かぶれの世界(新)

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ワクチン接種を問い合わせてみた(2)

2021-04-29 17:47:38 | 健康・病気
コロナ感染を確認する為の帰郷後10日目の昨日、歯科医に診て貰った時に看護婦さんに聞いた。連休明けにワクチン接種を受けるという。東京よリ遅いが医療関係者は優先的に接種を受けるとの報道通りだった。彼女は高齢者がいつ受けるかは知らないとのことだった。

帰宅後、前日厚労省のコールセンターで助言された通りに、先ず自治体のコールセンターに問い合わせ事情を話した。市民への接種は5月中旬から予約受付を開始する、接種券は未発送だと説明を受けた。だが、私のような市民でない者には市役所に聞くよう案内された。

教えられた電話番号は市のコロナ対策本部(みたいな名前)で、5月20から高齢者を対象に接種を始めるという。だが、私のように住民票が無いと予約を受け付けるかどうか曖昧な返事しか返ってこなかった。手続き上必要な文書を提出し形式を整えても接種は保証できない口振だった。

はっきりした言葉ではなかったが、彼の説明は明確だった。市民のワクチン接種が最優先で、市外の居住者の接種が何時かは保証できないということだった。言葉を変えて聞いても同じ返事だった。私は彼の説明は理解できるが、説明の仕方は言葉を選んだ方が良いと言って電話を切った。

接種管理の仕組みが当初のマイナンバーから、従来スタイルの文書提出を求める方式に変わった時点から予想した通りになった。大洲市だけではなく他の自治体も同じで、担当する住民を何とかすれば良いという考えだ。国家的取り組みだなんて考えているとは思えない。これが現実だ。

しかしそれでは今回のようなコロナ対策は絶対に上手く行かない。ちょうどその時、一昨年偶然知り合った四国88か所巡り中の米人女性から久し振りにメールを受け取った。彼女と夫はワクチン接種を受けたという。彼らは社会保障番号を記入すれば問題なく接種できたろうと想像した。米国版10万円支給(もっと多いが)も確定申告も、この番号と名前・住所・口座番号だけで済んだろう。

これは想像上の手続きだが、何で日本はわざわざ面倒くさい文書を提出させ、自治体ごとに固有の台帳と一字一字突き合わせるようなことをするのか。今はワクチン供給が少ないからまだ良い。菅首相は現場の混乱を予想し自衛隊を出動させたのは極めて正しい判断だと実感した。

3日前に有線放送に突然市長の声がして大洲市でも4人が感染したという。人口4万人で4人感染は深刻な数字だ。知人によると、学校内の感染で前日も併せるともっと多いという、子供達が多数感染したクラスターが発生したようだ。上記の担当員は変異種かまだ分からないという。その時は可能なら私も接種したいと思った。

帰郷後10日経過し参加を申し込んだ地元のバドミントンクラブから返事が来た。マンボウが宣言され体育館の使用が禁止され、活動は中止したという。足腰が弱り東京のクラブは退会したが、田舎でもやれるか確認する積りだった。最後に皮肉だが、全てほぼ予定通りに進んでいる。■
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ワクチン接種を問い合わせてみた

2021-04-27 22:47:48 | 健康・病気
府中市から新型コロナワクチン接種券が実家(愛媛県大洲市)に転送されてきた。私のような市外滞在者は指定された接種会場に行けない。どうすれば住民票の無い市外地で接種できるか、何処に行けばいいか通知を見ても分からなかった。

今年初めころ菅首相は平井大臣を指名し、マイナンバーに紐づけしてワクチン接種管理をすると聞き、私が田舎に行っても何とかなるかもと期待した。しかし、最近になって平井大臣のニュースを聞くことは無くなった。マイナンバーで接種管理なんてマスコミは忘れてしまったようだ。

実は私はこう言う混沌とした状況が嫌いではない。関係部門に問合わせ一体何を考えているのか聞くチャンスだ。先ず、総元締めの厚労省のコールセンターに電話をかけた。受付の女性が府中市はどこですかと聞かれずっこけた。東京都と答えるとなんとなく身構える感じを受けた。

