かぶれの世界(新)

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内閣支持率の正常化

2014-09-30 17:59:47 | ニュース

 今月初めに安倍改造内閣が11ポイント改善し60%に回復した時、支持率変化の殆どは女性の支持率が16ポイント上昇したことによるものと日本経済新聞が報じた。その後、何ら具体的な政策を実施した訳でもなくただ期待感で簡単に支持率が上昇する危うさを私は指摘した。

 正直言うと、たったそれだけの理由で政府の支持率を上げ下げするある比率の存在(その多くは女性)の危険性を指摘したかった。この人達は一体何だ、この人達の根拠が極めて怪しい思いつきで国の政治が左右されても良いのか、という気持ちだった。

 そして、1か月もたたないうちにほぼ同じ比率の女性の支持が失われ(11ポイント低下し48%になった)、安倍内閣の支持率は7ポイント低下した。明確な根拠なしに上がったり下がったりする層の支持が剥落しただけと考え、私は内閣支持率が「正常化」しただけと見る。

 その意味では私の予測は的中した。今に始まったことではないし、予想された事だが、今回の世論調査の結果には本当に失望した。私は民主主義を信じる。お金に色がつかないのと同じで、民主主義システムでは誰の票も同じ重みがある。だが、こんな人達に政治を左右させたくない。これも民主主義のコストだと諦めねばならないのか。

 改善策は世論の成熟と調査精度の向上だと思う。後者については、複数のマスコミが世論調査を同じ時期に実施し発表することで、違いを分析し明確にして思想的偏向や誤差を減らせる。米国のような独立した世論調査組織を作り調査の精度を上げる事も出来る。だが、世論(民度)をどうやって成熟させればいいんだろうか。誰も世論は非難できない。■

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都会の生活を再開

2014-09-27 22:23:25 | 日記・エッセイ・コラム

 都会の生活と言っても東京近郊の三多摩だ。田舎暮らしと違うのは都心に近く自宅に同居人がいて役割分担を果たさなければならないということ。それに、ご近所の人達と話す言葉が方言ではない。一人暮らしに比べるとわずかに緊張感がある。出かけるのは車じゃなくて電車、その程度だ。

 一昨日帰京して翌日、最初に買い物に行ったのは駅前の古本屋。昨日6冊入手した。最近、古本屋で良い本を見つけるのが難しくなったと感じる。田舎では読みたいと思った本を1冊も見つけることが出来ず、少し焦っていた。

 古本が減ったと感じるのは、ネットからダウンロードして読む人が増えたからかも。ここでは何冊かは読んでみようと思う本を見つけた。失礼な言い方だが、古本屋に入るとその土地の文化レベルをある程度感じることが出来る。何もなければ、ここでは中央図書館に行けば何とかなる。

 東京でひょうが降ったり集中豪雨でマンホールが飛んだり、噴水が上がったりするニュースを田舎で見ていたので、知人にどんなに大変だったか聞いた。誰もが例外なく関係ないという顔をする。三鷹のひょうのニュースには驚いたが、隣町のここは田舎で見たニュースと同じだったようだ。

 今日の午前中はバドミントンクラブの練習に参加した。この半年間、素振りとフットワーク練習はしたがゲーム練習はしなかった。瞬間的な対応が出来るか心配だった。やってみるとパートナーと相手チームに恵まれると、何とかゲームになった。

 素振りを毎日やった効果が出たのと、メンバーも年をとったということだ。クラブに若い人が参加しなくなったのが気になるが。しかし1時間過ぎた頃から足がガクガクして素早く動けなくなった。恥ずかしい空振りも何度かあり、後半は順番が来てもパスして休みを入れて凌いだ。

 明日筋肉痛がどうなるか心配だ。昨日朝の血圧は142-89と大きく上昇したが、今朝方は正常な123-80に戻っていた。バドミントンが明日の血圧にどう影響するだろうか。来週は高齢者向けの健康診断、中央図書館、都心で子供達と食事会、ジムでトレーニング等を予定。

 帰京して喋る時間が圧倒的に増えた。喋る筋肉が退化してスムーズに言葉が出てこない気がしたが、すぐに戻れそうだ。生活にも効率を持ち込むとは私らしい、新しい都会生活のルーチンを確立して効率良く行きたい。田舎と都会のどちらが好きかと聞かれれば、都会にいると田舎が良く、田舎にいると都会に戻りたくなる。もう田舎生活が懐かしくなった。■

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田舎暮らし雑感14夏(終)

2014-09-25 17:49:27 | 日記・エッセイ・コラム

 9時に実家を出た時は雲が南から北に流れ、今にも雨が降りそうな雲行きだった。だが、リムジンバスに乗って松山空港に着いた頃、空は晴れ間が広がっていた。台風の影響があるはずと覚悟していたが、羽田に着くと松山と同じように青空が見えた。気温も湿度も高い感じがした。

