かぶれの世界(新)

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匿名の時代

2024-08-16 11:40:41 | デジタル・インターネット
オリンピックが終わり日々のテレビ中継が無くなって気が抜けた。そうなると、報道は競技に代わって、選手に対して大量の悪意あるメッセージがSNSを経由して流れたと指摘するニュースが流れ始めた。原因は匿名だから起こっている事件(敢えて事件という)だと推測する。

多くは自ら名乗ると恥ずかしい悪質なメッセージを流す、根性のない一部の連中のなせる業だと思う。名前を公表する手段はAI等を使わなくとも世の中にある。この手の連中を守る必要はない。だが、名前を公表すると世の中に発言の自由はなくなり、民主主義の基本が崩れる恐れがある。中国が最も典型的な例だろう。

だからと言ってSNSに責任を押し付けてはいけないと思う。難しいけどSNSに代わって独立した機関を作り、その判断により悪意あるメッセージを流した連中を公表すべきだと思う。匿名の発言が世の中を支配させてはいけないが、彼らの考え方も存在することを世の中に知らしめるべきだと思う。例えば共産党が民主主義国で存在しうるように。

政府に判断を任せると一歩間違えると中国の様になってしまう。いずれにしても、悪意あるメッセージへの歯止めを造るべきだ、早急に。判断は国民に任せるべきかというと、私はそうは思わない。歴史的には国民は誤った判断を何度もして来た。決して中国だけではない。ヒットラーはドイツ国民が選んだし、マスコミは太平洋戦争を後押しした。

個人的には米国民がトランプ大統領を選ぶことを恐れる。ロシアや中国だけでなく欧米諸国もSNS等あらゆるディジタル技術を巧妙に使って自国に有利な情報操作をする。難しいのは我々の生活を改善する為にも、スポーツの競争力を高めるためにも有効だ。あらゆる競争力を維持するために秘密保持もまた有効な手段だ。多分、匿名の時代は終わらない。■
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ITオンチの恐怖(7)タスクマネージャ

2024-04-16 18:57:19 | デジタル・インターネット
先週初めに突然パソコンがフリーズし、私も顔真っ青にフリーズした。真っ黒な画面に警告の小画面が表示され、ctrl+wで小画面を消そうとしたが画面は微動だにせず、フリーズ画面から抜け出せなくなった。30年前頃に私が現役のパソコン技術者だった頃の癖で、何も考えずに電源を切り再度投入したが同じ警告画面が出たままだった。昔はそれで何とかなったのだが。

どうしていいか分からず、対処法が見つからず本当に困った。運よく息子が在宅勤務だったので二階に駆け上がり助けを求めた。息子は一目見て電源オンオフをしてはダメ、タスクマネージャで強制終了しろと言い、まごつく私の前で警告画面を消去し回復させてくれた。

私には「タスクマネージャ」なんて初めて聞く言葉だった。そして、息子は有料のウィルス対策ソフトをインストールすべきだと助言してくれた。ケチな私のウィルス対策はメールと資産管理ソフトだけ使い、ウィルスの侵入してくる余地を残すことだった。怪しいメールは予めスマホで消去してからパソコンで読み取ることにし、ウィルス対策は万全だと思っていた。

だが、今回フリーズした時は上記の素人ウィルス対策を守らなかった。大谷情報を検索した時に、画面の脇に気になる健康の見出しが目に入り、よせばいいのにアクセスしてしまった。これはウィルスに引っ掛る典型的なパターンだった。そして一瞬で画面が真っ黒になり、憎きウィルス野郎の警告画面が出てきた訳だ。

その後、息子が教えてくれたタスクマージャを検索し、初心者向けタスクマネージャ解説のYouTube動画を見た。初心者向けなのに私には初めて聞く言葉のプロセスだった。この年齢では集中して解説の動画をみたが、情けないことに直ぐに忘れてしまった。タスクマネージャという言葉すら忘れた。この記事の主題を「恐怖」に変更したのも少しでも記憶を保つ為だ。■
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ITオンチの試練(6)

2024-04-03 17:26:52 | デジタル・インターネット
制度発足後にマイナンバーカードを即申請し、マイナーポイントを貰った(カードのサインは2016/3/29になっている)が、その後特に欲しいものがなく今日までマイナーポイントを利用しなかった。その後長く放置したままで関連する操作法が分からなくなった。

だが、このところ後期高齢者の認知症の進行を私自身が意識するようになり、元気な間に家内や息子の為にポイントを利用したいと思い、週末に息子にパソコン操作を頼んだ。15,000円のポイントを3分割してパソコンを前に3人が顔を揃えて好みの商品を発注した。

私は以前から欲しかったスマートウォッチを発注した。と言っても欲しかったのは山歩きする時に欲しかった高度計の機能が欲しかったが、ポイント申請時に登録した楽天系のオンラインショップには安価なシャオミの時計にはそんな機能がなく5000円前後の商品を選んで買った。

家内はワインセット、息子はズボンを買い、トータルで不足分はクレジットで支払うことで手続きを終えた。と言ってもこれらの操作は全て息子がやってくれた。3人が会話しながら息子がパソコンを操作したのだが、横で見たはずなのに私はどう操作したのか記憶が定かでなかった。

