かぶれの世界(新)

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減塩が全て

2013-06-26 21:48:33 | 健康・病気

朝目覚めてトイレに行くと右足踵に違和感を覚えた。左腰と足に痛みがあったはずだが、痛みが違うが覚えのある痛みだった。通風だ。過去の経験では痛みは親指か小指の外側だったが、今度は踵の内側だった。参ったなー、全身ボロボロだ。田舎に来る直前に掛付け医に、高尿酸値(9.5)と腎機能の低下は見逃せない、田舎で必ず医者に診てもらうようにときつく言われていた。

それから10日間忙しさに紛れ医者に行きそびれていたが、これで踏ん切りがついた。2年前のガン疑惑に懲りて今度は最初から市立の総合病院に行くことにした。初診の予約は出来ないというので高速をぶっ飛ばして受付期限の11時過ぎに窓口に行って手続きした。カードを作ってもらうと、次は内科の受付に行けといわれ、そこで問診のアンケートに記入し待った。

総合受付も内科受付も待合のベンチは患者で一杯だった。殆ど老人患者だった。待ち時間が長くなると予想し持参した読みかけの本を読み切った頃に名前を呼ばれた。看護婦に詳しい追加質問を受け、その挙句に通風は整形外科だと言われた。もう昼過ぎで時間切れだと。それはないよ。だが、いずれにしろ先ずは検査といわれ、身長体重測定と尿検査をした。

その後、指示に従って血液採取・胸のX線撮影・心電図撮影をやってもらった。血液採取は4つのビンに取り、通常の心電図に加え四肢の血圧測定による動脈硬化測定、心臓の大きさ測定、頚動脈硬化測定(エコー)をやった。私には初めての検査で、どうも高齢者の血管の劣化の進行度合いを調べるのが目的だったようだ。測定時間がかかるので検査技師とその間に雑談が弾んだ。

彼女によるとX線とMRIはオンラインで診察室と繋がっているが、予算の制約で他の機器はまだでこれから報告を書いて医者に出すからチョット待ってねとおどけて言った。そういえば院内の壁に取り付けられた無線中継器みたいな小さな箱があった。総合病院だけど、医者不足で産科と小児科がクローズした、道理で患者は年寄りばかりだった。

担当医は院長で私と同年輩くらいだと思うが、口の利き方が威張っていた。私が少し医療知識みたいなことを言うと、本当に分かっているのかと途中で遮ってああだこうだと断言調で説明した。結論を言うと、動脈・心臓・腎機能等には若干の劣化が見られ、尿酸値は8.2、中性脂肪は140とやや多めだが善玉が57ある、生活習慣(食事)を変えるだけでいいという。

それは一言で言うと「減塩」だという。私はかなり気をつけてきた積りなので、又普段気をつけていることを言うと、先生は又も遮って専門家の食事指導を受けろと一喝された。もう少し優しく言えないものかと思ったが、「ハイ有り難うございました」と素直に答えた。実際、今迄受けてきた健康診断よりよほど詳しくデータを取ってくれ大きな問題が無いことが確認されたので感謝した。それに多分院長判断で整形外科にまたがって対応してくれた。偉そうなのは許す。

受け付けに行って支払い手続きをお願いした後、別室に案内されて食事指導を受けた。部屋には若い栄養士(多分)が待っており、私から日々の食生活を聞いていかに隠れ塩分摂取が多いか説明してくれた。塩分は6/日に減らせ、そのためには味噌汁の味噌や煮物の塩は1食当たり1g、麺類は週1回、梅干・漬物は基本禁止、好きなサバは生を焼き後から醤油といった具合だった。

気が付くと昼食もとらずに午後3時前になっていた。3時から来客予定だった。3件も留守電が入っており明日に延期を依頼する伝言でホッとした。指導に従って味噌汁を作り遅めの昼食をとった。まるで味が無い。夜は冷蔵庫に残っている材料で煮物を作った。味が酷く薄く、よく言えば材料本来の味がした。栄養士によれば2ヶ月くらいで慣れて美味しく感じるようになるという。

