かぶれの世界(新)

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田舎暮らし雑感2019(2)

2019-04-30 09:56:17 | 日記
いよいよ平成最後の日になった。このところテレビ放送は平成の30年間を振り返る番組が多く、そんなこともあったかと改めて思い出すことが多い。平成のヒット曲を聞くと懐かしいシーンを思い出す。足元では、田舎では滅多に見かけることがなかった外国人を良く見かけるようになった。

先日は遍路姿の若い米国人女性と話す機会があった。たった一人で何も知らない異国の田舎道を歩く若い女性を見て、日本が如何に安全な国かの証明みたいなもんだと思った。私の様な下心のある変態高齢者はそうはいない。というより、私は見るからに高齢者過ぎて論外ということだ。

昨日ディスカウントショップに行き支払をしていると、少し訛りのある「オカネオチタヨ」と言う声が聞こえた。床下を見ると足元に小さく折りたたんだ千円札が落ちていた。後ろに笑顔の若い3人の女性が並んでいた。有難うと言って拾い上げると、「オカネダイジダモンネ」と笑顔の声。

支払を終えて食料をエコバッグに詰めていると、彼女達が食料を満載した大型カートを転がして横にきた。「エーッ、凄い、これ全部3人分?」と少し大げさに聞くと、彼女達は手を振って「違う、違う!」 地場の工場に働く中国からの女性達で同僚の分を含めて纏め買いだと推測した。

日本語を話せるのかと聞くと「ちょっと」と返事。生活に困らない程度の日本語を話せるようだ。着てるものも見かけ上は土地の女性と変わらない。日本人じゃないと分かるのは少し訛りのある言葉だけ。日本の生活に慣れたのか、かつて見たよりお洒落でリラックスした雰囲気を感じた。

3日前から寒さがぶり返し、2週間前に東京から松山空港に降り立った時と同じ気温に戻った。帰郷後は急速に暖かくなり、冬物の布団や衣服を全てアイモノから夏バージョンに変えたばかりだった。やむを得ず冬物を取り出した。築100年以上の実家は夏の暑さや湿気対策がメインで、外気の影響を受け易く断熱性に優れる東京自宅が懐かしい。

先週金曜日に痛めた腰の具合も良くない。体力が激落ちするのを恐れ、朝のテレビ体操と筋トレ、夜のストレッチを続けたのが良くなかった。こういう所が私のけじめのなさと言うか、諦めの悪さだ。良いと思って行ったことが悪い方向に働く。田舎の一人暮らしでは諌める人もいない。■
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東京郊外より厳しい地方都市の商戦

2019-04-28 17:38:20 | 社会・経済
今月半ばから愛媛県大洲市の実家に滞在している。実家に2週間過ごして物価の安さに改めて驚いている。昨年末から積極的に買い物などを分担し主夫業に励んでいるので、食料品など生活必需品価格については敏感だ。市内を巡りどのお店のどの商品が安いのか調べ買物をしている。

分かったことは、人口26万人の東京郊外(府中市)より、人口4.4万人の四国の田舎町(大洲市)の方が圧倒的に安いのだ。全国どこでも買えるメーカー品の値段がお店によって違うのだ。例によって「知りたがり屋」の私は、何故そう言うことが起こっているのか仮説を立ててみた。キーワードは車社会だ。

仮説によると、価格差の最大の理由は東京郊外より田舎の方が競争が激しいのだ。食料品の場合、府中市駅周辺でよく行くスーパーは3つある。ところが、大洲市東部には食品スーパーが4つ、合わせてドラッグストアが4つある。このドラッグストアが曲者で、食品売り場が食品スーパー並に充実している。どちらも全てフランチャイズ店だ。旧商店街にはない。

しかも、大洲市東部はかつて田んぼと畑だったところで、これ等食品スーパーとドラッグストアには広大な駐車場を備えている。今や田舎では車なしには生きていけない。逆に広い駐車場無しの旧商店街はお客が来てくれないのだ。昔栄えた大洲市の旧商店街はシャッター街になっている。

それでも26万人と4.4万人の差がある。ところが、この大洲市の新興商店街の商圏は隣町の内子町・八幡浜市・西予市などから買い物客が来るという。お客は全て車で来る。自転車でくるお客も見かけない。お客は高速道路松山道、国道56号線、232号線を通って来る。食料品だけでなく電器販売、家具販売、衣料品なども同じだ。ただガソリンスタンドだけはトレンドとして減っている。

言い換えると、府中市では近所にあるスーパーに自転車で買い物に行く。東京郊外にあるスーパーには自転車で買い物に来るお客が圧倒的に多く、立派な駐輪場があちこちにある。自転車で買い物に行ける商圏は限られており、田舎の大洲市よりスーパー間の競争が激しくないのだ。

最近になって特に注目しているのがドラッグストアで、特定の商品が滅茶苦茶安いのだ。朝のシリアルだとか夜のお酒、運動時のサプリメント、他にガム、チョコレートなど。何時も口にするものだけに面倒でもお店を2,3軒ハシゴして買い物をすることになる。そうするとディスカウントショップが意識して更に値下げをする。これで田舎で値段が安くなり、旧商店街は廃れていく。■
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腰痛がキター!