そして、翌日からそれぞれ発注した商品が宅配で届いた。最初に届いたのは私の時計だったが、驚いたことに操作マニュアルが添付されてなかった。最近はマニュアルを読むのさえ理解に苦しむのだが、マニュアルがないと操作が全く分からなかった。私が出来たのは充電だけ。

夕方になって息子が会社から帰宅して利用方法を聞き、やっと少しずつ使い方を理解して行った。だが正直のところ機能の半分くらいしか使い切れていない。今迄のところ利用しているのは、時刻・万歩計・カロリー計測・睡眠の質測定だ。

多分この機械の特徴は「健康データの計測」だと思う。そして今日までの3日間にスマートウォッチに突きつけられた私の睡眠時間は5時間前後で「睡眠の質がとても悪い」という結果だ。深い睡眠は1.5時間、浅い睡眠は3-3.5時間だと決めつけられがっかりした。

家内によると、今月から小3になる孫はマニュアルなどなしでゲームをやり、自宅のオーディオを自由に使っているという。母親のもっと複雑なスマートウォッチも利用しているらしい。それが最近の子供達のあり方だという。私には全く理解できない世の中になった。■
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ITオンチになり下がる(5)それも悪くない!

2024-03-01 17:55:44 | デジタル・インターネット
税務署に赴き確定申告作業をする、実は私にとっては想定外に楽しい経験だった。1対1で3時間にわたり丁寧に対応してくれたのは3人の女性だった。2人は中年女性のアルバイト、1人は若い署員だったと思う。後期高齢者になってこんなに長時間女性といっしょにいる機会はない。

青色申告を勧めてくれた方は青色申告会から派遣されてきた女性、最終的に申告書作成を助けてくれた方はアルバイト女性の様だった。申告書がほぼ仕上がった頃に私は調子に乗って「高齢者がこんなに長時間若い女性と一緒する機会はない」というと、彼女は「もう若くないです」と言い「僕にとっては若いよ」と笑いながら言うといった具合だ。多分、良い印象を与えたと思う。

帰宅後に家内に税務署で助けてくれた女性と楽しい会話をしたと報告すると、彼女は「バカじゃない、皆仕事だから仕方なく対応してくれているだけよ」とシラっと応えた。それでも私は満足なのだが、「妬くな!」と笑いながら反論した。こういうバカな会話が出来るだけでも楽しい。

帰宅後にカバンの書類を整理していると、娘か息子が子供の頃にくれたペンケースがないのに気付いた。昼食後に再度税務署に向かい落し物がないか問い合わせると、落し物の報告がないので申告書作成をしたお願いして現場に連れて行って貰った。私にデータ仕分けをしてくれた机の後方に見覚えのあるペンケースがあった。子供からの安物のプレゼントだがとても大事にしてた。

その時午前中に青色申告を勧めてくれた女性が出てきて、満面の笑顔で挨拶してくれとても嬉しく思った。何故か彼女達は皆友好的だった。高齢者の私が調子よく対応したからか、或いは税務署にとって確定申告する人はお客だからか、良く分からないが悪い気はしなかった。■
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ITオンチになり下がる(4)確定申提出!

2024-03-01 17:50:23 | デジタル・インターネット
昨日の朝税務署に行き確定申告を終えることが出来た。といっても、約20年間にわたりパソコンの前に座り自分でe-Taxを操作して確定申告してきたのに、今回のマイナーポータル連携に変更されたシステムについて行けず税務署の担当の助けで何とかなった。悔しい気持ちだ。

前々日からパソコンの前で苦闘する私を見た家内の勧めに従い、朝8時半前に税務署に向かうことにした。入り口から続く長い列に並び、1階で「相談」を希望し、3階で「不動産収入有り」に区分され書類を渡され、担当者が並ぶ机に案内され具体的な申告作成作業を開始した。

最初の作業は私が持参した収入と支出の資料を分類してスマホに入力する準備までだったが、実際には私が不動産収入があるので白色申告から青色に変更した方が税金が安くなると時間をかけて説得された。私はメリットがあれば拘らないと変更に同意した。

だが、それは私が「無職」から「不動産貸付業」つまり中小企業主になることだった。府中調布狛江の3市で約7000人が青色申告会に参加する、殆どは中小企業のオーナーだそうだ。その場で会員の申し込みを記入した。どちらかというと私は興味本位で加入することにした。

それが終ったところで、青色申告会から署員らしき若い女性が呼ばれ詳しくデータを手作業で分類してくれた。昨年まで私がやってきたことだが、火災保険などが控除対象から外れたと聞きがっかりした。私は昨年までと単純に同じ操作で申告書を作りたかったが、隣の作成コーナーに移り全てスマホを使ってデータを入力することになった。

スマホでやるのは事前にネットで確認していたが、私は今回の経験を基に来年からはパソコンを使って自力で申告する積りだったが選択の余地はなかった。ただ、後になって最初にログインするところでマイナーポータルを選択しなければ従来のやり方でやれたことに気付いた。税務署に来る前に気付けば従来通りに自力でやれたはずだ。多分、これも後期高齢者の衰えの症状なんだろう。

ただ、私の場合は不動産貸し出しの他にも米国年金や投資損(今回)など入力項目が多く、その後も2階の総務に向かい青色申告の正式申し込みの手続きがあったので予定以上に時間がかかった。税務署から自宅までは徒歩10分程度で帰宅すると12時半、在宅勤務の息子は食事を終えていた。■
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