たまぁーに、ぺらぺらと、拾い読みした徒然草の、第七十二段に、「賤しげななるもの。―――。硯に筆の多き。――。」とある。本当に、たいしたものも、書けないのにと、笑ってている。下手の横好きだったころを、懐かしがって、むたまぁーに使っている。中学生時代の同級生の、交流誌を作っている。冊子に投句があるので、せめて感じがでるようにと、短冊や色紙に書いて、縮小をしたものを、掲載をしている。ひとりよがって、文字を表現するのに、墨痕鮮やかにとはならないが、穂先の硬軟を、使い分けている。表現の感じは、道具が良くなくては、駄目だっぺぇと、一本、三千円のもある。宝の持ち腐れにならないようにと、思っている。