2019-04-26 20:58:57 | 健康・病気
バドミントンのゲーム練習中に徹底的にドロップショット攻めにあった。近年ネット際のシャトルの対応が遅れ気味になったのがバレてしつこく攻められる。右足を思い切り踏み込んで腰をまげ対応する度に腰に痛みが走り、繰り返しているうちに腰の痛みに我慢が出来なくなった。

申し訳ないと謝ってゲーム途中でギブアップし代替をお願いした。バドミントンで腰痛になった経験のある人が多く、全員が私の申告に理解を示し無理するなと言ってくれた。その割には腰痛になるような厳しいリターンが返ってくると言いたくなったが、勝負事でそれは当然のことだ。

それにしても参った。腰痛になると殆ど何も出来なくなる。幸いなことに腰を曲げなければ、直立し歩くことが出来た。今日は参加者が8人ちょうどで、私がプレー出来ないと3人余りになってしまう。なので少し時間をおいてゲームに参加したが、無理しないで早めに切り上げさせて貰った。

腰痛が悪化するのが怖かった。練習を終え駐車場に向かう途中、長年腰痛に悩まされ症状に詳しいS君が助言してくれた。「腰痛の直接の原因とは別に前触れがあったはず、腰のどちら側が痛いですか」と聞かれた。右側だった。それを聞き彼は右足の膝とかふくらはぎに違和感があったはずと。

私は右利きなのでコートの前側にシャトルを打たれると必ず右足で踏み込む。その時体重の何倍かの負荷が右膝にかかるので、数年前から階段を上る時に膝、特に右膝がカクカクしたり痛みを感じ補強運動を続けて来た。ゲーム中の相手から見たら私の弱点とみて取り攻められる頻度が増えた。

もう一つ直接的な要因は昨日庭の草引きをやったことだ。前かがみ作業を4時から始め5時頃には腰に疲れを感じていた。だが、もう少しやったら庭の手入れが全て終わると思い、ついつい続けてやってしまった。終わったのは6時前で充実感はあったが、気を付けた積りだが腰に無理がかかった。

「そう言うことあるのよねー、もう少しで終わると思うと止められないのよねー。」とクラブのメンバーで家庭の主婦が同情して言ってくれた。だが、痛みが出たら後の祭り。腰痛がキター!■
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限界地区のマイクロ賑わい

2019-04-24 17:34:55 | 社会・経済
町の皮膚科に電話して聞くと予約はとらない、通常2時間待ちで診察できますとの返事。月曜日に親しい友人がお腹に出来た薄茶色の丸いシミを見て、早く皮膚科に行って診て貰え、多分白癬だと助言してくれた。私も気にはなっていた。1年以上前から臍(へそ)の周りに出来たシミが徐々に大きくなったが、年令と共に生じる皮膚の変化だろう、痒いけど我慢できると放置していた。

何時に行けば空いてるか聞いたが特にないという。お昼時にかけて行けば早く診て貰えるかもと勝手に期待して翌日町の郵便局の隣の病院に行った。受付から覗いた待合室は診察待ちで満杯。外で待っても良い、1時間半後の12時までに戻れと言われ、私のマイクロ冒険が始まった。

外に出た瞬間にソバカス顔が印象的な遍路姿の若い外国人女性に出会った。実は病院に歩いてくる途中道端で休憩中の彼女と目が合い米国風の挨拶していた。彼女はボストンに住みハーバード大を出たが金にならないNPOで働いている、自分を見直す為に2月に来日し遍路の旅に出たという。英語を使わなくなってから20年以上経っているが何とか会話は通じた。

地図をチェックして自分がどこにいるか分かっている様だし、その日は内子町に泊まるというのを聞いて助言できることはなかった。私は90年代に米国で働きボストンに何度も行ったというと、彼女は興味がある反応を返した。別れ際に私が何歳に見えるか聞くと60代後半とピッタリ、少し残念だった。

ハーバード大出の女性と親しく話せる機会なんて、引退生活の私には東京でも田舎でも先ずない。90で母が死んだ話から彼女が日本人の長生きの話題に触れ、私が米国は実質階級社会で平均寿命をレッドネックと一括りで考えると間違うと自説を披露すると彼女は頷いた。理解し合えそうな気がした。米国の政治状況など米国一流学歴の女性と意見交換する滅多にない機会なのにみすみす逃した。

遍路姿の彼女を見送り町の南側を流れる矢落川に出ると、上流に黄色の帽子を被った子供達がいた。聞くと堤防に生えているヨモギを採集している、次の日にヨモギ餅をつくのだという。若い女先生によるとこれで4年生全員、現在20人2クラスだという。私の頃は40人3クラスだった。

