春分だが、冷たい雨が、降り続いている。画像は、先17日の、閼伽井嶽薬師、常福寺の境内の、紅梅、満開だった。今日は、二十四節気の春分。太陽が、真東からのぼり、真西に沈む。春分点といって、太陽が、赤道を南から北へ通過する点という。二十四節気の表をみると、「二月中気」とある。なんか、陰暦からのように、思える。季節を感じるのは、旧暦のほうがいいと、旧暦礼賛している。「こよみと天文.今昔」をぺらぺらと読むと、「゛陰暦は、単に一部の人の、懐古趣味を満足させるだけのもので、暦法上の必要性は失われている」とある。太陽太陰暦は、4000年も前に、考えだされて、使用していた。まあ、ひとりよがっているので、いいべぇ。
同じだった。前掲の浄土宗の宗主、法然上人の宗歌が、本堂の前に、建立されていた。貰いものだが、我が家と縁があった。宝国寺は、彼岸の中日で、墓参りの人々で、賑わっていた。今日は、国民の祝日。春分の日は、「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」という。お彼岸は、仏事で、先祖の供養をする日という。ひがん=彼岸=向こう岸で、お先祖様の霊が安らかにしているという。向こう岸があるので、こちらの岸があり、こちらの岸は、娑婆の世界という。生、老、病、死の、四つの苦がある世界という。生きることも、苦。老いることも苦。病も苦。死も苦。現世には、楽がないのか。そうじゃない。「安」を考える方が、一番大切なのだろう。「安心立命」ということもある。「安」という字は、女が家の中にいる形という。極楽往生をして、向こう岸に往きたいと願う日でもあるという。あちこちと、拾い読みして、載せました。