八十路徒然なるままに

早稲田かりほすなど、とりあつめたる事は、秋のみぞ多かる。また、野分の朝こそをかしけれ。徒然草より

徒然なるままに

2007年05月07日 20時53分38秒 | Weblog
「ひねもすのたりのたりかな」どっかで聞いたことば。連休4日、本や雑誌をかたずけていた。あっちでペラペラ、こっちでペラペラとめくつていたら、NHKの趣味講座、榊莫山、「書道に親しむ」の中に、ちょつとだが、「草野心平さんの書」とあった。それは、神戸の大通りに面した所に、智恵子抄の一節を、碑にして、寝そべっている。その書は天を仰いで、地をにらめつけている。と、あった。また別の冊子だが、30年も前のもの、随想なのか、心平が「私と書」と書いたの
を見つけた。
「18歳の時、上海行ったとき目についた看板の文字を、ゴテゴテしていて只只うるさいと感じた、しかし4年も居るとそれぞれ違って個性の上にたつての字であると自然にわかってきた。」。22歳で帰国した時、日本の看板字は、どれもこれも、没個性的で無味、下劣なものだ、と、書いたあった。詩人でありながら、書家でもあった。古今東西一番いい書家、中国では、顔真卿、日本では、空海。と書いてあった。

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