草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

仙谷長官とダブってしまう過激派の活動家の顔

2010年06月19日 | Weblog

 仙谷由人内閣官房長官と松本健一が知り合いだそうだ。二人とも東大卒のインテリであるが、それにしても、仙谷の品のなさはなぜだろう。松本が「現代の眼」に連載していた「若き日の北一輝」を読んだことがあるのだろうか。仙谷ごときが北一輝を愛読しているわけはないが、かつて社会党の代議士であったわけで、現在、民主党を名乗っているのも、おこがましいことなのである。北の人となりについて、面白いエピソードが残されている。北は人に接するときには、決まって「さん」付けで呼んだのだという。いかに年下であっても、「君」付けにして見下すようなことはなかったのである。もちろん、北の取り巻きのなかには、いかがわしい人間も多かった。北が三井財閥から面倒を見てもらっていたのも確かである。盆暮れには、今の数千万円もの金が届いたともいう。それを批判するむきもあるが、傲慢な振る舞いに及ぶことはなかったのだ。何かすると声を張り上げる仙谷とは、人間がまるっきり違うのである。順逆不二ともいわれる北の思想についても、大川周明が「仏魔一如の世界を融通無擬に往来していた」と述べているように、並みの思想家ではなかった。それでいて、白面の書生という一面もあったのだ。団塊の世代である仙谷は、あくまでも成績の良い優等生でしかなかったのだろう。松本のような詩的感受性があったならば、封印の書であった北一輝全集をひもといていたはずだし、サヨクにもならなかっただろう。サヨクに毒された団塊の世代が引退しなければ、日本は良くならないのではなかろうか。日教組によって、自分たちの祖国を貶めるようなことばかりを教えられ、先人の思いを顧みる教育を受けていないからだ。以前に北一輝ブームが起きたとはいえ、それは一握りの者たちだけであったのだ。仙谷の恫喝的な態度を見ていると、カルト信者のように単細胞で、暴力で一般学生を黙らせた過激派の活動家の顔とダブってならない。

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保守派は日の丸の旗で参議院選挙を戦い抜け

2010年06月19日 | Weblog

 参議院選挙が間近なのに、もう一つ自民党に勢いがない。なぜそうなってしまっているのだろうか。日の丸の旗で日本中を埋めつくそうとする愛国心に欠けているからではないか。選挙公約で消費税を10㌫値上げすることを明らかにしたが、そんな責任野党を演じることよりも、日本という国家の解体を目論む民主党政治の問題点を徹底的に追及することが先ではないか。一大争点にすべきは、永住外国人に対する地方参政権の付与法案である。国民主権を謳う日本国憲法に違反する法律を通そうとする菅直人政権とは、真っ向から激突すべきなのである。民主党という政党そのものが、党員やサポーターになるにあたっても、日本国籍でなくてもよいのである。特定の外国勢力が集団で加入すれば、彼らの意のままに代表を選ぶことができるのだ。今回の参議院選挙で自民党は、この国のかたちをどうするかを、国民に問うことが求められている。そのためにも、自民党を始めとする保守派は、日の丸を掲げて選挙選を戦うべきだろう。ワールドカップで日本の選手たちが、肩を組みながら一つになって国家を斉唱したように、国旗、国歌によって、日本人としての一体感を取り戻せるからだ。サヨクとの違いを浮き彫りにするためにも、日の丸の旗で埋めつくすべきなのである。

