私風に翻訳すると「年寄に居場所はない」という記事を、2週間くらい前のインターネット・ニュース・メール「The Marshall Project」で読んだ。テキサス州の刑務所に50歳以上が2.7万人(全体の18%)いて、300人以上が車椅子で過ごしている。生活費の高い高齢者の比率が急増し、予算不足の当局は必死で恩赦して出所させようとしている。つまり、老人は刑務所にすら居場所がない、という。日本でも同じような事情と聞いたことがある。
金曜日に国勢調査で人口が5年で94万人以上減少したというショッキングなニュースが報じられた。少子高齢化は日本だけの問題ではなく、世界的な問題になっている。隣国の中国や韓国でも高齢化が深刻な問題として報じる記事をよく目にするようになった。中国は一人っ子政策が破綻したとされ、一方韓国は日本より低い出生率にあえいでいるという。しかも米国の刑務所にまで少子高齢化が進んでいるとは驚きだった。
私自身も仮住いの団地に引っ越して3週間たち周りの状況が見えて来るにつれて、私も含め老人がやたら多いように感じた。皮肉にもここはplace for old men(老人の居場所)だと思う。居場所がないというのも物悲しいが、それじゃといって老人の居場所に住むというのもあまり嬉しくない。やはり老若男女が住む環境が理想だ。
実際、近隣を歩くと高齢化が団地内だけじゃないように感じる。「哀しい」と言うか大袈裟だが自分が消えていくようで微妙な「恐怖心」みたいなものを感じる。昨日国分寺街道を北に向かって歩き、途中から広大な農工大と明星学園のキャンパスに挟まれた学園通り付近を散歩した。かつて賑やかだった風情が残っている緑に囲まれた道は、人通りが少なく閑散として余り楽しくなかった。やはり子供や若者の姿を見るとホッとするものがある。
お年寄りでも会話を交わせれば違うかもしれない。団地内ではすれ違う人達は誰も知らず、軽く頭を下げて挨拶するだけだ。 家内や息子は毎日仕事に出かけるのでまた別の気分なのかも知れない。だが、私は散歩や買い物で外出するだけでまるで田舎の実家で一人暮らししている様な気分だ。仮住いとはいえチョット予想外のことが起こっている。田舎生活と同じ覚悟が必要だったようだ。■
金曜日に国勢調査で人口が5年で94万人以上減少したというショッキングなニュースが報じられた。少子高齢化は日本だけの問題ではなく、世界的な問題になっている。隣国の中国や韓国でも高齢化が深刻な問題として報じる記事をよく目にするようになった。中国は一人っ子政策が破綻したとされ、一方韓国は日本より低い出生率にあえいでいるという。しかも米国の刑務所にまで少子高齢化が進んでいるとは驚きだった。
私自身も仮住いの団地に引っ越して3週間たち周りの状況が見えて来るにつれて、私も含め老人がやたら多いように感じた。皮肉にもここはplace for old men(老人の居場所)だと思う。居場所がないというのも物悲しいが、それじゃといって老人の居場所に住むというのもあまり嬉しくない。やはり老若男女が住む環境が理想だ。
実際、近隣を歩くと高齢化が団地内だけじゃないように感じる。「哀しい」と言うか大袈裟だが自分が消えていくようで微妙な「恐怖心」みたいなものを感じる。昨日国分寺街道を北に向かって歩き、途中から広大な農工大と明星学園のキャンパスに挟まれた学園通り付近を散歩した。かつて賑やかだった風情が残っている緑に囲まれた道は、人通りが少なく閑散として余り楽しくなかった。やはり子供や若者の姿を見るとホッとするものがある。
お年寄りでも会話を交わせれば違うかもしれない。団地内ではすれ違う人達は誰も知らず、軽く頭を下げて挨拶するだけだ。 家内や息子は毎日仕事に出かけるのでまた別の気分なのかも知れない。だが、私は散歩や買い物で外出するだけでまるで田舎の実家で一人暮らししている様な気分だ。仮住いとはいえチョット予想外のことが起こっている。田舎生活と同じ覚悟が必要だったようだ。■