全国民が接種の対象になるとすれば厚労省のコールセンターは全国に何か所もあって可笑しくない。愛媛県大洲市からの電話を受け付けるとなれば、コールセンターは西日本のどこかにあると思われる。となれば東京近郊の町の名前など知らなくて普通だろうと思った。

聞きなれない名前の文書(住所地外接種届)を提出して申請しろという。詳しくは自治体の担当機関に問い合わせて下さいとのこと。聞きなれない文書名が出てきて何度も聞き直した。最後に手続きすれば来年2月までには接種出来ると言われ、「それ言わない方がいい、マスコミに叩かれる」と皮肉っぽく言って電話を切った。

説明を聞いて自治体ごとに接種手続きや管理手法が異なる、10万円支給時の大混乱を思い出した。同じじゃないかと。住民票を移さないで市外地の接種手続きを申請するなんて大混乱は必須だ。厚労省のコールセンターがこうしろとは言えないのだ。

マイナンバー管理を期待していたが、又もやお粗末三機関(厚労省・自治体・医療機関)の出番になったかもと悪い予感がした。そんな時、一昨年知り合った88か所巡礼中のカリフォルニアの女性からメールが来た。彼女と夫ともにワクチン接種を受けた、私はどうか問い合わせる内容だった。もう少し調べて返事しようと思う。■
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奇跡のハイド達

2021-04-26 21:59:43 | 日記・エッセイ・コラム
先週、義弟と4時間も延々と世間話をした時、お互いの妻に驚くべき共通点があると気付いた。彼は最近になって週末に夫婦でお酒を飲むようになったという。妹も私も親譲りの下戸だ。私は社会人になり仕事でお酒を飲むようになったが、妹がお酒を飲む姿を見たことがない。

彼によるとお酒が回ってくると妹は昔の事を引き合いに、彼が如何に酷いことをしたか責めたてるのだという。何十年も前の事を引き合いに出して非難されると聞き、我が家と同じだと思った。家内は妹と違って生まれ持っての酒飲みだが、飲む量は違っても酔っぱらうと全く同じことをすると。

それだけではない。あれほど私を罵倒したはずなのに、翌日になると家内は何事もなくにこやかな笑顔を見せる。私がそう言うと、彼は妹も全く同じだと応じた。彼女達はお酒を飲むと「ハイド」に激変する。お酒という点では全く異なる環境で育ったが、二人は酔っ払うと同じ反応をする。翌日は理性的な「ジキル」に戻る。

お酒によって二人が同じ「ジキルとハイド」的反応をするのは奇跡だと思った。それとも、私の認識不足だろうか。若い頃に妻が夫への不満を溜めた心からの解放なのか、だとすれば二人の妻だけの事はないのだろうか。いずれにしろ夫としては昔起こったことで手の打ちようがない。考え得る対策は、妻が「ハイド」になったらそっとその場から逃れるしかないと義弟と一致した。■
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老いて嗅覚が鋭くなる

2021-04-24 22:42:39 | 日記・エッセイ・コラム
老いて体力が低下しただけではない、温度変化に対する調整能力が衰え、血圧が高くなるなどと田舎での一人暮しについて昨日投稿した。幸い昨日今日と体調がよくなり天候もよく、症状が悪化する気配はなさそうだ。田舎暮らしに慣れてくれば何とかなりそうな気がする。

一方で、何故か分からないが最近嗅覚が鋭くなった。3年前頃から魚の生臭さが気になり始め、今年になってDK(ダイニングキチン)で家内が生魚を料理始めると臭いが気になると遠慮せずに言うようになった。魚が食べたいと言いながら、臭いが我慢できなくなるなんて最悪だと思う。

