「秋天一碧」-しゅうてんいっぺきー。ただ青一色の、雲一つない秋空のさま。小春日和のいい天気だった。北国の方では、雪が積もると報じている。冬は駆け足でくるようだ。車のタイヤーも、早めに冬用にしなくては、ならないようだ。画像の南天の実も赤い。なんてんは、「難を転じる」とか、縁起のいい、庭木なのかも。
早いものは、落葉している。木枯らしが吹けば、枯葉が舞うようだ。テレビでは、霜に注意と、報じている。「露往霜来」-ろおうそうらいー。露が降りる、秋の季節が去って、霜の降りる冬の季節が到来する意。日月が、早い早いと、思いながらすごしている。
山間部にあった、臨済宗のお寺の山門。山門の近くの知り合い宅で、お茶をご馳走になっていたら、和尚さんがきた。「臨済宗なのですねぇ」と聞くと、ずうーっと昔は、武士のかかわりがあったとか。葬儀の時の、読経が終わり、「くわっ」と、大声で、死者を送るという。死者と生者とが、互いに、現世の未練を断ちきるという、儀式だと話していた。この「くわっ」は、臨済宗の特徴だと言っていた。以前に一度、葬儀に参列をした時に、聞いた。びっくりしたものだった。臨済宗が、武士とのかかわりがあったのも、「くわっ」っというのを聞いて、そうなのだなぁと。画像とは、関係がないが、同じいわき市だが、この地区は、原発事故の影響で、放射線量が多いので、そこの土を剥ぎ、その汚染土の運び出しに、静かな山間を、大型車が行き交いをしていた。