った5日前頃からよく眠れるようになり血圧が下がったと思う。従来はバドミントンや山歩きなどハードな運動が降圧剤代わりだったのだが。最早バドミントンは大汗をかく程ラリーが続けられなくなり、降圧剤の助けにはならなくなったようだ。■
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外出自粛2週間を終えて(1)

2020-04-28 21:43:51 | 日記
田舎に来て2週間後の今日、馴染みの歯科医に治療して貰った。帰郷の翌日に市役所から外出自粛要請を受け、その日に2週間後の治療の予約を取った。数日前に定期検査など緊急でない場合は延期するよう要請が出たとテレビ報道を見て、直前になって歯科医に延期すべきか問い合わせた。返事は対策を打っているので大丈夫とのこと、それじゃ遠慮することはないと診て貰うことにした。

受付で体温と咳が出てないか聞かれ、「6度、咳は出ません」と大声で答えた。予想通りの質問で、実際は5.6度だった。県外者が誹謗中傷を受けたとのニュースを聞いていたので、帰郷後に毎朝体温を測り聞かれると即答出来るようにしていた。分かったことは私は低体温体質のようだった。

治療と言っても今日は時間をかけて歯の掃除をやっただけ。痛みのレベルを最低まで下げて貰ったが、それでも強烈に痛かった。後でネットで調べると、超音波振動を使ったクリーナーだと思う。でも、以前から一度はやって貰いたかった美人歯科衛生士(多分)だったので、痛いか聞かれると「頑張りまーす」とか言って痛みに耐えた。今日最高の出来事だった。でもホント痛かった。夕食後に歯磨きをした時もまだ血が出た。

清掃のあと若先生が口内を鏡に映して次回から治療する部分の説明してくれて今日は終わり。受付の老婦は老先生の奥さんで、私が東京に戻っている間にご主人が亡くなったと聞いた。私と同年代くらいのはずで、それを聞いて胸が痛くなった。狭い待合室の患者は往きは一人、帰りは誰もいなかった。そう言う配慮をしているように感じた、或いはコロナで患者が減ったのか、聞かなかった。■
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家族の絆はコロナを克服、当座は

2020-03-16 15:54:34 | 日記
昨日世田谷の娘夫婦の家で孫の誕生パーティをやった。前日に予定していたが当の孫が急な発熱で中止の連絡が来た。私は予定していた久し振りの朝のバドミントン練習に出て、パーティには少し遅れて参加する積りだった。だが、朝からの真冬のミゾレ混じりの冷たい雨で、体調に自信が持てず孫の誕生会を優先した。

家内が予約していた誕生祝ケーキをどうするか困惑しているので、早く電話して1日延期か保管出来ないか確認するよう促した。結局、私が雨の中お店に行き交渉したが、もう作ってあり家庭の冷蔵庫でも問題ないと聞き引き取った。ケーキでも商談でも交渉事をスムーズに進めるコツは変わらない、私の得意分野だ。

その日の夜には解熱剤が効いて元気になり、翌朝も平熱に戻り1日遅れでやると連絡が入った。日曜日のバドミントンクラブに代替参加を再度キャンセルした。だが、どうも長男夫婦が見てない様子だった。LINEが既読になってない。11時頃に電話すると土曜日に孫発熱と聞いて、パーティは無理だろうと思っていたという。

私も無理はしない方が良いと思い再確認したが、孫はすっかり回復したので是非パーティをやりたいと娘夫婦から返事。遅れて来る長男夫婦に合わせ1時頃に娘夫婦宅に着いた。孫3人と大人7人の家族パーティは、毎度のこととはいえ子供と大人の比率に違和感があった。奥さん連中にとってはそれより現実的な悩みがあった。長男も娘の夫君もずっと在宅勤務で、毎日亭主と子供がいて大変だという。亭主は無言。

前日発熱した孫は他の二人の孫と元気に遊んで楽しそうだった。孫達は沢山の贈物やお下がりの玩具を貰って夫々に気に入った玩具で足の踏み場もなかった。彼等の好き嫌いが夫々に違うのが良い。いつものことながら感心したのは、家内が夫々の知的年齢に合ったパズルとか絵本を選んで贈ったこと。孫達は玩具じゃなくとも興味を持ち熱中してた。トイレットペーパーの品切れに件で私もお店巡りしたと言って笑いを取りマスコミを批判した。

熱が引いたとはいえ長い時間はしゃぎ続けるべきではないとパーティはいつもより早めに終わった。帰りのバスや電車は思ったより乗客が多かった。私の眼にはコロナ以前と変わらず落ち着いた感じ、ただ7割程度の乗客はマスク姿だった。5時半ばには自宅に戻り洗濯物を取り入れ、日曜日の予定を無事終えた。

