かぶれの世界(新)

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

突然の天気急変

2024-11-02 19:18:22 | 日記・エッセイ・コラム
朝目が覚めて今日の天気を確認すべく2階の廊下に出て外を眺めた。ところが窓ガラスは全て真っ白に曇って外が見えなかった。気温差により結露したのだとガラスに触ると、室内の方が気温が低いので指に水分を感じなかった。サッシを少し開けると生温い空気を感じて直ぐに閉じた。

こんな季節に窓の外側が結露するなんて記憶がなかった。新聞を取りに玄関を開けると気持ち悪い生温い風を感じて、慌てて新聞を取り出し玄関を閉めた。その後急いで家じゅうの窓がしっかり閉まっているか確認してから朝食をとった。それ以上異常は感じなかった。

ところが、2階の書斎でテレビをつけたまま調べ物を始めると、11時半頃になって雷が鳴り雨が降り出し、BSテレビの放送が停まり画面が真っ暗になった。地デジのNHK放送は臨時ニュースが流れ、「松山市に記録的短時間大雨情報発令され1時間に100ミリ降雨」を報じた。更に時間を置いて今治市にも120ミリ降雨とのニュースが報じられた。

更に12時前頃になって音を立てて豪雨が降り始めた。裏山に向かう側の窓を開けると雨樋を通り越して雨が音を立てて流れていた。慌てて2階の全雨戸を閉めて回り、1階に下りて外から一部開けていた雨戸も閉めた。その間、雨樋から溢れた水が頭に被って大事になった。

改めて家の中を一回りして確認すると、朝方結露して見えなくなった窓ガラスは雨に洗われて見通しが回復していた。暫くして雨は止み、2時頃には占めた雨戸を全て開けた。一方、西条市ー松山市間と伊予市ー大洲市のJR汽車が運行停止し、松山市内の10地区で緊急安全確保が発令された。JR松山駅は床が浸水し市駅も使い物にならず、松山は観測史上最大の雨の量に達したという。

朝方見たガラス窓の曇りはこの異常な天候の前触れだったのか。それから5時間後に降った突然の大雨の直前にBSテレビ放送の電波が届かなくなり、それから10-20分経過して突然大雨が降り、更に小一時間で雨は治まった。驚くべき天候異変だったが、今回メディアの予報は一切なかった。雨が降り始めてやっと報じただけ、そんなものかも。■
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

貸し切り歯科医

2024-11-02 10:46:39 | 日記・エッセイ・コラム
何時もの様に朝7時頃目が覚め朝のルーチンを実行した。血圧測定をした後に階下に降りて仏壇のご先祖様に線香をあげ、朝食の準備中に新聞を取りに一旦外に出た。外はポツポツ雨が降っている程度で、予約した歯科医に自転車で行けそうだとホッとした。

朝食の前に自転車を飛ばして表通りのゴミ捨て場に行くと、月初めの段ボールや古新聞や牛乳パック等が何もなかった。雨の日はビニールを被せて古紙ゴミを出せと各戸に通知されているが、集落の誰一人ゴミ出ししてなかった。それが集落のしきたりで、私も納得できないが従って来た。

でも、歯科医の予約は天候がどうあろうと必須で、急いで自転車で戻り朝食を済ませた。何時もの果物にヨーグルトと牛乳、ウィンナーと卵焼きにパン・コーヒー、餡子入りの和菓子にコーヒーだ。新聞を見ながらテレビニュースを見た。政治経済より大谷選手のニュースが最優先だ。

だが、一通りルーチンを済ませると外は雨がザーザー降りだった。何時もなら絶対にキャンセルする雨だったが、来月半ばに帰京するので左奥歯の治療だけはどうしても一区切りつけないとまずかった。一旦防水服に雨合羽を着たが、この雨では長い距離を自転車で走るのは無理だった。

迷った末に雨合羽を着て傘をさして歯科医迄行くことにした。歯科医は昨日も走った10キロの折り返し点とほぼ同じ若宮地区にあった。途中で無理と思ったら引き返すつもりだったが、普段のやりすぎ効果で脚力は十分あった。途中で国道を歩き始めた頃に徐々に小振りになった。

予約より10分遅れで歯科医に着いた頃は雨は殆ど上がっており、もう少し待って自転車でくれば楽だった。待合室には誰もおらず初のマイナーカードで手続き後、作業着を脱ぐとその下のシャツは汗でズルズルになっていた。診察室に入ると「貸し切り状態ね」と看護婦さんニッコリ。

天候が悪い時は患者が来なくなると言う。患者は車で来るか近くから徒歩で来る、私みたいに遠方から自転車で来る患者は珍しいと思ったが、お年寄りの患者は近くでもキャンセルする様だった。その看護婦さんは最初技師かと思ったが、詰め物は同じセメントか聞いた時返事がなかった。

治療はセメントを詰め型を取って15分余りで終わった。その間に雨が上がり若い患者が2人増えていた。帰途の途中に珍しく88カ所巡礼の老男性に出会い話しかけた。東京から来たと聞き、私も東京からだと言うと、急に話が弾んだ。彼は珍しく反時計回りに巡礼していたが、今年は閏年なので逆回り(逆打ちという)がご利益があるからという。

前から気になっていたインバウンドの巡礼者を余り見かけないと聞くと、彼は海外からの巡礼者はむしろ増えた。彼らはネット検索で調べてスマホで確認しながら、旧道を厳密に守って歩いているから出会わないのだろうという。私の祖母や母はバスで回ったと言うと、今も同じだと言う。

その後国道沿いにしっかりした造りのうどん屋さんが並んでいたが、ガラス戸から覗くと食卓は一杯でその前に長い列があり諦めた。その頃から雨がザーザー降りに戻り急ぎ足で戻った。実家の周り30分は大雨で、歯科医の周りは小雨、それらを包む大洲盆地は雲海に包まれていた。■
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする