かぶれの世界(新)

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退院後のリハビリを頑張る(3)一難去ってまた一難

2023-05-31 11:17:52 | 健康・病気
5日前にもうリハビリではなく「普通の田舎暮らし」と宣言したばかりなのに、前歯の上側の3連さし歯がぽろっと抜け落ちてしまった。アイスキャンデーを前歯で噛み取ろうとして接着が取れた。とれた部分を見ると茶色く錆びているように見えた。もう寿命だったかも知れない。

昨夏以来の車のない高齢者の田舎暮らし生活は天候の変化に弱い。事故直後に購入した自転車がると、雨さえ降らなければどこにでも行ける。だが、今は自転車には最悪の季節だ。梅雨入りしたと同時に台風2号が待ち構えている。自転車で2キロ離れた歯医者までどうやって行くか。

もう一つ難題が生じた。実は月曜日から偽痛風の痛みを和らげるための鎮痛剤(ロキソニン)朝夜2錠の服用を中止した。昨年交通事故を起こした時に処方された鎮痛剤で体重が増えた経験があるので、痛みが和らいで来たのを見計らって処方を止めて様子を見ている。

鎮痛剤を止めた効果は直ぐに出た。体重が1キロ以上減った。だが、昨日から軽い足の痛みが患部を変えて再発し、3日続けて血圧が若干高く(130台から140台へ)なった。鎮痛剤は自己判断で止めても良いと先生に確認をとったたが、実際に体調を見ながらの判断は難しい。鎮痛剤をやめてたった3日目で判断するのは早すぎる、もう少し様子を見ようと思う。

台風2号は動きが遅く沖縄の南をゆっくり東上していると言うのが最新の天気予報だ。当地の今日の午後は曇りになると伝えていた。その予報を信じて歯科医に電話して3時から予約を入れた。万が一予報が外れ酷い雨になれば自転車は無理だと言ってキャンセルか、タクシーにしようと思っている。前歯は3本無くとも食事は何とか出来る。■
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ジョブ型雇用の定着は難しい

2023-05-30 17:28:02 | 社会・経済
コロナが明けて定着したかに見えたジョブ型雇用は、最近の報道を見る限り言葉だけ先走りしている印象がある。ネット情報を検索するとジョブ型雇用とは下記のよう雇用形態と定義される。

「企業が必要とする職務や業務内容に適したスキルや経験を持つ人材を採用する雇用制度です。 あらかじめ職務・勤務地・労働時間などの条件を明示し、雇用契約を結びます。 異動や転勤、昇進や降格は基本的になく、専門性を活かして効果的に働くことが評価される」

私が90年代半ばに米国の工場責任者に赴任した時、そこは品質管理と棚卸削減が最優先事項だったが私は全くの素人だった。役に立たない私を見て、社長は工場運営について名の知れた米国人専門家を私の上司として雇った。新上司は私の部下に生産管理の経験を積んだ部長を雇い、彼がやり手の若い生産ラインの管理者を他の会社から誘って工場の人材を補強して行った。

その時に使われたのがジョブディスクリプション(職務記述書)だった。私は米国に渡る前にそんなものがあるとは知らなかった。だが、心配は不要だった。私の出番はなかった。米国人上司が部長を雇ってくれた。部長の職務記述は上司が作り、部長が生産ライン管理者の職務記述書を作ったはずだ。職務記述書は私を素通りしたのだと思う。私は部下の部長を守り仕事をさせただけだ。

一方、私が赴任して来る迄工場で働いていた人達は、新しく雇った管理者の指示を受けて働き、工場運営は瞬く間に改善して行った。正直、驚いた。昔から働いていたマネージャは辞めて行った。それについて誰からもクレームを受けたことはない。当時の日本の職場ではあり得ないことだった。だが、これは米国のシステムだから起こりうることだと割り切った。

新聞報道によると「2023年春に大学を卒業したした人の就職率は97.3%で、コロナ以前と変わらず売り手市場の傾向」という。この報道に接して私は日本でジョブ型雇用はそう簡単に定着しないだろうと思った。米国の工場で働いた時に日本のような新卒の採用はなかった。新卒の職務記述書などない、仕事が出来るかどうかだった。