 名古屋は大雨で地下鉄駅に雨水が流れ込んだというニュースを松山空港で見て、台風の影響が東に広がると思ったのだが幸運だった。今回みたいに行く先々で天候が良くなると少し気持ち悪い。電車の乗り換え時に後ろの中年女性に朝の天気を聞くと、知らないジーサンに突然聞かれて驚いたのか要領を得ない返事が返ってきた。最近思ったことを誰彼無く聞いてしまう。

 帰京する3日前から実家の庭の手入れやお墓掃除をバタバタやった。もっと早くやれば良かった。綺麗になった庭を見て楽しむ人は誰もいない。去年もそうだった。冷蔵庫の中身を処分しようとして食材を買いすぎたことに気付いた。もったいないと思いほとんど全部食べた結果、たった3日で何だかお腹の周りが大きくなった。体の方が大事なのに。

 ゴキブリとの戦いは決着がつかなかった。ゴキブリホイホイを3度くらい仕掛けたが、その度に何匹もかかった。噴霧型の殺虫剤を昨夜まき、今朝台所に入るとゴキブリが2匹ひっくり返っていた。昨年までゴキブリを友達扱いしたのが間違っていた。23年ほおっていた間に繁殖力が強いゴキブリが増え、広い家にゴキブリがうようよしている。勝負は来年に持ち越された。

 我家の畑を二度も耕してくれたのが誰か、機会を見つけて色んな人に聞いて回ったが結局分からなかった。2度あった葬式の度に聞いたので、私が捜していることを知っている人が増えた。こんな狭い町ですぐわかりそうなのだが、不思議なことに誰か分からない。これも来年に持ち越しだ。

 もう一つ心残りがある。庭の富有柿が食べ頃になる直前に帰京した。友人が親切にお店で聞いて、色づかなくとも糖度はのってる場合もあると教えてくれた。だが、私は子供の頃から何度もトライしているので、少なくとも我が家の柿はダメなのは分かっている。今年は八百屋で買って食べるしかない。と言うことで、今年の田舎暮らしはこれで終わりです。■

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血圧実験(3)

2014-09-23 21:36:27 | 健康・病気

 降圧剤で夏の血圧が安定

 5月に血圧が11375に下がって驚いたと投稿した。その時は一度だけで勘違いだった。と言っても、その後気温が上がった夏場は概ね12080台で悪くはなかった。夏の間ずっと同じ降圧剤、アムロジピンとアジルバを毎日服用から隔日にしても安定した血圧を保つことが出来た。薬剤師に服用を調整してよいと言われていた。

 昨年までは降圧剤を服用を自分の判断で中断し何度も高血圧に戻った。降圧剤は墓場まで持って行くと言われ、何とか生活習慣を改めて薬を止めたかった。毎年田舎に長期滞在するたびに降圧剤服用を中断して血圧が上がり、東京に戻って医者に叱られ服用再開を繰り返しをしていた。

 食生活改善

 今回はこの悪循環を止め降圧剤の服用は続けたが、生活習慣、特に食事をかなり変えた。朝食は従来と同じだった。低脂肪牛乳に低脂肪ヨーグルトを大匙3杯、バナナ1本とリンゴか梨を半切れに干し葡萄と干しプルーンを少々。朝食後30分に冷凍のトースト半切れとコーヒー。

 昼と夜は思い切り変えた。変えなかったのはご飯(冷凍)の120gだけ。味噌汁の減塩には特に気を付けた。味噌の量を大匙半分にした味噌汁を日に1食だけにした。具は干しワカメ、揚げ豆腐、ジャガイモ、ニンジン、鳥肉か豚肉が基本、プラス季節の豆類とかシイタケに干し大根。干しシイタケは痛風に良くないと言うので完全にやめた。残りの1食は料理によりお茶かスープにした。

 何もかも禁止、食べる物が無くなった

 この1か月ネットやテレビ情報を見て更に制約を広げた。から揚げやトンカツといった揚げ物などAGEとか飽和脂肪酸を使った料理は極力避けるように努めている。減塩やコレステロール、尿酸対策を含めると、もう食べる物が無い気分になる。結果として全体に料理の味が薄く、種類が限られ美味しくない。お蔭で外食すると味が濃いものの何を食べても美味しい。

 塩分が多いそば・うどん・ラーメンは食べず、麺類と言えば週1か2でパスタのみ。パスタの時は下記のサラダにインスタントスープ。牛肉は完全にゼロ、豚肉は隔週で最近はみそ汁に入れるだけ、チキンは硬くならないよう低温で焼いてショーガとポン酢で味付けして食べる。

 サラダは充実、他は全て冷凍

 サラダはレタスか予め切ってある葉物に、細かく切ったきゅうり、レンジで温めたブロッコリー、カニ味の練り物(くずし)、半熟卵など他に冷蔵庫にあるものを適当に入れる。ドレッシングは甘いゴマダレ味にポン酢を加えて頂く。他の料理にも塩や砂糖の代わりにポン酢を使う。

