家族が銀座に集まって昼食をとり家内の誕生祝をした。その帰りに数年前に復活したホコ天の中央通りを大勢の人達が歩いていた。しばらく歩くと前方に「ハグフリー」という看板を掲げた若い女性達がいた。それを見て「エー、そんな美味しい話があるの!?」、私は可愛い娘を見つけてにっこり笑い躊躇なく声をかけた。<o:p></o:p>
「俺、やってもいいよ」と言って両手を広げると、彼女が飛び込んできて即ハグをした。何故か周りで笑い声が起こった。恥知らずの変なジーサンとでも思ったのか知れない。見回すと、意外にも私のようにチャンスを生かす人は珍しいようだ。「やらしい」言い方をすると、若い娘とタダでやれるチャンスなんてそうはない。ハグフリー万歳だ。<o:p></o:p>
後ろを歩いていた娘はハグフリーの看板に気が付いていて、「お父さんは絶対やると思ってた」と家内に言ったそうだ。その通りになった。彼女は私が「やらしい」気持を無くしていないと信じていたようだ。よく分かっている、信頼してくれて有難う、と言いたい。多分、娘はこのジーサンとは無関係ですみたいな顔をしてたのだと思う。<o:p></o:p>
このブログの投稿履歴を調べてみると一度ハグについて書いいていた。2006年に日本シリーズに勝った日ハムの全選手がハグをしているのにぎこちなさを感じた、やる方か見る方のどちらかが慣れてなかったのだろうと推測し、米国赴任中の経験を紹介している。それから7年、日本人の間でハグするのをテレビ等でよく見かけるようになった。<o:p></o:p>
だが、身の周りの日常生活ではまず見ないし、田舎にいると絶対というほど見かけない。90年代半ばの単身赴任時代に当時高校生の娘が何度か訪ねてくれ、日本に帰国する時空港でハグをするとすごく嫌がった。それから殆ど変っていないように感じる。ハグフリー運動よ、頑張れ。!■