かぶれの世界(新)

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河津桜2020

2020-02-24 20:39:45 | まち歩き
河津桜と言っても都内品川区の河津桜です。桜には違いないのですが。

映画「ロング・トレイル」を見て、今日高尾陣馬縦走往復をする予定だったが、朝起きるとどうも腰のあたりに違和感があり中止した。家内に早速その旨伝え、三連休何もしないで終わるのはちょっと寂しいと言った。朝食後洗濯物を干し皿洗いを終わらせテレビの前に座ると、彼女がネットで調べ都内で桜見学をしようと提案した。

私がテレビで紹介された湘南の由比ガ浜に行こう、パン屋さんの女性がメチャメチャお洒落で綺麗だったというと彼女は鼻でせせら笑った。代りに提案したのが武蔵小山の「林試の森公園」で河津桜が咲いているという。私は武蔵小山がどこにあるかも知らなかった。栃木か関東のどこかと聞くと品川だという。

息子も参加して3人で12時前に家を出て南武線で武蔵小杉に行き、目黒線に乗り換えると40分余りで武蔵小山に着いた。約50年前に上京した頃は、武蔵小杉は南武線と東横線の乗換駅だった。現在は私鉄・地下鉄の相互乗り入れが進み訳が分からなくなった。私は息子と家内の後をついて行くだけの田舎者に戻った。

駅から狭い路地裏道を10分ほど歩くと林試の森公園に着いた。道幅2mにも満たない路地だが、多分最も人通りの多い路地裏道だった。道の両側は100%住宅街で無計画に家を建てられた印象だが、一軒一軒は小奇麗に建てられた洒落た作りだった。公園もその延長で手入れされているというより、自然な感じでそれが良かった。

家内が事務所で聞き公園の一角に満開の河津桜が10-20本程度あった。その下に隙間なく座り込んで桜見をする人達がいた。ちょうど1年前に行った伊豆の河津桜と同じ濃いピンク色の桜が咲いていた。綺麗で懐かしかった。この小さな公園にも外国人の姿がちらほら見られたが、地元の人達が桜見をしている感じだった。

公園の一角に桜が咲いているだけで落ち着いて座って見学する場所もなく、30分足らずそぞろ歩きをして駅前に引き返し昼食をとって自宅に戻った。調べると元は「林業試験場」で、昭和53年に筑波に移動後に都立公園として開園したという。その時に河津桜を移植したらしく、現在はキャンプ場やコンサートなどにも利用されている。

都内にこんな公園があるとは露知らなかった。最近何かというと家内はネットで情報検索して、聞いたこともないことを教えてくれる。10年前くらいから息子がくれたスマホやタブレットを駆使して、私より余程情報通になり驚かされる。今日も私だけなら何もせず家で寝転がっていたろう。4時前に自宅に戻り夕食時に改めてお礼を言った。■
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ロスト・イン渋谷

2020-01-13 20:54:15 | まち歩き
渋谷が変わったと報じるテレビニュー‐ス番組を最近何度か見て、一度生まれ変わった渋谷を見に行こうと家族に提案、賛同を得て今日家内と息子と連れだって出かけた。5年前に渋谷駅近くのウナギ屋に家族全員揃って食事をして以来の渋谷だった。5年間、渋谷と言えば通り過ぎるだけだった。

5年前は高層ビルのヒカリエに代表される景色の変化を見て、長男の嫁さんや私が「私の渋谷じゃない」と叫んだものだ。だが、今回はもう全く別の街になっていた。駅の東口前はヒカリエ・スクランブルスクエア・ストリームライン等の高層ビル群と周辺の工事中の施設と人並みで窮屈で息苦しい感じを受けた。

井の頭線の渋谷駅を降りた時は昔とそれ程変わらない感じを受けた。その先の階段で銀座線の乗り口が閉鎖されていた。案内通りにJRと東横線の駅を通り過ぎた頃から自分がどこにいるのか訳が分からなくなり、息子の後をついて歩くだけになった。まるで初めて米国の大都市NYかLAに行った時みたいになった。

話題のスクランブルスクエアに行きエスカレーターで各階の有名ブランド店を覗いて周った。14階のNHKショールームを見学して記念写真を撮った、多分もう来ないと思いながら。その後、昼食をとろうとビル内のレストランを見て回ったが、美味しそうなお店は長い列があり、さもなければ気乗りのしない店だった。

家内も息子も若者の街渋谷界隈に滅多に来ないらしく良く知らなかった。若い頃よく渋谷に来た私は、駅の反対側の道玄坂と文化村に繋がる道の三角地帯(センター街)に行こうと提案した。昔取った杵柄、ここなら少しは土地勘がある。空中(高層ビル内のお店)より地に付いた道路沿いのお店で落ち着こうという訳だ。

工事中の駅内の通路をうろちょろ歩いてやっとハチ公前に出て、スクランブル交差点を渡った。ここからは俺の渋谷、土地勘が働いた。風景は変わったが道なりは昔の儘で、ラーメン・中華・焼肉・イタリアン・タイ等の大衆レストランが並んでいた。最も昔と違ってたのは凄い人通りで、若者と外国人観光客が圧倒的に多かった。

カニ好きの家内に従いカニチャーハンと担々麺を頂いた。スクランブル交差点に戻って行く途中、大音響が聞こえて来た。道玄坂と交差する三角点で、チアリーディング・ダンスをするビキニ姿のお嬢さん10人余を大勢の見学客が取り囲んでいた。その隣ではレスリングっぽいしぐさの若者が笑いを取っていた。

