石井伸之の国立市議会議員日記 自由民主党会派所属

東京都国立市の若手?市議会議員(6期目)による日記です。国立市議会議員として国立市政の最新情報を伝えて行きます。

7月9日から7月11日にかけて自民党会派で視察へ行き、初日は富良野市で健幸ポイント事業を視察しました

2024年07月09日 | 視察報告
 こんにちは、各地域の先進事例を視察する中で国立市政発展に寄与したいと考えている石井伸之です。

 本日7月9日より7月11日までの3日間で自民党会派では視察へ行きました。

 初日の7月9日の視察先は北海道富良野市で、視察項目としては健幸ポイントについてです。

 一昨年に完成した富良野市役所は500名定員の市民ホール併設型です。

 富良野市は北海道の中心ということから北海道のへそと呼ばれています。

 へそということから「へそ祭り」を行って市を盛り上げています。

 キャラクター「へそ丸くん」はデザインマンホールカードにも描かれていました。

 市役所1階の目立つ場所にはデザインマンホールの展示がされております。

 こうやって新品同様の展示蓋が設置されていると、実際にどこに設置されているのか?探求心が湧いてきます。

 ベジチェックという機械があり、野菜をどれくらいとっているかを12段階の数字で見える化するものです。

 手のひらをセンサーに約30秒あてるだけで、簡単に推定の野菜摂取量を示してくれる機器となっており、食習慣改善の行動変容に繋げます。

 仕組みとしては、皮膚カロテノイド量をセンサーで測定しています。野菜(特に緑黄色野菜)を食べると、野菜に含まれるカロテノイドが体に吸収され、やがて皮膚にも蓄積します。

 そのため、皮膚のカロテノイド量を測定すれば、野菜摂取量を推定することができます。

 実際に測定してみると、6.4の数値が出て来ました。

 ベジチェック🄬は健幸ポイント事業と連動しており、1回10ポイントで月2回までとなっています。
 
 さて、視察では今副議長に挨拶をいただき、その後は富良野市保健福祉部保健医療課長より説明を受けました。

視察事項
健幸ポイントについて
1、実施に向けた経緯
2、利用者数や加盟店の推移
3、医療や福祉関係との連携
4、支出予算や補助金の状況と地域経済活性化状況
5、実施後、市民や加盟店からの反応

1、実施に向けた経緯
 富良野市では人口減少が進み2万人を切る状況となっている。人口減少が進んでも住民がそこに暮らすことで健康と生きがいを感じ安心安全で豊かな生活を送ることが出来るまち「健幸都市(スマートウエルネスシティ)」の実現を目指している。そこでふらの健幸ポイント事業はその取り組みの一つとして実施している。

2、利用者数や加盟店の推移
令和3年度に実施した「おまかせeマネーを活用したデジタル健幸ポイント実証実験」
参加者388名
本登録217名
目標達成144名
協力店舗32
決済金額129,443円

ふらの健幸ポイント事業
利用者令和4年度
募集500名 参加者292名 千ポイント獲得者189名

利用者令和5年度
募集500名 参加者453名(継続284名、新規加入169名)千ポイント獲得者309名

利用者令和6年度
募集600名 参加者600名(6月末現在継続400名、新規参加者200名)

3、医療や福祉関係との連携
特になし

4、支出予算や補助金の状況と地域活性化状況
実証実験
令和3年度にNTT東日本の実証実験として実施したので支出等はなし

ふらの健幸ポイント事業
事業導入時
デジタル田園都市国家構想交付金採択
事業費総額14,089,564円

ポイントが千ポイント当たり千円で使用可能な商品券と交換可能となっている。概ねスーパーでの生活費の一部となっている模様。

5、実施後、市民や加盟店からの反応
 運動習慣を身に付け、スマホで運動記録をつけることに興味を持つといった、事業を通じて運動習慣への関心が高まった。

 令和4年度より健幸ポイント事業のデジタル化を実施、業者選定には公募型プロポーザル方式により㈱タニタヘルスリンクの協力を得て活動量計の購入や健康づくりサイクルを定めた。

 ふらの健幸ポイント事業への参加方法は活動量計を千円でレンタルする方法とスマートフォンでの参加があり。

 活動量計はローソンのロッピーなどの機械で定期的に情報を転送する必要がある。スマートフォンはボタン一つで情報転送可能。

 参加者を増やす為に当初は苦労したが、実際に商品券を受け取った方が口コミで広げると共にお友達紹介50ポイント5名までの制度も功を奏した。

 しかし、地元経済団体とデジタル地域通貨の導入に向けて協議を重ねたが不調に終わり実装には至らなかった。
 その理由としては紙の商品券に対する高い信頼感があるとのこと。

 国立市ではデジタル地域通貨を本年令和6年10月に本格実施する中で、今後の健康ポイント事業を検討する形となっています。

 しかし、富良野市ではデジタル地域通貨実施以前に、健幸ポイント事業を実施しています。

 卵が先か?鶏が先か?の議論ではありませんが、どちらにしても健幸ポイント事業が富良野市民の皆様に受け入れられ、歩くことによる健康増進等に寄与していることが分かります。

 国立市でも健康増進に関する様々な健康ポイント付与に向けて訴えて行きます。
 富良野駅構内の様子です。
 富良野市議会の議場です。
コメント
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