かぶれの世界(新)

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SNSに負けたマスコミは何を学んだか

2024-11-27 11:41:51 | ニュース
米大統領選、総選挙、兵庫県知事選で表面化した多くの想定外の結果から、必ずしも報道が真実を伝えないことが明確になったと思う。特にSNSを利用した影響力が報道の在り方を見直す機会を与えた。選挙が終りその結果をマスコミがどう考えて何を変えようとしているか注目していた。

接戦が予想された米大統領選はトランプ氏の圧勝に終わった。総選挙は接戦を予想した自民党が大敗し、逆に大敗を予想した斎藤兵庫県知事が当選した。その後、日本の報道を見た限りでは何が原因だったか追及し、具体的な改善策をたてた様子は伺えない。報道において最も重要な真実を伝えることに疑いをもたれる結果になったにもかかわらず、私には他人事に様に聞こえる。

生稲外務政務官が靖国参拝の誤報が原因で佐渡金山の労働者追悼式に韓国政府が参加を見送ったとの報道が私にはショックだった。情報の発信元の共同通信は何時誤りに気付き関係部門に連絡したのか。それは単純な誤報ではない、日韓関係に傷をつける恐れがあることすら気付かなかったのか。だとすれば、共同通信は日本を代表する報道を名乗る資格があるのだろうか。

トランプ氏が次期大統領に就任して外交政策が一変すると予想され、我が国だけでなく世界各国が恐れどう対応するのか連日報じられている。その一環として故安倍首相の巧妙な対応が頻繁に報じられ始めた。それまで安倍氏の外交政策など殆ど報じなかったマスコミの態度に私は呆れる。安倍氏の首相としてのトータルな評価をして後世に残すことをしなかった。それは単なる誤りではない。

例えば日々の生活を報じる場合、テレビ等のマスコミ各社は自社の報じたい声を拾って重点的に報じバランスを失う傾向が極めて強い。一方的な情報発信になりがちなSNSと対して変わらないように私には感じるが、どうだろうか。生稲氏の靖国参拝誤報とそれ程違わないことをマスコミ各社はやっている可能性を感じる。日本のマスコミも信頼を失っている深刻な問題のはずだが。  

共和党寄り民主党寄りの両方に主要マスコミが存在し、世界のSNSを主導する米国が結局のところバランスの取れた情報を提供するシステムを作ることになると私は推測する(或いは恐れるというべきか)。勿論、ないよりはマシだが、私はあまり嬉しくない。■
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マスハラ?

2024-05-26 15:25:42 | ニュース
上川外相が先日静岡県知事選の応援演説中に「生まない女性は失格」と発言したとマスコミに報じられて、後になって発言撤回に追い込まれたと報じられた。私は彼女が外相に就任した時から、有能だった林前外相に劣らない仕事ぶりを高く評価しており不可解に感じた。

最初に思ったのは、彼女がそんな発言をするはずがない。次に思ったのは、発言を「切り貼り」され意図不明な発言に編集されてしまう。実際の発言はこうだったそうだ。

「ようやく(出馬)決断をしていただきました。大きな、大きな命を預かる仕事であります。今、一歩を踏み出していただいたこの方(推薦候補)を私たち女性が“うまずして何が女性でしょうか”」

これを、女性蔑視発言と解釈して非難するのは曲解だ、中学校の国語の先生に聞いてみろと言いたい。更に、この手の発言を切り貼りして非難するのは世界中で日本のマスコミしかいないだろう。マスコミは「切り貼り」能力を発揮するより、本人の真意を確かめて報じるべきだ。

最近よく聞く言葉で、パワハラ・セクハラ・カスハラ・・・タイパとか日本しか通用しない英語の日本的省略をよく聞く。好みではないが、「切り貼り非難」は日本的省略で言うなら「マスハラ」だ。この手のレベルの低い切り貼り非難にはマスハラと指摘しようではないか。

ネット検索ではこの上川発言はもう終わったことのように扱われているようだ。確かに最初からそれほど大袈裟に騒ぐ問題ではなかった、マスコミの意図的曲解だった。私はむしろマスコミ自身が自主的に報道内容をチェックして不適切なら速やかに訂正すべきだと思う。

数年前から偏向報道だと思い余り見なくなった「サンデーモーニング」を今朝たまたま見て、プロのコメンテーターでない女優(私感です。なかなかの美人、これも女性蔑視?)サヘル・ローズ氏がイラン大統領の事故死についてイラン市民の考え方の多様性を聞き驚いた。

伝統的にサンモニの評論家は偏向発言(或いは一方向からしか見ない)ばかりすると思っていた。彼女のような発言をする評論家が出演し、かつてならあり得ない発言するのを見て驚いた訳だ。彼女のような見方をする人ならマスハラ発言はしないかもと思った。■
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ダブルパンチ

2024-03-21 15:27:50 | ニュース
朝食後に家内と揃って昨日韓国で行われたMLB開幕戦で大活躍した大谷選手のテレビニュースを見ていた時のことだ。大谷選手の通訳が違法賭博で球団から解雇されたとのニュースが流れ始めた瞬間に、突然部屋が揺れ始めた。テレビ画面が切り替わって緊急ニュースが流れた。

