かぶれの世界(新)

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大盛りイタリアン

2017-08-28 22:23:32 | 食・レシピ
義弟が自宅介護中のお母さんの様子を見に大阪から戻って来た。早速彼に提案して最近地元テレビで紹介されたイタリアン・レストランで昼食をとった。ビストロ・サンマルシェという最近流行りの洒落た名前で、駐車場は満杯だった。店の中を覗くと満員だったが、予約リストは3人待ちだったので待つことにした。

田舎では珍しくいかにもイタリアンぽいカジュアルな内装で、お洒落な格好の若いカップルや家族連れで一杯だった。ペパロンチーニを頼んだら大きなお皿一杯のスパゲッティが出て来た。葉物にオクラやトウガラシなど野菜たっぷり、凄いボリュームだった。パスタは普通より細く(多分1.4mm)、見かけ焼きそばだった。

食べ始めると案の定私の知っているペパロンチーニの味ではなかった。野菜たっぷりで炒めると沢山水分が出て来て水っぽくどうしても味が薄くなる、実際そうなっていた。しかも、パスタの量が半端なく多かった(後で聞くと乾麺で何と150gも使っているという)。最初は全部食べきれないだろうと思った。

ところが、食べ続けると野菜の旨みが程よく出て美味しく、頑張って全部平らげてしまった。150g細麺パスタ+たっぷり野菜とその旨み、「イタリアン風野菜たっぷり焼きそば」とでもいえば良いだろうか。ペパロンチーニを期待すれば違うが、これはこれでありと思った。

1時過ぎに店を出るとまだ待ち行列は続いており、駐車スペースは満杯だった。テレビで紹介され若者人気を煽ったのかもしれない。又来るかと聞かれれば、いつか家族を連れて行きたいと思う。イタリアンと言わないで連れて行った方が良いかも知れない。それと食べ過ぎに注意と言った方が良いだろう。■
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日本企業の役員給与が負けている訳

2017-08-27 16:51:13 | ニュース
日本企業の給与は若手から課長まではアジア各国より上だが、部長で追いつかれ取締役で抜かれると今朝の日本経済新聞は興味深い調査結果を報じていた。かつて日本の大企業に所謂管理職で働いた私には心当たりが無くもなかった。15年前の体験からこうなっても可笑しくないと理解できる部分があると思った。

私は憧れの技術者の道を30代半ばまで辿りそこそこの評価を得た。その後開発部門の管理職を皮切りに若い頃は予想もしなかった分野の仕事を2年おきに順繰りに担当し、その度に課長・部長・・・と昇進した。だが、新たな仕事は謂わば素人で、その道の専門家である部下の働きで成果を出して評価される管理職になった。

その意味で私は企業内役職は上昇して行ったが方針を決めて結果責任をとるリーダーというより、無難に従来方針の延長線上で部下に頑張って貰い成果を出して評価されやった気になっていた気がする。だが、企業文化の異なる海外取引先との交渉を通じ異なるリーダーのあるべき姿を痛感したことがあった。

それは90年代末に韓国が通貨危機で打ちひしがれていた時、危機下でも交渉相手の韓国企業がリスクを冒して世界市場を予測し大胆に設備投資したのを知った時だ。一方、私の知る限り当時の日本のトップ企業は危機に瀕した訳でもないのに小さな国内市場規模の範囲でリスクのない投資の開発生産を計画していた。

数年後にその韓国企業は世界をリードする存在になり、最終的には日本企業はジリ貧になってそのマーケットから撤退する羽目になった。それだけではなかった。問題なのは、別の主要商品でも同じことが起こったことだ。気が付けば日本のハイテック企業は軒並み同じような状況となり後塵を拝することになった。

私から見ると、当時の日本の部課長管理職や役員はリスクを回避し無難な決断をし、役員も状況を認識してそれで良しとした。種明かしをするとお気づきの方もいると思うが、その韓国企業とはサムソンのことである。他人事のように言うが当時管理職だった私も同じ立場だったらリスクを取らなかったと思う。

仮に今でもそういう企業文化の延長線上に今日の管理職や役員達がいるとしたら、部課長を境に給与がアジア企業に追い付かれ役員で逆転するというのは至極当然だと思う。冒頭の記事を読んで私はそう思った。記事は日本企業の人材獲得が競り負けると危機を煽る論調だったが、その前にアジア企業と比べ管理職や役員の在り様について、何故給与に差がついたのか冷静に見直してみる必要はないのだろうか。■
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古希の憂い(続)

2017-08-24 18:12:47 | 日記
うろこ雲を見て秋の兆しと喜んだのも束の間、昨日今日と空には入道雲が戻って来た。昼間は37度前後の酷暑でぐったりしている。酷暑2日目は昨日からの熱気が滞留して朝から暑い。夕方6時前の31度の書斎で扇風機を回しながらこの記事を書いている。

先日のM氏との近況報告には続きがある。私は70才まで生き残るとは予定してなかったので、それまでに可能な限り企業年金を貰う設定にしていた。ところが、70過ぎても直ぐに死にそうな気配はなく、今年から企業年金支給がほぼ半分に激減すると打ち明けた。すると、彼も同じで75才まで年金前倒し支給に設定したという。

