八十路徒然なるままに

早稲田かりほすなど、とりあつめたる事は、秋のみぞ多かる。また、野分の朝こそをかしけれ。徒然草より

百四歳

2018年08月16日 20時51分32秒 | Weblog

九十三歳から、歩行困難の、介護になった。九十四歳には、脳梗塞になり、全介護になった。孫が、ケーキで祝った。ばあちゃんに見せると、ちらーっと見ただけ。話しをかけても、おしゃべりが出来なくなった。でも、ひとり語りはしている。見ていると、頭の中に浮かんでいる人と、「―――だぁ」とか、「そうだょ」とか、話しをしている。時々、にこにこ顔が、はっはっはっはっと、笑い声になる。楽しかったことを、思い出しているようだ。「ばあちゃんは、笑ってんのげぇ、怒こってんのげぇ」と、もらい笑いをして聞く。また、笑っている。誕生日の祝が、悲しみに変わる日が、必ず来る。一日一日が、延命させていると思っている。それにしても、在宅介護十一年かぁ。ブログのジャンルの介護をみると、もっともっと苦労をしている方がおられる。拝見すると、身につまされることもある。逃げ出すわけにはいかない。一番大変なのは、世話をしている妻。誰にも嘆くこともできない。そうそう、ケーキは、舌をならしながら、旨そうに食べた。でも、クリームが多かったのか、軟便になって、ちよっと心配している。

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お精霊さん送り

2018年08月16日 20時28分26秒 | Weblog

今日は、送り盆。十三日に、精霊さんを、迎い団子を供えて、入れた。十四日には、おはぎを、十五日には、ソーメンを、十六日は、送り団子を供えて、送りだした。迎え火を焚き、送り火を焚いて、盆の行事が終わった。当地方では、昨年のお盆の後に、亡くなった人の家に、線香をたむけに行く。近年は、近い親戚だけに行く。小生の歳になると、子息に、代変かわりしている。精霊さんを、送り船に乗せて、川へ流す、燈籠流しのだが、画像のように、一箇所に集めて、焼却する。当地方では、20日に、夏井川で、燈籠を流す行事がある。合わせて、花火大会もあり、夏の終わりの、風物誌だ。

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