先祖からの、猫の額ほどの空き地に、屋敷神のほこらを建てた。祠は、春先に、買っておいた。祠は、祖父が建てたのが、朽ちはててしまった。春先に、土台を補強した。専門業者に頼のまないで、自分で、仕上げた。モルタルで固定するだけだった。先祖様に感謝の意味もあった。先祖様から受け継いだ両親は、つつましく生活をして、この場所と、もう一つの所を、賃貸しして、その料金を、手付かずに積み立てておいた。親の死後、積み立ててあった預金を、兄弟で、均等に配分をして相続をした。親からは、此の地は、幣束祭りはも忘れずにすることと、念を押されていた。井戸と屋敷神には、赤飯を供え、門口と井戸と屋敷神には、片幣とか、赤い幣束とか、両幣とか、意味があるようで、祭りをする。屋敷神は、隣地に接して建てるようで、祠の後ろは、隣地になる。