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朝日の「天声人語」ですら民主党には呆れ顔

2010年06月18日 | Weblog

 今日の朝日新聞の朝刊を読んだら、民主党には投票しないと思うのだが、国民はどうしても騙されたいのだろうか。先の総選挙で示した民主党のマニフェストが、現実には実現しなかったことに対して、「天声人語」では、厳しい批判を加えている。「マニフェストは生き物」と言い訳をするだけで、反省の弁がないのが許せないからだ。さらに、予算委員会も開催せずに、あたふたと国会を閉じ、「風があるうちにと選挙に走る」ことしか考えない政治手法を揶揄したのだった。「本気でやり直すには、ふさわしい手順と伝え方がある」というのである。もっともな意見であり、まさしく正論である。それは「経済気象台」においても同様である。こちらの方は社外の執筆者のようだが、子供手当によって、労働もせずに多額の現金を懐に入れるのを嘆いている。「天下の愚策と称された地域振興券と軌を一にする」とまで酷評している。在日外国人の海外居住の子供にまで支給することに関しても、異論を唱えている。そして、「この天下の愚策は即刻廃止するべきだ。今、廃止すれば、まだ傷は浅い」とまで書いていた。このほか、社説では、自民党がこの国のかたちを守ろうとするのに対して、民主党が「新たな社会づくり」を目指すというのが、両党の相違点であるとも言及している。常識的な見方を述べただけであるが、いくら何でも、民主党を応援しようとする気にはならないはずだ。しかし、世論調査の結果は、表紙を替えだけでも、国民は理解して支持してくれるのだから、民主党にとっては万々歳なのである。新聞よりはテレビの方が影響力があるからだろう。朝日新聞ですら冷静な紙面構成になっているのに、新聞に目を通すこともない国民が増え、いい加減なテレビのコメンテーターの発言に操られてしまっているのだから、てんで話にならない。

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米中の挟み撃ちにあう日本の危機

2010年06月18日 | Weblog

 英語・中国語文化圏というものがアジアを席巻しつつある。これまでもそうであったが、とくに最近の中国人は、日本語を学習するよりも、まずは英語を習得したがっている。英語を喋れれば、国際化の時代に通用するからだ。体制の違いなどは、どうでもよいのである。それに対して、米国では中国重視派が勢いを得て、親日派は力がなくなっているのではなかろうか。鳩山由紀夫前首相のデタラメな対米外交によって、日本の信用は著しく失墜し、それにコミットしていた米国の関係者も立場を失ったからだ。中国が共産中国として、イデオロギーを前面に出してくれば、日本もそれなりの存在価値があった。しかし、表向きはともあれ、中国はアジアでの覇権を確立するために、米国との新たな協調を目指しているのではなかろうか。その前提となるのが、英語・中国文化圏の拡大である。現在のところは、かろうじて日本は中国の影響下の外にあるが、民主党の菅直人政権が東アジア共同体を推進しようとすれば、日本は朝貢国になり下がる危険性すらある。中国語と英語は似た面があり、マスターするにあたって、日本語ほどの難しさがない。言葉の壁というのは、コミュニケーションを妨げることになるが、英語・中国語文化圏が拡大されることで、日本が孤立することだけは明らかである。自由に話ができる相手の方を信用してしまうからだ。日本の保守派の一部が、ことさら在日の中国人に神経をピリピリさせるのも、背景にはそうした文化侵略の危機があるからだろう。徹底して攘夷を叫ばざるを得ないほどに、日本は追い詰められているのである。米中の挟み撃ちにあうわけだから、生ぬるい戦い方では、国の主権は守れないのである。

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沖縄戦で散華せし英霊を冒涜する菅発言

2010年06月17日 | Weblog

 米軍の普天間基地の移設問題に業を煮やした菅直人首相は、民主党の喜納昌吉参院議員に向かって、「もう沖縄は独立した方がいい」などと語ったという。それが本当であるならば、とんでもない暴論である。それだけで総理大臣の職を辞すべきだろう。昭和20年3月26日から始まり、6月23日まで繰り広げられた沖縄の地上戦での日本人の戦没者は、軍民で20万人を超えるのである。さらに、4月6日から始まった沖縄戦での神風特攻隊は、終戦の日の8月15日まで行われ、海軍機と陸軍機合わせて1912機が出撃したのである。そして、3018名ものパイロットが散華した。そこまでして日本人は沖縄を死守せんとしたのである。菅首相は、その死者の霊に申し訳がないと思わないのだろうか。冗談であっても、そんなことを一国の宰相が口にすべきことではない。鳩山由紀夫前首相もそうだったが、国家が何によって成立しているのか、何を守らなければならないのか、ということを考えたことがないのだろう。国家の三要素は、領土、国民、主権なのであり、第一番目にくるのが領土なのである。そんなことも知らずに、この国をどこに引っ張ってゆくつもりなのだろう。仙谷由人内閣官房長官は、永住外国人の地方参政権付与法案をあきらめていないようだ。それはいうまでもなく、国民主権を否定することだ。民主党政治をこのままにしておけば、日本という国家は解体されてしまうのである。領土も国家主権も放棄するわけだから。