その辺は堤防の北側に菖蒲園があり花が咲くのはもっと後、見ごろは菖蒲祭のある6月頃だと世話をしているお爺さんは言った。診察までにまだ時間がたっぷりあるので時間潰しの質問をしているうちに、彼の弁舌が止まらなくなった。地場の電気機器販売会社オーナーで引退して菖蒲に嵌まった。

元々は近くの山裾の新谷藩御殿(明治以降は小学校になり私も通った)の池から移植し、加えて日本各地の菖蒲を植えて菖蒲園となし、引退後彼一人で守り役をやって来たという。園の真横に彼の3階建ての小洒落た家があり各階にずらっと菖蒲が見えた。菖蒲はイネ科なので田んぼに水をやる様に育てているという。初耳だった。6月の菖蒲祭に是非来てくれと招待された。

ジャスト12時に病院に戻り受付に報告したが待合室は依然として満員、一番奥の若い母子達の間に座り、持参した読み残しの新聞に目を通した。それから診察まで小一時間、周りの子供やお母さん達とすっかり仲良くなった。聞けば隣町の内子町や西予市からと言う。皮膚科が無いのだそうだ。

「先生、大洲は皮膚科が少なすぎますよ、何でですか?」と聞き、親指と人差し指で輪を作り「これですか?」と聞くと彼は苦笑いしたが否定しなかった。確かに皮膚病で死ぬ人も入院する人もいない、薬もガンなどに比べればやたら安い。診察結果よりよほど印象に残る一瞬だった。

私のお腹を見て先生は直ぐにメスの刃で茶色く変色した部分を削り顕微鏡で見て、速攻で友人の指摘通り「白癬」だと断定した。「こんなに大きくなるまでよくホットイタネ」と言われ、私は「痛みに強いですから」と答えると看護婦さんがコロコロ笑った。効き目のある塗り薬をお願いした。

薬局では少しバージョンアップして「痒みに強いですから」というと、今度は薬剤師のおねー様がにやりと笑った。塗薬は滅茶安かった。これで関係者全員笑わせた、大成功! 皆笑ってくれると私も嬉しくなった。例外は菖蒲園のマスター、彼はずっと生真面目に説明を続けた。

実家に戻ると1時過ぎ、家を出た時から3時間経過していた。診察時間は5分程度、実質1-2分程度だった。途中古い商店街の7-8割はシャッターが下りているか普通の住宅になっていた。車は通れど人通りはなし。皮膚科の病院の中は患者で溢れ出入りがあったはずなのに。限界集落というよりは限界地区と言うべきか、そこの限られた一点で賑わいを見た。■
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冷凍食品にはまりそう

2019-04-22 21:43:34 | 食・レシピ
2か月前に記事「セブンイレブンが美味しい!」で、冷凍パスタ(ナポリタンやボンゴレ)が美味しいと投稿した。勿論メニューによるが上記のパスタは普通のレストランで出される食事並に美味しく、食事だけの為ならわざわざ数倍のお金を払って外食する程のことはないと思った。

参考の為に私の好みを申し上げると、ペパロンチーニの様なシンプルなパスタの冷凍品より、具沢山の和風パスタの方が旨味が良く出ていて美味しいと感じた。チャーハンとか焼きそばとかは味が濃くて端から好みではなく試食もしてない。

それをきっかけに、家内は仕事で忙しいこともあって、「美味しい冷凍品」にドンドンはまって行った。近くのスーパーが毎水曜に冷凍品半額セールをやり、家内の指示を受け冷凍食品を買ってくるのが私の仕事になった。パスタからライスバーガーとか餃子、更には今川焼まで買った。

私も今月半ばから田舎で一人暮らしする予定だったので、頼まれた冷凍食品の買物を通じて相場が分かり食事の選択肢が増えた。この1週間田舎のお店を巡り冷凍食品が充実しているのに気が付いた。田舎の方がドラッグストアも含め競争が激しく、自宅のある東京郊外よりかなり安価だった。言って見ればウォルマートみたいに毎日が特売日だ。

ただ、筋金入りのケチの私の場合はスーパーで最も安い食材(訳アリも含め)を買い料理を作るので、平均200円以下の冷凍品でも手作り料理の方が安価に出来る。それでも、料理を作る時間がないとかやる気が湧かない時、電子レンジでチンすれば色々な食事がお店レベルの味で頂けるのは助かる。

冷凍食品の美味しさに気付く前は、田舎にいる時にカレーなど限られた品種のレトルト食品を保存食替わりに利用していた。目的は保存用と登山時の携帯用などで美味しいと思ったことはなかった。冷凍食品が美味しいと思ったのは、レトルト食品との比較でそう思った可能性もある。

家内の方が前向きなのだが、今後は私も日常的な食事として美味かどうか冷凍食品を評価し、家族内で提案する積りだ。比較の対象は外食したいかどうか聞いてみることだ。その為にはもっと冷凍食品を沢山食べなきゃ、と思っている。何だ、オヤジはやっぱケチと言われそうだけど。■
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