コロナ騒動の最中の孫の発熱だったので、我々は少しナーバスになっていた。皆に無理させないよう柔軟な日程にして先読みし、却って混乱した。家族の行事でもこういう時に落ち着いて優先順位が何か共通認識があればバタバタすることはないのだが。誰か一人でもコロナに感染すると事態は全く変わっただろう。■
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飛んで火にいる秋のゴキブリ

2019-10-26 21:46:21 | 日記
昨夜パソコンに向かいネット検索してると、羽音がして電気スタンドとパソコンの間にゴキブリが舞い降りて来た。徹底退治した積りだが、未だに時々見かける。その度に手帚で叩き殺す。非情だがこれが必殺のゴキブリ退治手法だ。しかし、大胆にも机の上に飛んで来たのには驚いた。

夕食は焼酎のお湯割り一杯とツマミだけにして、書斎に持ち込まないようにして来た。キリが無くなるからだ。だが、昨夜は久しぶりに安いワインを買って来て書斎で飲んだ。きっとナパ在住のドナに会ったせいだ。気持ち良く飲んでる時に目の前にゴキブリ、私の怒りの火の中に。

絶対許さない、目は部屋の隅のエアロバイクに立て掛けた手帚を追った。しかし、椅子を立つとゴキブリは逃げてしまうかも。思い直して机の上のテレビのリモコンを掴んだ。縦に握って紫外線窓と反対側から速攻でゴキブリを思い切り潰した。白いハラワタが出て来た。

足がピクピク動いていたがティッシュで摘まんでゴミ箱に捨てた。非常な殺し屋の気分だった。少し酔いが醒めたのでの飲み直した。ツマミが無くなったので代りに黒糖でまぶした焼き菓子で飲んだ。甘党の私にはそれで十分、ついつい飲み過ぎてしまった。バカだ。■
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田舎暮らし雑感2019(12)

2019-10-20 16:19:51 | 日記
夕方になると涼風が吹く頃になって、集落と表通りの接点になるオワン(池田官兵衛、通称イケカンの広大なお墓)に続く石段に3人から5人の老婆が座り込み世間話をする習慣がある。80から90代の老婆ばかりで母の頃から顔ぶれが少しずつ変わった。来年同じ顔ぶれが揃う保証はない。

私が散歩に出かける時間帯と同じなので、必ず挨拶して数分世間話をすることにしている。その一人が市役所の父の職場で働いていた人で、日が短くなり薄暮の中を歩く私に「襲われないようにね」と言ってからかう。最近6時前に日が沈むようになり、散歩から戻る時は真っ暗になることもある。

先日薄暗くなった川沿いの道で犬を連れた30前後の田舎には珍しい美形のご婦人に出会った。暗くなったから気を付けてねと普通に言った積りだったが、彼女が私こそ気を付けた方がいいと切替して来た。想定外の返事に怪訝な顔をすると、私はボディガード付きと可愛い犬を指さして返事。洒落た返事に私は笑って「やられた」と言うと、彼女も下を向いてニヤッとしたように見えた。

酷暑が続いた頃から時々腰痛が出て、何度かハードな運動を控えざるを得ず欲求不満になった。3週間前にバドミントン練習中に腰痛が出て1週間練習をスキップ、先週木曜にトライアルで練習に参加した。私より2-3歳年上の元校長先生に状況を伝えると、彼もずっと腰痛と戦っているという。

彼は朝起きた時に腰痛が最も酷く、対策としてベッドの上に畳を敷いて寝ているという。実は私も同じような症状と対策をしている。長年使って中央が凹んだベッドの向きを時に逆にし、客間の畳の上で寝たりした。ベッドの上にゴザと敷布団を重ねて敷いて寝るのが現在のベストだ。

残念なことにトライアル練習の途中に腰に違和感を感じ、翌金曜日の練習を休む羽目になった。だが、万全を期して無理しないようにしただけで、今週はもう一度トライしてみるつもりだ。

昨日、義弟と隣町の内子の馴染みのカフェに行った。日本を襲った台風が続き観光客が減っているのではと思ったが、昨年の西日本豪雨で客足が急減したような変化はないそうだ。地元客よりネットで見たと言ってくる外からの客が多いらしい。カフェに向かう坂道で二人の仏人女性に出会い、用も無いのに思わず声をかけた。パリからだそうだ。何故か今もフランス人客をよく見かける。

2003年に早期退職から都会と田舎を行き来する生活を始めた。母が生存している間は介護と実家の維持を兼ねたたもので、季節を通じて何度も行き来した。3年前に母が死んでからは実家にお墓や山林田畑を見守る目的に変化し、雑草が延びる春から秋に半年田舎に長期滞在するようになった。

古希を過ぎて田舎での一人暮らしは徐々に体力的に厳しくなった。家内はもう後3年かそこらしか体力が続かないかもと言い、それ以降の生活をどうするか考えるよう促したことがある。私もそうなるだろうと思うが、その後の生活をどうするか具体的なプランが浮かばない。■
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