蛇足だが、いろんな種類の検査をしてくれたので医療費が1万円以上になり、財布にある現金では足りなかった。カードは受け付けないという。それでは後から銀行振り込みにさせてくれというと、誓約書にサインさせられ拇印を押した。こんな恥ずかしい事になっても平気で冗談を飛ばす私もチョット恥ずかしいかなと、周りを見回したが誰も見てない。朝一杯だった患者が殆どいなくなっていた。今心配なのは、明日の朝通風が悪化して牙をむくのが怖い。■

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都議選自公圧勝を考える

2013-06-25 15:50:34 | 国際・政治

23日に実施された都議選は、自公の圧勝と民主の第4党転落がハイライトで、共産とみんなの躍進、維新の期待はずれ、生活・社民・みどりの全滅で総括され、ある意味分かりやすい結果だった。というのも、大方の予想通りの結果だったからだ。民主の敗北は当然で、未だに失敗の責任者の一人輿石氏がいること事態が信じられない負けるための布陣だったといえる。

自公の勝利は経済政策(アベノミクス)の支持と民主党政権の破綻に加えて、維新の迷走とみんなとの連携の失敗が後押しした。その上記録的な低投票率(43%、前回は54%)で組織票のある自公共が有利なのは明らかだった。元々東京都固有の特別な争点が無く、ある意味安倍政権の信任投票的な性格が強く、まさに参院選の前哨戦であったといえる。

だが、このようなミエミエの結果にも先々の変化を予感させる新しいトレンドを見出してみたい。具体的なデータは無いが例によって誤解を恐れず個人的な印象を述べる。

先ず、最近の選挙が失政した前政権を容赦なく叩きのめす「懲罰的な結果」になっていることだ。加えて小泉郵政解散で衆院自民圧勝、第1次安倍政権で自公敗れ参院ネジレ、衆院民主圧勝で政権交代、大震災選挙で参院再ネジレ、自公衆院圧勝で政権交代と選挙結果がシーソーのように振れた。今回の都議選もそのシーソーの延長線上にあった。このシ-ソーはかつての資本主義vs共産主義のような思想的転換ではなく、選挙公約を守ったか突発事故に対処できたかの類だ。

私の印象では、この「シーソー現象」は今世紀に入りポピュリズムが進行したためと考える。小選挙区の導入により政権交代が起こりやすくし、且つ安定政権かする狙いがあった。だが、中選挙区の都議選でも結果はギッコンバッコンした。必ずしも選挙制度がシーソーの原因ではなく、選挙民自身がもたらした結果なのだ。という事は、結論を先に言うとマスコミの影響を受けて投票する人達が増えた為と私は考える。

マスコミ報道、特にテレビニュースは大きな問題はプラスとマイナス両方をテーブルに並べない、マイナスのみ繰り返し報じる傾向が強い。紙面に余裕のある新聞より時間制約のあるテレビにその傾向が極めて強い。最近新聞を読まない人達が増えた結果、テレビ報道を見て全体像を理解できないまま投票する人の比率が高まっていると感じる。

深刻な問題はテレビを作る人達にそういう認識が無いことだと思う。ジャーナリストとしてしっかり教育を受けた人より視聴率稼ぎの上手な人が思いつきの意見を言っている感じがする。特に原発事故報道にその傾向が強く、悪いデータと被害者の情に訴える声のみニュースになった。坊主憎けりゃ袈裟まで憎い方式のニュースだ。都議選を見て我国の選挙は人物や物事の善悪含めトータルで物事を考え判断することが出来なくなりつつあるように感じた。

となれば絶対にミスは犯せない、しかしミスは必ず起きる、となると為政者はミスを隠すようになる、そういう体質が大小に関らず全国にあるように感じる。幸い、安倍政権は前回の失敗を経験し、今のところ上手くやっている。つまらないミスでマスコミに揚げ足を取られないよう気をつけている。逆にマスコミ利用上手の橋下大阪市長はミスを犯し失速したのと好対照だ。だが、これが国のあるべき形かどうか私は疑問だ。橋下氏の失言で彼の提案した全てが悪かった訳ではない。■

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腰痛再発!

