八十路徒然なるままに

のどかなる日影に、垣根の草もえ出づるころより、やや春ふかく霞わたりてーーー。徒然草より

玄関先に

2022年05月26日 12時38分31秒 | Weblog
以前にも掲載した。玄関先に掲げた。月曜日から土曜日は、ヘルパーさんや看護師さん、月に二回は、訪問医療の方々と、薬局の方が、訪れている。気分的に、季節の巡りを、感じてもらえればと思っている。在宅介護が終われば、掲げることも無くなる。写真は、閼伽井嶽薬師常福寺の、鐘楼堂。コロナ禍で、参詣はしていない。穏やかな日は、風の音も聞こえず、静かに静かに、参詣の方が、ごおぉぉーんと突いた鐘の音が、うぉーんうぉんうぉんと、余韻を残して消えていく。祈祷の大太鼓の、どぅぉぉーん、どぅぉぉーんも響き、本堂の中では、護摩木の炎が、あかあかと燃え上がり、真言の読経も伝わって、聞こえてくる。境内では、参詣の方の話声も、梢に消えていく。境内の広場には、ベンチが並んで、一休みができる。澄み渡った空の時は、街並みが一望ができ、遠く太平洋も見える。春には桜が、夏には暑さをのがれて、初秋には、大祭りがあり、祭りが終われば、一足早く色ずく葉を、初冬には、一年を振り返ったり、先々の事を思いを巡らせる。杉木立の中を、ミニ四国霊場の石仏が並ぶ道を散策して、こころを休ませる。

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