 色々な食材を使った料理は作れないし、やる気もないので料理のパターンは限られている。じゃがいも、ニンジン、カボチャは一口大に切って冷凍して少しずつ使う。纏めて炊いたご飯を1食ごと冷凍する。レンジで解凍してろくな味付けもせず食べる。手間暇かけて料理を作るくらいなら、不味くても簡単にできる物でいい。

 粗末な料理に彩(いろどり)あり

 他人にはとても勧められる食事ではない。自分では作れないのでアジやサバの甘酢煮とか高野豆腐・卯の花等の惣菜物とか、寿司か白身魚の刺身をスーパーで買っている。今回揚げ物の代わりに魚料理を増やしている。これで料理のバリエーションを少しは増やしていると思う。

 アルコールは安いワインを週1本買う程度だ。それを3日で空ける。以前は寝つきが悪いのを気にして毎日焼酎の水割りを寝酒に飲んでいたが、最近は気にしないことにした。それでも、朝は決まった時間に起床し、何とか規則正しい生活にした。

 規則正しい生活

 56時頃にラジオニュースを聞き二度寝する、7時過ぎにベッドで血圧を測り、7時半に朝ドラを見た後朝食を始める。その後夕食まで割り込みの仕事が無い限りやることは決まっている。ニュース速報はPC、政治経済とマーケットの深読みは新聞がメイン、その後市場データの投資物件への反映を午前中に終える。午後は趣味の読書・音楽・スポーツ観戦などをする。

 夕方体を動かす。屋内でストレッチと腹筋50回をやり、バドミントン素振りを240本、クロスコートのフットワークを10本、ウサギ歩きを100歩を毎日やっている。これらは無酸素運動に近いトレーニングだと思う。その後時間をおかず有酸素運動のため散歩に出て7000-8000歩くらい歩く。これで1日トータルで1万歩になる。週1回は散歩の代わりジョギングを約10kmやる。

 9月に一段と血圧下がる

 9月に入り気温が下がり始めた第2週頃から血圧が下がり始めた。食事や運動は何も変えてないが、毎朝ベッドの中で測る血圧が11070台に低下した。1日だけの現象ではなく911日からずっとだ。今朝は11574脈拍55だった。経験的に体重が減ると血圧が下がったが、今度は体重は過去最高の69kgもあった。

 何が原因かハッキリわからない。私は普通の人とは逆で、夏血圧が上がり、冬血圧が下がる体質とかかりつけ医は言う。少ないけどそういう体質の人がいるという。とすれば、9月になって気温が下がり始めたからか。それとも生活習慣改善効果が今頃出て来たか。今回痛風が出なかったのもその効果かも。血圧実験は続く。■

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スコットランド住民投票が突き付けた問題

2014-09-20 12:15:48 | 国際・政治

 スコットランドの独立を問う住民投票は妥当な結果に落ち着いた。私はスコットランド独立運動を理解はしても、同時に「大の運命を小が決める」不条理さを感じていた。スコットランドが独立したら英国の経済から安全保障まで破壊的な衝撃を受けるのは間違いない、独立派は「そんな事知ったことか」という姿勢だった。それでも英国は民主的なプロセスで処理した。

 この「大の運命を小が決める」状況は世界中にある。ウクライナの親ロシア派の反乱から、よく引き合いに出されるスペインのカタルーニャ、バスクやベルギーのフランドル地方の分離独立運動だ。中国にも多くの火ダネがある。武力弾圧から憲法規制まで対応も夫々だ。

 「大の運命を小が決める」パターンはもっと範囲を広げると、沖縄の米軍普天間基地から辺野古へ移転するか否かを名護市長選結果、或いは沖縄知事選結果で判断することも同じだと思う。つまり「国の安全保障を市長選或いは知事選で決める」ことになる問題が延長線上にある。

 国家的危機になるかも知れない決定を、たった8%の地域の住民投票に依存した英国の民主主義プロセスは、私には驚きだ。キャメロン首相は国を危機に陥れる決定をしたと後世の歴史家は評価するかもしれないと私は推測する。彼は独立反対派が間違いなく勝つという読みがあったと思う。結果的には英国の長い歴史の(巧妙な)知恵が勝ったとでもいえばいいのだろうか。

 だが、保守党が総選挙に勝てば2017年に英国がEUに留まるか否か国民投票にかけるという。今度は英国がEU崩壊の恐れのある国民投票をする、「大(EU)の運命を小(英国)が決める」状況になる。何だか問題のマトリョーシカが延々と続く。

 民主主義はタダではないが、払うべきコストは時に破壊的だ。特にそれがポピュリズムに繋がった時、払うべきコストは大きくなる傾向がある。それでも中国やロシアよりましだと思うが。■

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