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逆ギレ政権の最大の武器は恫喝

2010年06月17日 | 政局

 菅直人首相や仙谷由人官房長官はエセサヨクの本性丸出しだ。自分たちが批判されると、逆ギレして大声を張り上げるからである。余裕がないというか、全共闘世代の暴力主義から抜け切れないでいる。お互いの議論に耳を傾けて、自由に討論をするというよりも、恫喝する方が手っ取り場合からだろう。あの当時は、一般学生がまともな発言をしたりすると、大勢で壇上から引きずりおろし、撲る蹴るの乱暴を働いたが、それと同じリアクションだ。批判に向き合う謙虚さを持ち合わせていないのである。学生運動の言葉で言えば、菅首相も仙谷官房長官も単ゲバ主義者だ。仙谷官房長官は、もともと社会党の国会議員で、自治労の顧問弁護士をしていただけに、思想的にも時代遅れであり、経済学についても無知ときているから、痛いところを突いてくる相手を罵倒するしか能がないのだろうが、逆ギレ政権というのは、日本の国政史上前代未聞ではなかろうか。鳩山政権では「ジミンガー」の連続であったが、今度は「名誉毀損だ」「訴えてやる」とかの脅しばかりである。鳩山由紀夫前首相や小沢一郎前民主党幹事長の政治と金をめぐる問題を、国民は納得しているわけではない。菅新政権が誕生したので、それなりに期待しただけなのである。しかし、菅政権はやることが単ゲバでしかないわけだから、国民の支持を得られるはずもない。

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元気がなさ過ぎる菅首相では短命政権間違いなし

2010年06月16日 | 政局

 昨日の参議院での菅直人首相の答弁を聞いていると、官僚が書いた文章を棒読みをしているだけで、覇気がないのには驚いてしまった。歴代の首相のなかで、一番元気がないのではなかろうか。いかに奇兵隊内閣とぶちあげてみても、年寄りのたわごとに聞こえてならなかった。それから、代表質問に立った自民党議員などの舌鋒に対しては、できるだけ冷静さを装っていたが、同じことの繰り返しでお茶を濁しただけであった。しかし、日本が国難に直面しているときだけに、そんな体たらくでよいのだろうか。沖縄返還のときに総理大臣の座にあった佐藤栄作は、菅首相と同じ長州出身であったが、言葉に勢いがあった。しかも、普天間基地の移設どころではない難題を抱えていたのである。あくまでも、当時は名目に過ぎなかったとはいえ「核抜き本土並み返還」ということに、佐藤はこだわったのだった。その功績が評価されてノーベル平和賞をもらうことになったのである。菅首相は老いが人より早いのではなかろうか。予算委員会も開催せずに、民主党は党利党略だけで参議院選挙に突入することになった。あの答弁では、政権が窮地に追い詰められるというのを、民主党幹部の多くが心配していたので、批判を承知で強行したのだろう。鳩山政権に続いて、またもや菅政権も短命政権に終わりそうな雲行きである。そもそも民主党政治に期待した国民が愚かなわけだから、しかたがないことではあるが。

