石井伸之の国立市議会議員日記 自由民主党会派所属

東京都国立市の若手?市議会議員(6期目)による日記です。国立市議会議員として国立市政の最新情報を伝えて行きます。

7月12日から15日の日程で国立市農業委員会としてロシアへ視察に行きました その5

2014年07月14日 | Weblog
 こんにちは、7月14日本日はハバロフクス市の近くにあるトーポレボ村で農園を視察しています




 続いてピヨートルさんとワジンさんの農園の隣にある、タチアーナさんの経営する馬場を見せていただきました

 こちらも村長が案内していただき、新聞社の方も同行しています

 視察する方が取材され、視察の様子が新聞に掲載されるそうです

 デジカメで写真を撮影しているところや村長の話を聞きメモを取っているところを、大きなカメラで撮影されているというのは微妙な感じがします。


 さて、タチアーナさんの馬場は、馬術コンクールに出場する為の訓練をする為の場所だそうです。


 他にはニワトリ、あひる、がちょうも飼育しており、近寄るとガーガー言いながら逃げて行きます



 頑丈なビニールハウスではきゅうりとトマトが栽培されていました。





 ただ、歩いていると、表面上は綺麗な草原ですが、地面はぼこぼこで急に足を取られ、何度か転びそうになりました。


 馬房には何頭かの馬がおり、デジカメを向けるとヌラヌラの唾液が一杯の口で舐められそうになりましたので、慌ててカメラを下げました。


 馬の唾液でデジカメが水没?するかどうかはわかりませんが、ここでデジカメが機能しないとなると、視察の記録が不十分になりますので細心の注意を払っていたことは言うまでもありません。

 ちなみに、馬を一頭預かると、15,000ルーブルの収入となり、一頭の馬は35万ルーブルほどで販売するそうです。

 次に羊を飼っている場所では、虫よけに煙を焚いています


 ハバロフクスに来て、虫よけスプレーが絶対に必要という意味がよく分かりました。

 常にアブやブヨが周囲を飛んでおり、最初は大変気になりますが、徐々に慣れてくると平気なものです。


 タチアーナさんの馬場を離れ、村役場で村長さんや新聞社の方と別れた後に、ガイドさんのダーチャ(農園付き別荘のことを指します)に向かいました。

 アムール川が氾濫して、周辺の道路もダメージを受けたらしく、道路はぼこぼこです。建物を見ると、洪水で水に浸かった部分が分かります。

 悪路を走ること10数分で、ガイドさんのダーチャに到着です

 すると、ガイドさんのご両親、奥さん、息子さんが出迎えてくれました。

 こちらで少し遅めの昼食をいただきます。

 色とりどりの家庭料理でもてなしていただきました

 ちょうどよい酸味の効いたピクルスは絶品でした。

 レストランでの食事も美味しかったのですが、家庭料理も最高です。

 特に自家製のジャムは、みんなで大絶賛しており、パンやクレープに付けて美味しくいただきました。

 家庭菜園では、トマト、きゅうり、じゃがいもなどを栽培しております。

 ロシアでは、冬期になると雪と寒さで作物が栽培できないので、夏のうちに出来るだけ多く収穫し、貯蔵するそうです。




 こちらは約600㎡の敷地となっています。


 無事視察が終わり、夕食は韓国料理をいただきました

 久しぶりに食べた、韓国料理は思いのほか激辛で、スープを飲んでもキムチやカクテキを食べてもむせてしまいます。

 7つ入りのマトリョーシカを1000ルーブルで購入しました。

 長女と家内のお土産に購入しました。

 あまり大きな声で言えませんが、マトリョーシカの中でも粗悪品があるらしく、安い物はそれなりの値段だそうです。
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7月12日から15日の日程で国立市農業委員会としてロシアへ視察に行きました その4

2014年07月14日 | Weblog
 こんにちは、7月14日農業委員会視察でハバロフクスに到着した石井伸之です


 寝台列車は余り疲れが取れませんでしたが、午前8時15分予定通りハバロフスク駅に到着です

 ウラジオストクからハバロフクスまでは770キロの距離があり、11時間をかけて走破したという事は、単純計算で時速70キロだったことが分かります。


 ハバロフ氏の銅像です。

 ハバロフクスは、この地域を調査に来たコサック部隊の隊長、ハバロフ氏の名前が由来となっております

 この地方には8民族が原住民として暮らしていましたが、どの国の土地でもなかったそうです。


 ちなみにハバロフクス市は、人口60万人、400K㎡で、冬はマイナス25度、夏はプラス25度という気候であることを教えていただきました。

 駅に併設されたファーストフードのお店で朝食をいただき、アムール川から中国国境の島、大ウスリー島を望む場所から、何故ロシアが境界確定を急いだのか、その理由を教えていただきました



 すると、アムール川に浮かぶ大ウスリー島は中国側より砂利だの廃棄物などを投入しており、、このままでは中国側の川の流れが堰き止められ、中国の半島になると考えられることから、ロシア側として境界線画定を急いだそうです。


 アムール川です。







 そして、今回の視察のメインである、人口1万5千人のトーポレボ村へ向かいます


 村役場に到着すると、村長を始め、村の合唱団による出迎えをいただきました。




 一番左の黒いドレスを着ている方が村長さんです。

 綺麗な民族衣装を来た少女たちが、歌と踊りを披露してくれました。

 こういった歓待は大変嬉しいものです。


 その時に頂いた、肉入りのパンが大変美味しく、絶品でした。

 それから、ピヨートルさんとワジンさんという兄弟が経営している農園に向かいました。

 牧草が貯蔵されています。

 今まで視察なのか旅行なのか分からないといった声が聞こえて来そうでしたが、ようやく農業委員会の視察になってきました

 まずは、じゃがいもを保存する場所を見させていただきました。

 気温は当日20数度はあると思いますが、中は夏でも10数度らしく、真冬でも3度以上をキープし、じゃがいもの凍結を防ぐそうです



 こちらでは42種類のじゃがいもを栽培しており、どの品種がこの地方に最適であるか、調査しています。




 写真の左側の方が、新聞社の方です。

 庭園では色とりどりの花が咲いており、木苺の実などがなっています





 また、何匹もの猫ちゃんが、かまって欲しそうにいるので、撫でてあげると喜んで腹を見せていました。

 猫好きな私としては、何時間も撫でてあげたいところですが、数分で立ち上がると、猫ちゃんは「もう終わりなの?もっと撫でて欲しいニャー」という顔で見られてしまいました



 ニワトリも飼育しております。





 次に巨大な農園へ向かいました


 この農園は30ヘクタールあり、国立市全体の農地が68ヘクタールであることを比較すると、その巨大さが分かります。

 二つに切った種芋を植えるのは、機械で行うそうですが、秋口は雨によってぬかるみが酷い時は機械が使えず、手掘りをするそうです




 ただ、その辺りは上手なシステムがあります

 そういったシステムかというと、ボランティアの方々が来て、1袋30~40キロの袋で5袋分掘ると、1袋はいただけるというものです。

 ちなみにじゃがいもは1ヘクタールで30トン収穫できるとの説明がありました。

 このようなスケールの大きさを目の当たりにすると、小川町の金子町議が話していたように、都市農業は品質に特化しなければ生き残れないというのが実感できます。

 その5へ続きます。

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