やはり私が知っている渋谷とは違っていた。こんな見世物は見た記憶がない。でも、高層ビルが林立し息苦しい東口に比べ、青空が見えるスクランブル交差点辺りの方が好きだ。若い頃は若者の街と言えば新宿で、ややアナーキーでエログロな雰囲気に惹かれて行った。もうそういう時代ではないのだろう。■
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女の七変化

2019-03-23 22:06:19 | まち歩き
駅前の八百屋で家内に頼まれたバナナを手に取り、レジに向かうと乳飲み子を抱いた若いお母さんがいた。ハッとするような美形の横顔を見て思わず声をかけた。お子さんは何か月ですかと聞くと、昨日1歳になりましたとの答え。タイミングは良かったが、月数を聞いたのは拙かった。

返事を聞いて彼女の横に回り正面から赤ちゃんを見ると、母親に似ても似つかないごつい顔だった。前から見ると確かに大きいねと私は挽回の言。やっとつかまり歩きを始めたと彼女が嬉しそうに反応してくれた。もうすぐ歩き始めるから、あちこち動き回ってお母さんは大変になるよと私は応じた。そうなんですよーと彼女は嬉しそうだった。

彼女の支払が終わり笑顔で軽く会釈して去って行った。それにしても綺麗で感じの良い人だった。自宅に戻り八百屋で凄い美人に会ったが、連れていた赤ちゃんが彼女と全く似てない顔で驚いたと家内に報告した。娘が幼児の頃不細工で将来が心配だったが、小学に入った頃から足が長くなり突然変異の様に凄く可愛くなったのを思い出したよと付け加えた。

家内によると良くある話だという。成長期は体の部位の成長速度が異なるので、骨格のバランスが崩れることもあり不思議なことではないと。普段必ずしも理詰めではない家内だが、言われてみると納得できた。中学の頃の娘はとても美人とは言えなかったが、高校になると急に可愛くなった。

その頃になると必ずしも肉体的成長だけじゃなく心の成長も関係したかもと思った。そしてお化粧の仕方でイメージが変わったはずだ。恋人が出来て結婚し子供が出来ると言った経験を積みながら変わって行く。七変化どころではない。家内より娘の方が沢山の変化を見たことになるが、だからと言って女は分からないことに変わりはない。■
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東京郊外の風景(4)

2019-02-24 22:24:32 | まち歩き
最寄りの駅前の商店街の閉店ラッシュが続いている。今週もこのテーマから始まる。閉店した総菜屋の隣のドラッグストア(サンドラッグ)にサプリを買いに入ると、商品補充されてない空っぽの棚があちこちにあった。まさかと思い店員に聞くと、来月半ばに閉店するという。又か、遂に全滅だ。

昨年発表になった府中駅前の伊勢丹の撤退から総ては始まったと感じる。百貨店の苦境は以前から報じられており、府中店の客が明らかに少ないと常々家内は言っていたので驚きはなかった。だが、その後自宅周辺の駅前の店の閉店が続いたのは驚き、一体何が起こったのか心配になった。

最寄りの分倍河原駅南側のビル1階の商店が殆ど閉店になった理由は何か。家内の推測はテナント契約の更新時期が来て、家賃の合意が出来ず一斉に閉店になったのではと。経営上の問題を推測すれば、コンビニ数店が開店しお客が減ったはずだ。我が家も三回に一度はコンビニで済ませる。

閉店した跡に新たに店が決まっているか気になる。クローズした百貨店の跡は専門店が入ることが多いらしい。府中駅と伊勢丹の間には最先端のビルが建ち、既に洒落た専門店があるので伊勢丹跡に新たに専門店が入る余地があるのか疑問に思う。話は進んでいるのだろうが誰も知らないようだ。

話は変わって市内のあちこちを毎日のように散歩して、高層ビルに上がらなくとも通路から美しい富士山を見える場所を幾つか見つけた。例えば京王線分倍河原駅手前の細道、本町駅北側(ハケ上)の線路沿いの細道、本町駅南側のケヤキ並木道、その先の遊歩道沿いの脇道、更にその先の小学校庭沿いの通学路。我が家から一筆書きで富士山の見える道を辿ることが出来る。

そのうち3つのスポットは今年中に富士山が見えなくなる恐れがある。工事中のビルが完成すると散歩道から富士山が見えなくなるだろう。報道によれば昨年後半から住宅マーケットから資金が流出し始めているらしい。だが、私の住む町はマンションらしき中高層ビル建設が続いている。■
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隣の梅は綺麗

2018-03-07 18:08:19 | まち歩き
先週、買い物をして帰る途中駅前のロータリーのバス停に長い列が出来ていた。ビール工場見学とか競艇に行くバスを待つ列とはどう見ても客筋が違った。老人カップルと幼児連れの母親が目についた。例によって物珍しがりの私は列の最後にいる老人カップルに「一体何ですか?」と聞いた。

二人から私の質問に驚いた感じの返事が返ってきた。市の公園「郷土の森」の梅を見に行くんだという。「そんなこと知らないの?住民なら知ってるでしょう。」という言外のメッセージが返ってきた。私は梅園と聞けば自動的に百草園を思い浮かぶとつい口にしてしまったが、地元に立派な梅の公園があるじゃないかと言われた気がした。

駅前の道を歩くと「郷土の森 梅まつり」というのぼりが幾つもぶら下がっていた。気が付かなかった。「隣の芝生は青い」という他人のものは何でもよく見える人の性癖があらわれて、我町の素晴らしいものを無視して言ってしまった。私も「隣の梅は綺麗」に見えていた。勿論、この辺では百草園の梅は有名だが我が家のすぐ近くにも美しい梅林があることを気付かないでいた。■
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