彼はネット販売会社を経営しており、私も蓄えを投資して年金プラスアルファーの収入がある。二人の子供達は独立しているし、今すぐ家族が路頭に迷う訳ではない。私の質素な生活スタイルなら贅沢しない限り何とかやって行けるだろうと思う。それにしても、M氏も私も同じ発想で長生き志向でなかったのは驚きだった。

しかし、そこまで考えていたら死後の準備をしていていいはずだが、M氏は遺産相続やお墓など家族への引き継ぎは思案中のようで私に助言を求めて来た。私は田舎の実家と東京の自宅などの不動産と金融資産の分割、お墓の考え方を纏め子供達に説明したというとM氏はしきりに感心した。彼は私ほど複雑ではないようだが。

最近の税制変更と予期せぬ70歳以上の長生きで、私自身も考え方を見直す必要を感じている。仮に後10年も生きても、何歳まで健康でいるか、いつ資産管理を子供に引き継ぐか、5歳下の家内の健康状況はどうか、まるで多変数方程式だ。M氏には整理して紙に書いてみることを勧めたが、私こそ見直しが必要のようだ。

余談ながら会社勤め時代の記録を書かないかと真面目なM氏らしい打診を受けた。回想録というより個別事項の思い出のようなもので、その記事をネット販売に結び付けたいようだった。技術者上がりの素人の私が米国工場運営をうまく立ち上げたのは、米国人上司が連れて来たベテラン幹部のお蔭、私は秘書や人事マネージャのネーちゃんと仲良くやっていただけ、書くことなどないよと言って呆れさせた。しかし、それが正直なところだ。■
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うろこ雲

2017-08-22 21:54:45 | 日記
日暮れ前にいつもの川沿いのコースを散歩した。日中は暑さが舞い戻って何もやる気が起こらなかったのだが、熱気が残る堤防から空を見上げると一面にうろこ雲が広がっていた。昨日までの入道雲とは全く違う空だった。もう少し我慢すればもうすぐ秋、独居老人の暑い夏も何とか乗り切れそうだと思った。

そう思って歩き続けると「79才の老婆が行方不明」という有線放送が昨日に続いて流れた。行方不明になってもう3日になるはずだ。昨日は間道を走る消防自動車を見かけた。実家に戻る途中の近くの消防車格納庫にたむろする若い消防団員によると、仕事中に老婆を探すために呼び出されたという。

先週は82才の男性が行方不明との有線放送が流れ、翌日見つかったと報告された。今回はそうはいかないかもしれないと思いながら歩き続けた。行方不明者が私と同じ70代というだけで心穏やかという訳にはいかない。そうすると、うろこ雲も人生の終盤に差し掛かっている象徴のように見えた。■
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理念なき民進党代表選

2017-08-22 15:44:40 | ニュース
野党第一党の民進党の代表選が告示されたが、マスコミ各社は地味な扱いに終始している。誰も民進党を政権交代の受け皿とは見なさず重要な政治ショー扱いしてない。スキャンダルが続く中で「安倍一強の驕り」と指摘され内閣支持率を大きく落としたにも拘らず、政権交代で政治を変えようという雰囲気すらない。

理由は明らかで民進党の自業自得とマスコミの的外れの報道が原因だ。自民党が大敗した都議選が注目される中、民進党も議席を減らし弱小政党に沈んだ。都議選で消滅の危機まで追い込まれたのに、最初聞こえたのは自民党の非難ばかりだった。この党には現実を認識して自らを反省することが出来ないと印象づけた。

結果として自民党の失った支持率は、安倍批判報道に乗った民進党には向かわず無党派に行った。安倍政権の失点を追求するだけの民進党では、政権担当能力が無いと見なされていることを証明した。安倍政権の問題は手続きの問題であり、是正が必要だがそれに代わる政策の提案が必要だった。理念が必要だった。

換言すると民進党は国民から信じられてないのだ。マスコミ各社は分かっているから代表選を小さな扱いで報道したのだ。つまり民進党代表選はニュースバリューが無い、代表が誰に選ばれても国政に影響はないと。となれば民進党から離脱が続くのは自明だ。蓮舫代表の責任は大い。立て直しは容易ではない。

と言っても安倍首相は融通無碍に政策を変える。国内政治については毎年新しい標語を作り目先を変えて提案する。しかも、少子高齢化の進む我が国の実情的からみて、納得を得やすい内容だ。更に具体的には連合と連携して経済界と賃上げ交渉する等の柔軟さを示した。何もできない民進党への強烈なパンチだった。

一方、与党は外交・安全保障では一貫した政策が続く。民進党始め野党は発信力はほぼゼロ(無視されるだけかも知れないが)であり、国民の安全に対して貢献してない。国民は鳩山政権の迷走に余程懲りており、反省出来ない民進党に命を預ける積りがないことに気が付かないのか私には理解できない。

だが、やれることはある。民進党のルーツの「社会民主主義」を大胆に発展させた政策を提案し続けるとだ。「新自由主義」ベースに柔軟な政策を進める安倍政権だが、従来からの自民党支持基盤の反発を恐れ思い切った改革には逡巡する。かつての英国労働党の様に柔軟な対応ができれば民進党の存在価値は高まる。多分、無理だろう。■ 
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