かなりの揺れ方で東北大震災を思い出し、震度4はあるかもと思った。暫くしてニュース画面は震源地は茨城県南部の震度5弱で津波の恐れはない、東京は震度3だと報じて少し安心した。(続報で埼玉・栃木と報じられた)。慌てて調べたネット情報によれば、私の住む府中は地盤が固く揺れに強い台地で、液状化にも強いというがそれでも揺れた瞬間怖かった。

落ち着いたところで家内は買い物に出かけ、私は地震情報のネット検索をして大事にはなりそうもないと確認した。今月初めに函館旅行した時に千葉から参加した中年婦人二人も地震でツアーに遅れた。それを機会に話し相手になり、千葉は地震が頻発して今後大地震が起こるかもと彼女達は心配していた。そのことを思い出して関東地方に地震が来る予兆かと私も気になった。

地震が大したことなさそうだと分ると、ニュース番組はさっさと大谷選手の通訳の解雇に戻った。エンゼルス時代の随分前から通訳は違法賭博に手を染めていたという。大谷選手の結婚話が起こった時に通訳の嫁さんと一緒の写真を思い出し、彼女は知っていたのか気になった。

通訳の嫁さんの他にも、大谷選手や新婚の嫁さんとか球団がいつ違法賭博の件を知ったのか気になる。今回の地震で運行停止していた新幹線が再開したというニュースが流れ一段落したが、近いうちに大地震が来るかもしれないと気になる。昼食をはさんでダブルパンチを喰らった。■
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恩知らず

2024-03-15 21:20:40 | ニュース
今朝の日本経済新聞は在日米軍が輸送機オスプレイの運用を再開したと報じた。昨年11月に屋久島沖の墜落事故以降全世界でオスプレイ全機種の飛行を停止したという。米軍は普天間基地と横田基地に、自衛隊は木更津駐屯地、目達原駐屯地(佐賀県)と高遊原分屯地(熊本県)に置く。

屋久島沖の墜落事故は米軍横田基地に配備されている機体で、乗員8人が死亡した。事故の不具合の具体的な部位や内容は公表されていないが、運用再開に当たり再発防止に向けた安全対策を講じたうえで安全確保を最優先にオスプレイの運用を段階的かつ慎重に進める方針という。

沖縄県の玉城デニー知事は「強い憤りを禁じ得ない」と運用再開を非難し、「事故原因や対策の具体的内容は明らかにされず、十分な説明があったとはいえない。強く抗議する」と訴えたという。屋久島民では説明不足を訴える声と、国防や災害対応を考えると反対するのも難しいとの声があった。

複雑な声が聞えて来るのは当然だと思う一方で、私はそれは身勝手過ぎないかと感じた。亡くなった8人の乗員を悼む声が全く聞こえてこないのはどういうことだた。彼等は住民を守るために命を懸けて職務を果たしたのに、事故の文句を言うだけで人の命を何とも思ってないのか。

私にはどうにも理解できない。先ずは命を失った隊員や家族を思いやる気持ちがないのだろうか。その上でオスプレイの事故で危険な目に会うかも知れない住民を思い、今後どうあるべきか主張すべきではないのかと考える。

普段から住民の生命財産を守る為に任務を遂行している米軍や自衛隊員に対して感謝する気持ちはないのか。阪神淡路大震災や東日本大震災、能登半島大震災で彼等は何をしてくれたか、中国海警局の圧力に対応してくれているのか。米軍や自衛隊なくして対応できるのかと。

彼等が命を懸けて国民を守ってくれているのを理解できないのか、先ずは8人の乗員の命を悼む気持ちを伝えて欲しい。我々はそれ程恩知らずだったのか、それ程恥知らずだったのか。命を懸けて我々を守ってくれる諸君にまずは礼を言いたい。私達は恩知らずではない。■
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ドキュメンタリー・ニュース

2024-02-22 11:09:05 | ニュース
我が家の夕食は毎晩7時前にNHKニュースを見ながら始まる。1月後半になっても能登半島大震災の被災状況を時間をかけて詳細に伝え、ウクライナ侵攻等の他ニュースを伝える時間が減少したのに気付いた。今月になっても大震災の被災者個人に焦点を当てた報道が続き、モチロン被災者の苦労は理解した上でこの報道姿勢は変だという意見で我が家は一致した。

息子がこれは「ニュースではない、ドキュメンタリーだ」と言い放ち、我が家ではNHKの「ドキュメンタリー・ニュース」という言葉が定着した。毎日のように被災者個々の生活苦を報じるのはいいが、それでもって大震災や我が国の全体像を見失うようなことがあってはならないと私は思う。

桁違いの被災者が出た東日本大震災ではこんな報じ方では問題を的確に把握できなかったはずだ。自治体によって復興の取り組みが異なり、その結果がどう違ったか、それと比べ能登半島のそれぞれの取り組みはどうか、ボランティアの貢献の違いがどう反映されたか等々。メディアはそんなところに焦点をあてた「ドキュメンタリー」を報じて貰いたいと思う。

一方、民放は今月に入って従来の芸能主体の放送に一気に切り替わった。NHKもそれに倣えと言う積りはない。例えば米国のように各局が独自の放送スタイルをとれば良いと思う。残念ながら、現在の注目を浴びそうな被災者に焦点を当ててドキュメンタリー・ニュースを報じるやり方と、視聴率重視の民放の芸能番組とそれほど違わないように感じる。■
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