2013-06-23 16:41:50 | 健康・病気

又も健康ネタです。3日前から椅子に座ると腰の左側に痛みを感じるようになった。この1週間を振り返ると多忙で疲れたせいかもしれない。

1週間前まだ東京にいる時の土曜日に地元のバドミントン大会で5試合やった日の夕方、誕生パーティをやってくれいつもより多くアルコールを取った。この日は夏日で大量の汗をかき、熱中症寸前になった。ハードな運動後のアルコールは気をつけねばいけないのは分かっていたのだが、美味しい料理でワインが進み気の緩みがあったかもしれない。

翌日、四国の田舎に飛び妹夫婦と母を見舞い、その足で実家に行き当座の生活が出来るようにした。次の日、松山に行き何かと世話になった友人と昼食をとり話が弾んだ。再び実家に戻り炎天下を歩いて農協と郵便局を往復した。その日は梅雨でも雨が降らず真夏のような暑さで、少し無理をしたかもしれない。夕食後、酷く疲れを覚えベッドに沈んだがまだ腰痛はなかった。

翌日、義弟が尋ねてきて最近の市場動向について情報交換しながら2時間足らず庭の手入れをした。その後近場のレストランで昼食しお茶を飲んだ。その日は楽しく過ごせたが、翌日から腰痛が出た。どれが原因というわけでも無いが、一連の小さい行為で身体に疲れが溜まったのかもしれない。或いは、この程度身体を動かす程度で耐えられないほど年をとったのかもしれない。

ここまで言って実はもっと肝心で可能性の高い原因を書かないでいる。それは疲労とは直接は関係のない、以前治療を受けた椎間関節嚢腫(のうしゅ)が又も膨らんで脊椎内の神経を圧迫し、それが原因で腰痛が再発したという疑いだ。実際はMRIで嚢腫を確認しただけで治療したわけではないが。多分、間違いない。以前の腰痛の出た部位と痛みが良く似ている。悪い予感だ。

以前は嚢腫に汗をかかせて小さくするという自己流の対症療法をやり、その効果かどうかは不明だが結果的に上手くいって痛みが取れた。前と同じコースを辿るなら痛みは下肢に拡大し、痛みから痺れに変わった。長くその状態が続き少しずつ痛みがひいていった。外科的な治療法以外に痛み止め薬しかないといわれ、だめもとでやったことをもう一度やってみよう。思い切り身体を動かせなくなるのはつらい。■

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富士山世界遺産登録後にやるべきこと

2013-06-21 21:19:57 | ニュース

富士山が明日にも世界遺産にも登録されるそうだ。信仰・芸術・景観の観点で不変的な価値があると事前審査で高く評価されたので、18番目の日本の世界遺産になるのは間違いないと報じられた。私は17件も世界遺産があったのかと驚き、同時にニュースが伝える地元民の期待の声に不安を感じた。

テレビが伝えた期待の声は登録を機会に富士山の価値をより高めていこうというより、外国人観光客が増える(地元にお金を落としてくれる)というものだった。今でもシーズン中の富士山登山客は多すぎると感じる。極端に言うと登山口から頂上まで列が繋がっている。

今以上に観光客や登山客が増えたらゴミ・トイレから登山道の維持は極めて困難、よほど覚悟を決めてやらないと自然破壊が進むと恐れる。そんな心配もしないで観光客の落とすお金ばかり気にしているように私には聞えた。多分それ以外の声もあったはずだ。またもやテレビメディアの全く見識の無い報道だとがっかりした。

90年代半ばに米国ワシントン州で働いた時、国立公園が3つある自然に恵まれた州でシーズン中は毎週のようにどこかにハイキングに行った。入園料(確かパーミット)は3種類あり、1週間有効・年間有効・全米の国立公園に年間有効なのが夫々5ドル・15ドル・50ドル程度だった記憶がある。試しにネットで調べると現在は個人5ドル・車15ドル・年間30ドル等々細かく分かれていた。