しかし、出来上がった料理の臭いは気にならない。アジやサバなどの青魚も美味しく頂く。特に太刀魚は好きだ。だが、最近では料理前の生魚は我慢できなくなった。家内には食べたいと言ったのに申し訳ないと、謝りながら臭いが気になると言ってしまった。

今回、田舎に戻り殆ど使わない部屋の前を通ったり戸を開けると、かび臭い臭いが鼻に着いた。台所の奥の物置や食器類を保管している棚からも臭いがした。昨年までは気にならなかった。正確に言うと嗅覚が鋭くなったのではなく、今迄はカビ臭を感じても気にしなかったのかもしれない。

何故そんなことを思ったのか? 子供の家族が田舎の実家に来てくれた時、最初の頃は実家で風呂に入り食事をした。だが、最近は外で風呂に入り食事するようになった。彼等も実家のかび臭さに我慢が出来ず、私に遠慮することもなくなったと鋭い嗅覚が教えてくれた。■
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逆境で老いとの戦い

2021-04-23 16:59:13 | 健康・病気
介護施設にいる母親の様子伺いに定期的に帰郷している義弟が昼食を持って来てくれ、昨日の朝10時過ぎから4時間余り雑談した。実際には電話で医者に容体を聞くだけで、母親には会えないまま帰阪予定だという。彼は大阪からで極力ご近所との接触を避けざるを得なかったという。

私も東京からなので事情は同じ、二人はコロナ以外も色々なトピックを長々と話した。他の話題に移っても話しているうちに自然と我々の老化と健康にかかわる話題になった。若い頃義弟は2ラウンド回ったゴルフも今や1ラウンドが大変らしい。所有する2つのゴルフクラブを休会したという。

体力の衰えでバドミントンを退会したばかりの私は、彼の気持ちが分かり過ぎるほど分かった。因みに私も相続した会員権の一つはバブル崩壊後に売却、もう一つは休会したままだ。今や母の為に補強した階段等の手すりの恩恵にあずかっていると、高齢者の二人は異口同音に白状した。

実家に戻った最初の夜にベッドに入った時の寒さは半端なかった。冬布団や敷きパッド2枚で寒さに備えたが、それでも足らず夜中に毛布をかけた。翌朝7時過ぎの室温は11.6度、東京の自宅より10度低く震えた。その後毎日2度程度上昇し、今朝の室温は17.4度になった。

部屋の熱源は私とライト、テレビ、パソコンに加えて異常に高い外気で、徐々に体に負荷のかからない室温になった。帰京後3日間は夏日が続き表通りまで出て散歩すると汗をかいた。帰郷翌日の午前中大汗をかき庭の手入れし、試しに締め切った書斎に戻ると室温は0.3度上昇しただけ。実家の造りと立地が成せる業だ。この温度差の中で高齢者が家を出入りするのは中々厳しかった。

これがどの位体調に影響しているか気になり、長らく図り続けている体温と血圧をウォッチした。

日付 室温 体温  血圧 体重
4/20 11.6 36.3 133/85 67.8
4/21 13.5 35.8 136/92 68.1
4/22 16.2 36.5 124/85 68.2
4/23 17.4 36.2 126/84 68.0

もしかしたら体調異変かもと不安になったのは帰郷3日目だった。体温が5度台に低下し血圧が基準値をオーバーした。気のせいかもしれないが帰郷前からコンマ数秒の一瞬意識が飛ぶ様な感覚を何度か経験し悪い予感がした。だが、翌4日目には正常な範囲に戻り一安心した。私の身体はまだまだ調整能力があるかも、田舎の一人暮らしを続けても良さそうだと思い直した。

昨日の義弟との長い雑談は気分転換になった。義弟が帰った後にバドミントンのラケットを取り出し素振りとフットワークし、その後川沿いの遊歩道を散歩した。馴染みのオバサン達に出会い帰郷の挨拶をした。実は彼女達とは顔なじみで冗談を言い合うが名前は知らない。今夕方5時前、今朝17.4度だった室温は21.7度、これから散歩に出る積りだ。■
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