私の働いた工場に限らず業務の必要に応じて対応可能な能力を持つ人材を雇うのが建前だった。ところが日本で上記のように一斉に新卒採用し「よーいドン」で働くシステムで、突然他所から雇われた専門家が自分の上司になって働くのは難しい。唯一思いつくのは、新しい部署を作り社内外から職務記述書に基づく人材として働くこと。日本企業の弱かったIT関係の部門はそれしかないかも。■
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大洲市が観光世界一になった偶然

2023-05-27 19:25:37 | 社会・経済
故郷の大洲市が歴史的資源を活用した観光街づくりが「持続可能な観光地」として「文化・伝統保全」の部で世界一になったと最近テレビや新聞で取り上げられたのを見た。城下町だった大洲市肱南地区に残された歴史的資源を活用した街並み保全や地域経済に資する取り組みが評価されたという。

ネットで調べてみると受賞したのは3月7日というが私は全く知らなかった。4月半ばに東京から実家に戻った時から何度も市街地を行き来したがそんなニュースを見かけなかった。循環バスで市内のアチコチを通り、受賞した肱南地区も通ったが世界一になった熱気を感じなかった。積極的にPRしてる感じがなかった。新聞料金の請求に来た若者も市の街づくりに不満を示した。

コロナ明けで全国に観光旅行が広がっている絶好の機会を何故生かさないのかと思ったが、私なりに心当たりがあった。50年前頃の大洲市の中心は正に肱南地区の昔ながらの商店街にあったが、その後、警察署や法務局から市立病院とか図書館まで市郊外の農地に分散させた。

近年流行りのコンパクトシティとは逆のアプローチだ。結果として肱南地区の商店街は廃れシャッター街になったが、それは昔ながらの城下町時代からの古民家を地区ごと纏めて残す稀な街が保存されたと想像する。普通なら町の中心はコンクリートの最新のビルに建て替えられたはずだ。人口減で街が廃れて困った市が依頼したコンサルタントはこれに目を付け古民家ホテルに衣替えした。

というのが私の推測だ。それは意図したものではなかった。結果として市の東側は広大な駐車場を有するスーパーとかドラッグストアなど、アメリカンスタイルのショッピングセンターが林立し、肱川を渡ると肱南地区に古民家ホテルが群立する。話はうまく出来過ぎている。

乗客が減少して市内を走る困った4つのバス会社が路線を統合して循環バスを作ったのもその一環なのだろうか。古民家ホテルとか古い町並みとショッピングセンターを循環バスがつなげている。先月入院した時には私も循環バスを利用してずいぶん助かった。同時に街の隅々まで安価に走る便利さを感じた。

私は偶然が生んだ成功だと感じる。昔、市役所に勤め関係部門の責任者だった父からそんな話は聞いた記憶はない。不思議なのは市役所やその周りの古民家ホテルやマーケットから、全国の昔からの観光地、例えば高山とか白川郷から感じる熱気を感じないことだ。それが、大洲人気質なのかもしれない。他所から嫁いできた母が最初感じたことの延長線上にある様な気がする。■
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田舎暮らし雑感2023(3)

2023-05-26 21:31:16 | 日記・エッセイ・コラム
今日からもう入院でもリハビリでもない、「普通の田舎暮らし」らしくすることにした。まだ、右足首の腫れは完全には退いてなく痛みもあり、薬(降圧剤・鎮痛剤・尿酸値を下げる)を服用している。だが、気分的にはほぼ普通の生活が出来るレベルまで回復した。

普通にラジオ体操とかストレッチをしたり、バドミントンのフットワーク練習を始めた。ジャンプやジョギングはまだ厳しいが、普通の生活ではその必要もない。自転車なら全力で走っても痛みはない。少し痛みを感じる程度のトレーニングをやると、翌朝起床時に徐々に回復して来たのを実感する。

今日の午後は遂にリハビリやトレーニングではなく、ついに庭の手入れをやった。長靴を履こうとして右足がスムーズに入らなかった。まだ、足首の腫れが100%退いていない為で、無理やり足を押し込んだ。痛みは思ったより酷くなく、作業しているうちに痛みを忘れた。

