八十路徒然なるままに

かくて明けゆく空のけしき、昨日にかはりたりとは見えねど、ひきかへめずらしき心ちぞする。徒然草より

積ん読、いわき市史

2018年10月03日 19時51分28秒 | Weblog

猫の額ほどの、空地がある。終戦時に、祖父が、かなりの農地を所有していたと、おぼろげに記憶している。そのほとんどが、無くなった。占領軍の政策によるものと、思っていた。暇つぶしに、いわき市史を、ぺらぺらめくっていた。第四巻、近代Ⅱの「戦後の復興といわき」に「農村、漁村の民主化と生産向上」がある。第一節、農地改革の実施を読むと、昭和13年―1938年―に、戦時体制での、国家管理の強化として、制定されたとある。戦争中は、改革されないまま、終戦になった。そして、戦後の占領軍による、日本民主化政策の一つとして、農地改革になったとある。無くなった農地の、経緯が分かった。空地の税金は、駐車場料で、まかなっている。空き地でも、わずかだが、利益はある。この空地で、生まれ育った兄弟、疎遠をしているいとこの、思い出の地でもある。先祖様に感謝している。


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