入園料は登山口のステーションで購入するか、無人の販売機に小切手を放り込んでチケットを入手していた。この入園料はステーションを運営し、公園内の自然や登山道を維持する為に使われる。ステーションでは寄付も募っていたが、最初私は園料など不要だと思っていた。つまり寄付など思いも付かなかった。

寄付の他にレインジャーはボランティアで一時的に維持管理を支援する若者も沢山おり、荒れた登山道を整備してくれているのを何度も見かけた。若い女性のボランティアが多く、ヨモギ色のユニフォームがカッコ良かったのを記憶している。公園で見かけた人達は環境意識が高く、狭い山道で擦違うために脇に避けると、中年のオバサンに山草が傷むと叱られたことがある。

本題に戻ると、テレビが伝える富士山世界遺産登録のニュースには、こういった自然破壊を防ぐ為の努力が今後いかに必要になるかなどという観点は全く伺えなかった。全く見識にかけるというか情けないというか、寂しい限りだ。政府というより日本人の意識というべきかも知れない。

世界遺産登録を機会に入山料をとるのは賛成だが、更に一歩踏み込んで自然破壊から守る本格的な仕組を作ることを提案する。例えば、NZのように山に入る人や車の数の上限値を決めておきそれ以上は入れないようにするとか。そんな例は世界中に沢山あるからいくらでも参考に出来る。お金が落ちない地元の人は大反対するだろうが。■

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田舎暮らし雑感13夏(1)

2013-06-18 22:08:55 | 日記・エッセイ・コラム

一昨日の午前中定刻に松山空港に着き、リムジンバスで松山市駅に向かい、大阪から車で帰郷した妹夫婦と落ち合い近場で食事をした。二人とも元気そうで近況を報告し合い話が弾んだ。昼食後母を見舞い、最近体調・精神ともに落ち着いているという報告を確認した。妹と二人で見舞う事は滅多に無い、落ち着いてきたといってもそれはそれで言葉少ない母の様子が気になった。

妹は見舞いが終るとその足で直ぐ大阪に戻った。娘の嫁ぎ先の父君が亡くなったばかりで予定があるという。聞くと父君は私と同い年で、ガン宣告から7ヶ月目だったという。妹も私も他人事とも思えない気持ちになった。私の家系はガンではなく心臓(循環器系)で死ぬ確率が高いと意見が一致した。彼女は医療的に無理やり生かされないようにする為には遺言で明確にしておくよう私に忠告した。最近はこんな話題ばかりだ。

その後、義弟の車で大洲市の実家に向かった。雑草に囲まれていると不安だった実家の周囲は、意外と雑草が少なく丈も低かった。実家を空けてから2ヶ月しか経ってなく、出掛ける前に除草剤を撒いてきた効果が出たのか、それとも今年の空梅雨のお陰か。今日の午後小一時間かけて目立つ雑草を引き抜いただけで、とりあえず見苦しくなくなった。問題は表通りにある雑草だらけの畑だ。別途考えよう。

昨日は友人と再会して昼食をとり、戻って農協に行き預金残高を確認し当座の出費や生活費を払いだした。ご近所に挨拶しただけで何かと支払いがあると教えられていた。カウンター越しに覗くと顔馴染みの窓口の女性が一人も見当たらなかった。郵政民営化以降、行政指導があった様で農協の預金窓口が頻繁に移動するようになった。今年から勤め始めたという新卒の(とても可愛い)女性が挨拶に来た。聞けば市内の山間部出身、転勤が多いと覚悟しているかと聞いた。彼女は承知しているが暫くここに勤めたいとの返事、気持ちはわかるが多分2年で転勤になるだろう。

炎天下を歩き家に戻るとどっと疲れが出てベッドに倒れこんだ。もう何もやる気が起こらない。暗くなって気が付くと入れ歯が無い。どこで失くしたか思い出せない。それまで食事した時一度も違和感が無かった。念のため東京の自宅に電話して家内に調べてもらったが見当たらないという。自宅を出てから何が起こったか記憶を辿っていくと、介護施設に母を見舞った時口内洗浄したのを思い出した。電話すると預かっているとの返事があった。ボケが進行した・・・■

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