八十路徒然なるままに

かくて明けゆく空のけしき、昨日にかはりたりとは見えねど、ひきかへめずらしき心ちぞする。徒然草より

七十路徒然なるままに

2007年05月29日 20時35分40秒 | Weblog
十日ほど前、親戚の農家から、[ さなぶり ]が終わったからと、赤飯をいただいた。当方から、わずかな金子で、田植え見舞いをした。その返礼にいただいた。田植えの風景も様変り、宮中でのお手植えをニュ-スで見る。愛唱歌の[ 夏は来ぬ ]に「 さみだれのそそぐ 山田に 早乙女が裳裾ぬらして 玉苗植うる 夏は来ぬ 」と歌う。 [ さなぶり = さのぼり = 田植えが終わったあと、田の神を送る儀礼 ] と、大樹林にある。田起こしからずっ-と、田には神が宿っていたのだろう。農家の方々は神を送ってからは、収穫まで気象の変化に気を使い、平安な天候で、豊作を念じる。食べる小生などは、もっと作る人々に感謝するべきだ、赤飯をいただきながら感じた。
 
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