4月半ばに帰郷した時から全く庭の手入れをやってないので、今では家庭菜園に使っていた庭の雑草が腰の高さまで伸びてきた。母が元気だったころの手入れの行き届いた庭は消えてしまった。書斎の横の小さな図書室に母がくれた庭の写真集の通りには絶対にならない。

家庭菜園との境に植えたサツキの木は枯れてしまいこの数年でほぼ消えた。どうも肥料や除草剤を使う必要があったみたいだ。その横にあったシャクヤクは花や茎がバラバラに倒れ、花は茶色に薄汚れてしまっていた。ゴミ出し用に新聞紙を縛る紐で取り囲んで形を整えた。

最初は雑草を手で引き抜いた。父母が50年前頃に植えたという梅の木を数年前に庭に移植して以来、梅の木の周りは手引き不可能な笹だらけになった。やむを得ず鎌で刈り取ったが、それでは竹の根が残るのでいずれ伸びて来るだろう。どうすれば効率が良いか近所で教わろうと思う。

庭の西半分の雑草を処置したところで、梅と柿の枝を剪定ばさみで落とした。今までなら木に登ったり、三脚を使って高所の枝を落としていたが、今日は高所でのバランスが上手くとれず怖かった。特に枝をまたぐとき足が上がらず無理やり腕力で体ごと持ち上げたが、一瞬転落しそうになり怖くなって今日は終わりにした。柿の木の枝は折れ易いので次は三脚を上手く使ってやろうと思う。■
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世にも稀なる天邪鬼な逆説

2023-05-25 20:19:57 | 国際・政治
朝食をとりながら日本経済新聞朝刊のオピニオン欄の二つの記事「対ロシア、悲観論を軸に「戦後」もプーチン体制の脅威」(秋田浩之)、「米大統領選、消去法の再対決へ」(Iブレマー)を読んで今迄の私の理解と全く違うので驚いた。

G7議長国として日本は大きな役割を果たしたが、欧州ではもっと厳しい現実が待っていると秋田氏は説く。バルト三国が以前からプーチンの拡張主義を警告したのに、無視したツケを今欧州は払っていると。しかし、ロシアをウクライナから追い出すだけでは平和は戻ってこないと続ける。

何とか戦争を止めさせ停戦に持ち込んでも、ロシアは今迄のやり方以上に軍事強化し再度戦争を仕掛ける。ロシアはそういう体質の国だと言うバルト三国の悲観論に基づいて、欧州はウクライナ支援の強化・ロシア制裁引締め・欧州軍事補強して「準戦時体制」で備えるべきという「超現実主義」だ。

ロシアは信用ならない国でありウクライナ侵攻を失敗させなければならないと思っていた私には納得できる理屈だった。だが、テレビに登場して無条件に戦争反対を主張するばかりの評論家やMCに聞きなれていた私には、秋田氏の主張はとても新鮮かつ驚きだった。

もう一つが来年の米国大統領選挙について今迄に報じられた予測を覆すIブレマー氏の記事だ。米国から流れて来る予想では、トランプ氏が共和党の大統領候補になったらバイデン現大統領が有利だと私は理解していた。ブレマー氏は現状では両氏の再戦になりそうだという。そこから先が違う。

民主党支持者の約半数は、バイデン氏は高齢で2期目は務まらないとみている。だが、トランプ氏が選されれば大惨事になるとの見方がも大半を占め、バイデン氏に望みを託すしか選択肢はないという。更に、トランプ氏以外の候補者が共和党の指名を得たほうがバイデン氏に有利だという。ブレマー氏は今まで米国マスコミが報じて来た大統領選の予測と全く逆の見方をしている。

テレビニュースでもこれだけ真反対の予測をするのを私は見たことがない。秋田氏はロシアをコテコテにやっつけろ、更にまた戦争を仕掛けて来るので用心して準備しろという。ブレマー氏は民主党支持者はバイデン氏では勝てっこないと思いながら他に適任者がいない、既に見るに堪えない醜悪な戦いが始まっていると。これ程、天邪鬼な私にピッタリな予測があるだろうか。■
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