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啄木の思いに通じる行動する保守運動

2010年06月15日 | 思想家

 新新右翼ともてはやされてきた鈴木邦男氏と、今注目されている行動する保守派の若い人たちが激突する。還暦を前にした世代の者にとっては、どう考えたらよいのか迷ってしまう。学生騒動が激しかった1970年頃は、新民族派といわれた学生たちが、日本学生同盟を結成していた。そこの一部が三島由紀夫が隊長の楯の会の移ったのである。それから日学同は自民党系の自由派と分裂したり、急進的な日学同解放派まであったような気がする。極左の運動がピークを過ぎると、新民族派も衰退し、かろうじて、日学同主流派が中心となった三島由紀夫研究会が活動していただけであった。ただ、日本大学で、生長の家系の反憲学連がヘルメットで武装して、極左を排除したこともあった。日本学生会議という攘夷論的な学生も、ときおり跳ね上がった行動して話題を集めたものだった。『ジャスコ』や『無窮』という機関紙に読みふけったこともあったが、それも昔のことになってしまった。最近では、レコンキスタを発行する一水会のメンバーがマスコミの寵児になっていたと思っていたらば、もはや鈴木氏らも時代遅れのようだ。国家解体の危機を前にしては、理論的にどうのこうのよりは、行動が先なのだろう。石川啄木の「ココアのひと匙」の詩は「奪はれたる言葉のかはりに/おこなひをもて語らんとする心を、/ われとわがからだを敵に擲げつくる心を」と詠んでいるが、日本の保守派もそこまで追い詰められているのではなかろうか。しかし、誰がそれを笑うことができようか。

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疑惑隠しと論戦回避の民主党を自民党は許すな!

2010年06月15日 | 政局

 民主党に舐められているのに、どうして国民は怒らないのだろう。普通だったら開催されるべき予算委員会を拒んで、すぐに参議院選挙に突入しようというのは、民主党の疑惑隠しと論戦回避以外の何ものでもない。にもかかわらず、菅直人政権に期待するというのは、どうかしているとしか考えられない。野党八党がこぞって要求しているわりには、マスコミはその辺の深刻さをまったく伝えていないからだろう。しかし、そんなことがまかり通ってしまえば、議会政治は機能しなくなってしまうだろう。それと同時に不甲斐ないのは、自民党の対応である。体を張って抵抗する気持ちが微塵も感じられないからだ。紳士的に対応しても、相手がそんな出方をするわけだから、ハンガーストライキをするくらいの覚悟が必要ではなかろうか。さらに、街頭に出て気勢を上げもしないで、参議院選挙に勝てるわけがない。今起きていることは、衆議院で多数派を占める民主党の数の暴力である。それだけに、谷垣禎一総裁を始めとする自民党執行部は、あらゆる抵抗策を講じるべきではなかろうか。そして、保守派の新党とも提携し、日本を守る救国戦線を結成し、国民に広くアピールすべきだろう。総理大臣の首を挿げ替えただけで、やっぱり民主党を支持しますという世論になったのには、野党第一党の自民党の責任も大きいのである。とくに、大島理森幹事長の影が薄いのはなぜだろう。もう少し派手に与党とやりあうべきだろう。与党惚けからそろそろ脱却しないと。

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クリーンさを隠れ蓑にする菅政権の独裁政治

2010年06月14日 | 思想家

 今ネットの世界で面白いことが起きている。これまで鳩山政権や民主党を応援してきたブログなどは、菅直人政権に対して批判的になっているのに、2ちゃんねるでは菅首相を擁護したり、民主党寄りの書きこみが増えているからだ。選挙を前に、民主党の秘書団や労働組合関係者が組織的に行っているからだろう。それにしても、レベルの低い中傷が大半である。菅政権が予算委員会も開催しないことは、まさしく議会制民主主義を踏みにじることであるのに、それの居直りも、尋常ではない。これに対して、保守派も反撃を試みているが、今までは考えられなかった事態である。どんな悪事を働いても、許されるかのような言論がはびこるのは、日本にとって好ましいことなのだろうか。しかも、権力者を批判することに、いちいちケチをつけるというのは、それこそ、スターリンやナチスがやったことと同じである。菅直人首相の今日の国会での答弁は、まるっきり官僚の文書を読んでいるだけであった。あれでは予算委員会を開催することをためらうはずだ。にもかかわらず、民主党の支持率が高いのは、マスコミが自主規制しているからではなかろうか。しかし、民主党寄りとみられていたブログの方は、綺麗ごとを口にする菅政権の危険性に気づき始めたのだろう。山本夏彦が「汚職は国を滅ぼさないが、正義は国を滅ぼす」とどこかで書いていたと思うが、菅首相がクリーンさを強調するのは、独裁を正当化するための方便としてなのである。独裁を許さないためにも、ここで保守派がたじろぐことがあってはならない。

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